■天国に一番近い男■ TBS金9 (1999/1/8-3/19)

※ 日付順の日記から、このドラマの分だけを抜き出してまとめたページです。 ※

「天使らしくない天使」というのは一種の流行りだけど、それにしても高テンション天使:陣内孝則はイイね!　天使だからと言って変な CG 合成とかじゃ無いのもイイ。四郎(松岡昌宏)はメガホン屋のオヤジ(笑福亭鶴瓶)を救ったけど、「感動させたから」救えたんじゃなくて、「呆れさせたから」救えたというのも、よかったかも。
毎週試練を乗り越えるというパターン、飽きさせずにどう見せてくれるのか楽しみです。

小春ちゃん(奥菜恵)を助けたい一心で、不倫荷物奪回に志願した四郎(松岡昌宏)......荷物を積んだ「88トラック」に何度も出くわすのは神様の配慮かもしれないが、優柔不断さが裏目でなかなか荷物を奪回できない。見ていてちょっとイライラした。でも、最終的に四郎は自分の力で荷物をゲットしたので、スッキリしたよ。(^o^)

四郎に駆け寄った小春は、倒れ込む勢いでキスされてしまうが、その後の「キャーヘンターイ! (+ ビンタ)」というリアクションの適当さが、何とも言えず良かった。

「命題なんてどうでもいい!」と宣言した四郎(松岡昌宏)......本当に「他人のため」となることを望むその姿勢に「成長」を感じて大感激! (ToT)　鞄屋との取引継続条件として「ピアノで 1回も間違わないこと」を提示されても、四郎は一言も文句を言わなかった。(ToT)　サトル(窪塚洋介)の指示で「手」を暴行され、警察に連行され投獄されても、四郎はまだメゲず、牢の床にチョークで鍵盤を描き練習を始めた。そこに有名な老ピアニスト(藤村俊二)が居合わせたのは神様の計らいか?　翌朝の出所時、「大丈夫、弾けるよ。」という老ピアニストの一言が良かった。視聴者にも安心感をもたらしたねー。

ギリギリでパーティー会場に到着した四郎、練習で必ず失敗していた箇所も、天童世死見(陣内孝則)の言葉とガキのパチンコ玉のおかげでクリア、抱きついて来たのが老婆(社長の母)だったというオチも見事で「やられた!」という感じでした。

実は料理が得意だったり、最初は下手だった鞄づくりもすぐに上手になったり、ピアノをあっという間に修得したりと、隠れた多才ぶりを発揮している四郎......「即死亡」という無謀な命題もプラスに働きまくっていて、見終わるとスッキリ!　堕天使:天童のモノローグへのツッコミやビデオでの会話等、天使ならではのふざけぶりも楽しいし、今のところ今シーズン一番面白いドラマであると言えるでしょう!

前回「一番面白いドラマ」と書いてしまったオレの立場は......(-_-;)　芝居の犯人が本物だったという安っぽさは何とか許せるにしても、まさかこのまま、植木さん(斉藤洋介)はほったらっかし!?　TV ドラマって、こういうバラツキが怖いよねぇ。(と自己フォロー(^^; )

先週めざましい成長ぶりを見せた四郎(松岡昌宏)が、すぐ自信過剰になり横柄になってしまうという展開自体はいいと思ったんだけど、その描き方がねぇ......神様もお疲れ?

次々と守れない約束をし、残された時間の少なさに焦る四郎(松岡昌宏)。このまま全てうやむやに終わったら、先週のつまらなさが再び......と焦るオレ。(^_^;)　しかし、あと 5分の所で、天童世死見(陣内孝則)の感動的なお説教があり、全ての約束は神の力で無意味化したり好転したりと決着していった。ヤクザさん用の「天童よしみサイン」も無駄にならず、全てにキチンと決着はつけられた......とりあえず、ホッとしました。(^o^)

四郎(松岡昌宏)は、天童世死見(陣内孝則)との出会いをきっかけにして自分を変えられたこと、そして何より、天童と過ごした日々が楽しかったことに、本当に嬉しさを感じているようだね。いよいよタイムリミットという時に「命題はもういいよ。最後なんだから思いをぶつけてこいよ!」と天童に告げる思い切りの良さには、ポジティブな「どうせ星人」ぶりが出ていたと思う。もともと肝のすわったヤツだったんだねきっと。

サトル(窪塚洋介)と麻人(池内博之)の殴り合いは、どうしても GTO を思い浮かべてしまったなぁ。雷が鳴り響く中、「キャー!」と逃げ惑う小春(奥菜恵)のはっちゃけぶりは良かった。(^o^)　しかし、麻人が四郎に、友達以上の感情を持っていたとは......(^^;

四郎(松岡昌宏)は怪我させられるし、本命の麻人(池内博之)とサトル(窪塚洋介)は負けるし、本当にこのドラマは、ギリギリまで状況を悪化させるねぇ。暴行までしといて、社長の父に投げられただけで済んだボンボン息子。あれで心を入れ替えるとも思えないが......かたやサトルは、最近心入れ替えモードだね。(^_^)

「男とキス」と聞いた瞬間から、相手は絶対に麻人(池内博之)だと思ったけど、人工呼吸ねぇ。心停止が人工呼吸で治るとは、よっぽど唇に熱がこもっていたんでしょう。(^o^;)　命題を追加した神様も、手加減したみたいですね。

3人の優秀な兄達が、汚いことをしていたってか。うーん......でも長男には、少しは良心の呵責があったというか、少しは弟:四郎(松岡昌宏)を気にかけてたというか。うーん......なんかどうも、納得いかないなぁ。松岡ルパンといっけい銭形は、似てて良かったけど。サトルくん(窪塚洋介)はすっかりいい人モードだね。

次男役:デビット伊藤は、なんかいっつもひどいヤツの印象があるねー。必要以上にひどいよ。(-_-;)

ヘビ毒用の血清が 1人分しかないと知った四郎(松岡昌宏)......
　　　　「一番簡単な選択だよ。早く小春ちゃんの所へ持って行こう。」
その迷いの無い選択に、ちょっと感動した。全体的にマンガチックで、細かいディテールをツッコみだしたらきりがないけど、分かり易い展開とスッキリとした結末にはマルをあげよう!

四郎はまた、麻人(池内博之)の愛に救われたねぇ。百科事典選択も正しかったってことね。
サトルくん(窪塚洋介)は「いいひと」になりすぎて、存在感が希薄になっちゃった気がするけど......

警察の人、よく調べてたねー。社長の「僕はねぇ、社員を信じるよ!」に、ちょっと感動。取り乱す小春ちゃん(奥菜恵)は、結構お気に入り。(^_^)　殺人犯役:岡本健一くん、あいかわらず人生踏み外してるねぇ。しかも薔薇だなんて......うれしいよ。(^o^)

なんか断片的な感想しか書けなくて、スイマセン。m(_ _)m

「神様ぁ〜!!」と空に叫ぶ天童(陣内孝則)。天国への帰還の道連れは、自分本位な人間達に歪められてしまった殺人犯(岡本健一)。彼には魂の休息が必要でしょう......そして天童の記憶は、四郎(松岡昌宏)とカメさんにだけ残った......天童が去った「その後」に、十分に時間をとっていたのが良かったです。(^_^)