■渡る世間は鬼ばかり(2/4)■ TBS木9 (1999/1/7-3/25:継続中)

※ 日付順の日記から、このドラマの分だけを抜き出してまとめたページです。 ※

かかさず見てますけど、今後の日記は「特になし」で行くかも。(^^;

今回は、タキさん(野村昭子)失踪話。橋田壽賀子は出演者が気に入らないと追い出しかねないから、登場人物が失踪すると、視聴者の不安感はフツウのドラマよりすごいんですよねー。(^^;　取り敢えず今回は戻ってきそうだけど。

自分の嫁姑問題に岡倉家を巻き込みたくないという思いから「おかくら」を辞めたいと申し出るタキさん(野村昭子)......店的には困るのに無理に止めようとしない大吉父さん(藤岡琢也)だったけど、辞めた後も働き口を探すつもりだと判った瞬間、
「なら『おかくら』で働いてくれ!　巻き込まれてもわたしゃ構わない。みんなでタキさんを守る!」
とキッパリ!　うーん主役って感じだねー。(^o^)

タキさんの「天涯孤独」の謎がわかりましたね。息子が 3人もいるとか。当然、嫁も 3人......誰が演るのかなー? ってまだ出てくると決まった訳じゃないけど。出てきたら、よりヤヤコシくなりそう。(^_^;

息子ベッタリ泣き虫長女:弥生(長山藍子)......こんな母さんやだなぁ。ていうかウチも危ないけど。(-_-;

息子依存母:弥生(長山藍子)は、自動車修理工で働く息子が自分に断りなく入籍していただけでもショックで飲んだくれたのに、いざ息子を訪問してみると、入籍した妻は妊娠 6ヶ月、しかも父親は息子じゃないと知って自暴自棄となる!

その一方で夫(前田吟)は、この騒動が他人事でもあるかのような気の抜け方。妻:弥生は 「もう何のために生きているかわからない!　別れる!　おかくらに戻る!」 まで言い出す始末。(-_-;)　岡倉家長女のくせに、いい歳のくせに、そのダダのこね方はまるで子供。困ったもんだねぇ。「長女は働き者だけど子供っぽい」ものなのかなぁ。＞ウチの母。でも弥生にくらべるとウチの母はよく×△□×○◇×(検閲済)。

仕事依存妻:長子(藤田朋子)は、超楽天的性格もあってか、夫:英作(植草克秀)が溜め込んでる不満に全く気付いてないし......英作は幸楽を訪れ、いつもの下手な酔っぱらいぶりで飲んだくれてるし......(^_^;)

この離婚危機な二人にくらべれば五月(泉ピン子)なんて、子供は親元でまっとうにやってるし、姑:キミ(赤木春恵)はイジワルだけど分かり易いしで、まだ平和なほうなのかもね。

怒濤の嫁姑問題は嫁だった人間が姑側となり、第二の局面に突入!　大吉父さん(藤岡琢也)は次から次へと問題を持ってくる娘たちに困り顔。「節子(山岡久乃)ならどうしただろうなぁ」なんて考えてるんでしょうね。

自分がしてきた苦労に対して「そばにいる」ことで報いて欲しがる弥生(長山藍子)なのに、息子は勝手に結婚、娘はつれない態度、その上、姑さんまでが家を離れ老人ホームに行くことを決めてしまった。残るは、別れたいと思っている夫(前田吟)のみ......弥生さん、早く子離れ & 姑離れしようね。(^_^;)

子供依存の弥生(長山藍子)や仕事依存の長子(藤田朋子)にくらべると、「渡る世間」の子供達ってしっかりしてるよねー。亡くなった母:節子さん(山岡久乃)がしっかりしすぎてたから、5人娘は甘えん坊に育って、甘えん坊な母を見ているから、逆に子供達はしっかり育ったのかな?　それともやはり、橋田壽賀子さんに鍛えられたのか? (^_^;)

姑:ハナは、良(前田吟)・弥生(長山藍子)夫妻の不仲を心配し、自分が老人ホームに移れば二人のコミュニケーションも深まるはずだと気遣った。なのに二人は「これでもう何もなくなった」と離婚の勢い。実家(おかくら)に帰って駄々っ子ぶりを発揮している弥生もどうかと思うが、夫:良が弥生を責め立てていた様子は最悪。(-_-;)　会社で部長の良は、心配して訪問してきたタキさん(野村昭子)にも「弥生が別れると言うなら止めません」なんて大人ぶってるけど、その意地の張り方は、やはり子供。夫婦揃って子供だね。長男 & 長女だからかも......

次回、無断入籍 & 妊娠の息子夫婦が心配して良の元に帰省、またひと騒動ありそう!　姑:弥生発動か!?　でも、息子の嫁さんは、言葉遣いは悪いが性格はサッパリしているし他人思いに見える。地に足の着いた息子夫婦に刺激されて、良・弥生夫妻に変革が訪れることを祈るよ。

かたや長子(藤田朋子)は、先週のタキさんのアドバイス通りに英作(植草克秀)フォロー作戦を敢行!　自分の仕事の収入が減っていることにして、「お小遣いは減らすけど、毎晩夕飯作って待ってる」「英作の給料だけが頼りなの」と持ち上げ、娘と一緒の節分豆まき・夫婦水入らずデート等、コミュニケーションも活性化!　英作は突然の変わり様に驚きつつも、「お世辞でもうれしい (^o^)」と夫としての自信を取り戻した。

長子は岡倉 5人姉妹の末っ子だけど、裏表の無い性格だし、他人からの指摘も納得すれば素直に受け入れ即実行に移すし、しっかりしてるね。本で調べてみたら、一人目のダンナとは死別しているらしいし、楽観的に見えても意外に苦労してるんだねー。

※はじめに: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※

文子(中田喜子)に対してやたらと優しかったムナカタさん(井上順)。当然文子は「ムナカタさんったら、アタシのこと好きなのねっ! (*^_^*)」状態だった。でも、親身になってくれたその訳が「高橋(三田村邦彦)に頼まれたから」だったとは!　「もう二度と、ムナカタさんには逢いたくない!」と叫ぶ文子の言葉は、ムナカタ姓が滅多にないだけに、自分にもグサグサきたよ。(^_^;)

ムナカタにふられるわ、息子は別れた夫:高橋の所に入りびたるわで、仕事さぼってメソメソしてる三女:文子(中田喜子)。夫の元を離れ実家でダダコネ放題の長女:弥生(長山藍子)。仕事の忙しさにかまけて主婦業が手抜きな二人は、お互いの怠慢ぶりを偉そうに注意し合ってる。今は二人とも実家で、大吉父さん(藤岡琢也) & タキさん(野村昭子)に甘えまくってるくせに。「目くそ鼻くそを笑う」とはこのことだね。(-_-;)

弥生に替わって主婦業を完璧にこなしているのは、息子の嫁で茶髪な佐枝さん。飲んだくれの父でメチャメチャな家庭に育ち、妊娠したのにふられたという苦労人は、話してみれば実に気持ちのいい人物。多忙な主婦業さえ「こんな生活が夢だった!」と幸せそうだし、ダンナの恩には全身全霊で報いる覚悟を持っている。「そんなヤツいるかい!」と思う人もいるかもしれないけど、まるで瓜二つな夫婦を私は知っている。それも結構身近に。

長セリフも完璧、初対面時の愛想のなさも自然な、佐枝さん役の若手女優は誰だ? と調べたら、馬渕英里何さんだったとは! なるほど。長髪ヅラで全然気付かなかったよ。(^_^;)

※再び: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※

心地よいセリフのシャワー......視聴後の、この満足感はどうだ!　(-_-)ンー

以前の日記で「ビバヒルよりビバヒルらしい」と書いて、自分でもなぜそう思ったのかわからなかったけど、今日わかったよ。登場人物がみんな、日本的な「言わなくてもわかるでしょ」をしないからなんだ。相手に伝えたいことは、全て言葉にする。だから、他のドラマではありがちな「不慮の思い違い」が起きない。嫁だ姑だとゴタゴタしているのに何故かスッキリと見れてしまう秘密は、ここにあったんだ!

会社のドラマ仲間:石川くんによると、橋田壽賀子さんはラジオドラマな人だったらしい。画面を見ていなくてもストーリーがまるわかりなのは、そのためだったみたい。ながら見してても十分楽しめる「渡る世間」は、ドラマ好きのオアシスであると言えるねっ!

は!　内容について一言も触れていない!　まぁいいや。(^^;

※三たび: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※

母:本間常子(京唄子)の再婚に、訳もなく反対する息子:英作(植草克秀)。再婚希望相手の医師:神林先生(愛川欣也)を交えた食事の約束も、黙ってすっぽかし、幸楽で飲んだくれる始末(いつものヤツね ^^;)。子供時代の母再婚話なら複雑な気持ちもわかるけど、もう独立して親離れしてるんだから、祝福してあげればいいと思うんだけど......

「息子は母親に、特別な想いを持っているものです。」とは、当の神林先生の言葉。幸楽店主:勇(角野卓造)も「オレもかあちゃん(赤城春恵)が恋人なんかこさえたら、大反対するね。」と同情ぎみ。そんなものなのかなぁ。両親が年老いて、父が先立って、母が再婚すると言い出したとしたら......全然想像できない。やっぱり英作のように思うのかなぁ。

仕事だけを張り合いに生きてきた長女:弥生(長山藍子)と三女:文子(中田喜子)......今回なぜか二人とも、働いていた店を辞めなければならない状況に陥ってしまった。二人とも、父:大吉(藤岡琢也)に「雇って」「お金貸して」と援助を乞うが、大吉は突っぱねた。大吉父さんって、結構厳しい人だったんだねぇ。心の中ではいつも、娘たちのことが心配でたまらないのに、本人達の前ではこの厳しさ......凄いねぇ。偉いねぇ。

※四たび: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※

文子(中田喜子)に呼び出されたムナカタ(井上順)は、文子の別れた夫:亨(三田村邦彦)を連れてきた!　「オレの身にもなってほしいな。こんな割に合わない役目、もうたくさんだよ。二人で勝手にやってくれ。」等と終始悪態をつくムナカタ。丁寧なですます調のやさしいムナカタさんはいずこ!? (^o^;)　二人の気持ちがどちらもよくわかるから、二人が揃った場所では言葉が見つからず、つい悪態をついたのだと思いたい。さらには、文子とやり直したいと願っている親友:亨の前で、文子を好きになりかけている自分の気持ちを抑えるため?　さすがに邪推しすぎか。(^_^;)

まぁいずれにせよ、ムナカタの計らいで、文子 & 亨 & 息子:望が一緒に過ごす時間も出来たし、お互いが意地を張らずに話し合えるようにもなったし、よかったよかった。

かたや、すっかり「どうせ星人」と化してしまった弥生(長山藍子)。四郎を見習ったらどう? (^_^;)　夫:良(前田吟)の無断外泊先が「おかくら」だったと知って「だったらどうして一言連絡してくれなかったのよぉ」と問う弥生に対して、「まさかお前が良くんのこと心配してるなんて、思ってもみなかったもんなぁ」とイジワルする大吉父さん(藤岡琢也)がナイス。(^o^)　その直後の「朝飯、まだなんだろ?」という優しさにも良かったねー。

一方、幸楽では、ウソ混じりでスキーツアー参加にこぎ着けた愛ちゃん(吉村涼)が、少し後ろめたそうな表情。ナレーション(by 石坂浩二)も、ただでは済まない雰囲気。(-_-;)　どうなることやら。

※五たび: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※

「ちょっと早いけど、母さん(長山藍子)の誕生日を祝いに来たんだ」と、突然実家に戻ってきた息子:武志(岩渕健)と娘:あかり(山辺有紀)。夫:良(前田吟)が仕事帰りに買ってきた異例のバースデーケーキを囲んで、親子揃っての一体何年ぶり? な食事です。あんなに難しく考え込んでいた母:弥生(長山藍子)の気持ちはいっぺんに氷解。夫と二人きりな生活に意義を見つけたみたい。こういう細かいセレモニーをちゃんとやるだけで、人の絆は深くなるものなんですねー。(-_-)ンー

やるな子供たち!　と思っていたら、なんとタキさん(野村昭子)のさしがねだったとは!! (^o^;)　うーん参りました。m(_ _)m

「太郎(船越栄一郎)と別れさせられるかもしれない。そしたら今度こそ、葉子さん(野村真美)に太郎と一緒になって欲しい。」と言いにきた、太郎の妻:美智(一路真輝)。でも葉子は、毅然とした態度で美智を叱咤し、「太郎のこと愛してるんでしょ?　『太郎を愛しています。でも今は、実家の母の看病をさせてください。』と、わがままを通しなさいよ。」と力づけます。別れさせて葉子さんを嫁に...とたくらんでいた太郎の母(草笛光子)に対しても、「長い目で見てください。自分の母の看病をする嫁です。将来あなたにも優しくできる人です。」と説得。

「今の自由さが最高。家族なんて邪魔なだけ。結婚する気はありません。」と言い切る葉子......抑えている気持ちがない訳ないけど......今の彼女にとっての、ベストな決断なのでしょう。身につまされる女性も多いかも!? (^_^;)

ウソ混じりでスキーツアーに参加した愛ちゃん(吉村涼)。何事もなければめでたしだったのに、やっぱり事故っちゃったのね(バスが)......(-_-;)

※六たび: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※
※四十九日にはちょっと早いですが、シーズンの切れ目ということで、これぐらいにしておきます。※

夫:良(前田吟)と二人きりの生活に意義を見出したものの、持て余す時間のやり場がなかった弥生さん(長山藍子)......老人ホームに行った姑:ハナを訪ねても、戻る気は無さそう。そんな折、おかくらで神林先生(愛川欣也)に会い、訪問介護という仕事への道を見出します。看護婦経験と姑の介護経験が活かせまくるし、もうバッチリ!　弥生さんトコはこれで一段落だねっ! (^o^)

五月さん(泉ピン子)トコは、愛ちゃん(吉村涼)ウソスキー問題ですったもんだ。幸楽を訪れた英作(植草克秀)の泥酔も見れずじまい。残念。(-_-;)　邦子(東てる美)が付き合ってる男[名前失念 m(_ _)m]まで絡んで、またひと騒動ありそうだぁ!　はぁ。

文子さん(中田喜子)トコは、なぁんかやたらといい雰囲気で平和です。別れた夫:亨(三田村邦彦)との再婚もアリか?　タキさん(野村昭子)もけしかけてます。(^_^)

葉子さん(野村真美)は設計コンクール入賞を喜び、酔って他人の夫:太郎(船越栄一郎)に抱きつきまくってる。太郎もまんざらじゃない顔だし......(-_-;)　「太郎と結婚する気はない」と宣言した先週の度量はどこへやら。絶対また問題発生だ。(^_^;)

長子さん(藤田朋子)トコの話題は、神林先生と結婚したい姑:常子(京唄子)の「色ボケ」ぶり。人柄も確かめずに神林先生を毛嫌いする英作。神林先生自身が英作の気持ちを理解してあげているのが泣かせます。息子である英作が「この色ボケ女!」呼ばわりした時には「言い過ぎじゃ...」と思ったけど、その後に長子たちが見た光景はまさに......あの歳で「キャー!」　抱きっ!　ホッペにチュー(^з^) だもんなぁ。

大吉父さん(藤岡琢也)は、よく娘たちに偉そうに説教するけど、あまり説得力がないことに気づきました。(^o^;)　何かあると必ずやってくる娘たちも、いいアドバイスを聞きたいなんてちっとも思ってないことでしょう。必ず「おかくら」に居て、影ながら心配してくれているという存在感が、何者にも代え難いんでしょうね。

2時間スペシャルであっても、回想シーンで水増しする必要もないほど豊富な話題!　何も感想が出なくても、事実関係を列挙するだけでこんなに書けてしまうドラマ雑記! (←じゃぁ書くなって)　今後の展開も目が離せません......