ラインナップ(2002/7/2(火)時点): 【水】■ウェディングプランナー 【木】■渡る世間は鬼ばかり■眠れぬ夜を抱いて■ビッグマネー! 〜浮世の沙汰は株しだい〜
途中リタイア: ■空から降る一億の星(4/22放送 第2話まで)■天国への階段(4/22放送 第3話まで)■First Love(4/24放送 第2話まで)
最初から見ない: ■整形美人。■春ランマン■ごくせん■しあわせのシッポ■夢のカリフォルニア■ゴールデンボウル■ヨイショの男■21時・22時台以外■時代劇■NHK
以下でタイトル右の「KW: xxx」は、各話を思い出すためのキーワード(muna用)です。
※ 2002/7/1(月)以降の放送分は 別ページ です。 ※
葉子(野村真美)の元婚約者・太郎(船越栄一郎)曰く「宗方(井上順)はとんでもないヤツだぞ。」
なんでも、宗方さんの経営する会社は借金しまくりで火の車らしい。うーん......とりあえず、「ムナカタは酷い」とか「ムナカタはダメ」とかって言うのは、なるべくやめてくんないかなぁ。何か自分のことを言われているみたいだから。(苦笑) ちゃんと「宗方直之は」って言って欲しいよ。無理だろうけど。
状況が落ち着いていたから気にしていなかったけど、家を出て配管工事屋で修行中の息子・隆(田中恭兵)と母・邦子(東てる美)は、ずーっと連絡を取り合わないまま 1年も経っていたんだねぇ。で、邦子は頑張り続けている隆に根負けして隆を認め、彼の誕生日をきっかけに「仲直り」しようと、幸楽での誕生パーティを企画。この辺の、息子に会いたいけどでしゃばっちゃいけない、という思い遣りはなかなか。そして無事、二人は「隆!」「母さん!」と抱き合うことができた。ちゃんと二人とも、相手への思い遣りがあり、自分を思う相手の気持ちもわかっていた。良かった良かった。
加奈(上戸彩)の方は、ついに警察沙汰に......どうなることやら。
俺に渡オニを紹介してくれたのは Iくんだけど、もちろん奥さんも娘さんも渡オニを見ているらしい。その娘さんに、最近は英会話のビデオとかを見せていたりもするらしいんだけど、娘さん曰く「大きくなったらヒナ(大谷玲凪)みたいにお勉強できるようになるんだ。お医者様になるんだ。」だそうで。(ちなみにヒナとは、英作(植草克秀)と長子(藤田朋子)の娘で、祖母・常子(京唄子)が医者にすべく英才教育をしている幼稚園児です。) うーん、渡オニの影響力恐るべし! (笑)
空砲で始まり、空砲で終わるってか。やるなぁ、葛井(古田新太)。
牛島(中丸新将)も山路(筧利夫)も、空砲なのにぶっ倒れて気絶していたけど、案外そういうものなのかもね。
人間の先入観って強いから。下手すると銃声だけでショック死してしまうのかも。
牛島と山路にとっては痛烈な皮肉というか。大出類子の感じた恐怖を初めて痛感したんじゃないかな。
欧太(仲村トオル)と進藤(田辺誠一)だけでなく山路までもが、大出類子に囚われていたんだねぇ。
殺して初めて「自分だけのものになった」だなんて......恋愛感情って、ホント諸刃の剣。
犯罪者たちに対して「救い」って言うのもどうかと思うけど、3人とも妻が救いになってくれたねぇ。
熱田(大杉漣)にも妻・美琳(りょう)が救いだったし、「夫婦愛」がこのドラマのメインテーマだったのかも。
ただ牛島については、妻・佳代(田島令子)は救いになってくれそうもなかったけどね。ま、死んだからいいか。(笑)
うーん、俺はどっちなのかなぁ。
警察に連行されていく欧太を見送る悠子(財前直見)のモノローグ。
「ピーンと張った彼の背中が、私は好きで溜まらなかった。」
本当に愛しているんだねぇ。俺は猫背だからダメかも。(苦笑)
隣に居た仲村トオルさんが背が高かったからなのか、このドラマでの財前直見さんは、ものすごく可愛く見えたなぁ。
前髪を下ろしていたからかなぁ。同い年なのにね。って俺が老けてるだけか。前髪自体が無いし。(苦笑)
テルコさん(八千草薫)が小塚さん(植木等)のことを思い出して「泰平さん」と言ったのは、予想していたこととはいえ嬉しかったね。
ウィンザー銀行のケント(宇梶剛士)も、悪く言えば白戸(長瀬智也)に買収されて、まつば銀行を裏切っていたんだねぇ。
香港に白戸の友人としてケントが現れたときにはビックリしたよ。
まつばの株価不安のときに合意条件として「万一のときは吸収合併」を付け加えさせたのも、白戸の入れ知恵だったんだろうね。
すべてが済んだあと、ケントは白戸と握手して「安い買い物でしたよ」だって。
相続保険の被害者への手厚い対応や無謀なリストラの撤回を承諾していたけど、
それだって欧米なりのビジネスライクな判断なんだろうな。
まぁどんないきさつにせよ、生まれ変わった銀行が、関根さん(近藤芳正)がのびのびと働ける職場になったのは良かったけどね。
このドラマが面白かったのは、やはり敵の山崎史彦(原田泰造)がちゃんと「敵」だったから。
このドラマの本当の主役は彼だったと言ってもいいよね。
白戸の攻撃をなんとか乗り切ってみせたり、銀行のトップから容赦なく切られてヘナヘナとへたり込んだり、屋上でまだ負けを認められずに妄想に耽って叫んでいたり、白戸に殴られて怯えたり、最後に力の無い笑顔を見せていたり。どれをとっても印象的でダイナミックで心を動かされるシーンだったよ。
とにかく、「悪の象徴である山崎が自殺」といった陳腐な勧善懲悪じゃなくて良かった。
白戸がやったことがハッキリと「犯罪」だったのも良かった。
4年後の街で、白戸がまた山崎らしい人物とすれ違ったのを見て、なぜか嬉しくなったし。
もちろん、彼が心を入れ替えたのかどうかは別にして。
ていうか、心のどこかでは、「また白戸の敵になって暴れて欲しい」と願っていたりして。
トオル(ユースケ・サンタマリア)は自分のためだと優柔不断だけど、身近な人のため、今回で言えば拓くん(神木隆之介)のためだと躊躇無く大胆な行動に出るんだよね。屋根に上ったりとか。そんなトコが、自分みたいで好き。(笑) ←と言うほどいいヤツじゃないだろ
加奈子(飯島直子)の元夫・友之(原田龍二)の行動も、本当に拓くんの将来を心配してのことだったんだね。トオルが拓くんの父親になってくれるとハッキリしたら、潔く身を引いたし。ていうか、友之の登場によってゴタゴタしたおかげでトオルと加奈子が結婚することになったんだから、彼は二人のキューピットでもあるんだよねー。
響子先生(高橋ひとみ)のクリニックも無事に終了したみたいで。でもたぶん響子先生のことだから、やっぱり騙されてて破局しちゃうと思われ。(笑)
各生徒たちへの贈る言葉は、当たらずとも遠からず。例えばトオルに対しては「プロポーズとビデオの返却はお早めにね。」 ま、こういうのって雑誌の占いと一緒で、誰でも何を言われても少しぐらいは思い当たるフシがあるものなんだけど。
トオルのプロポーズを受け入れる加奈子の言葉が秀逸だった。「バツ2にしたら殺すわよ!」......うーん、この二人に象徴的な感じ。(笑) 結婚しても、相変わらず口喧嘩(ていうかトオルがやられっぱなしだけど)をしているんだろうな。ウチみたく。
美咲(木村佳乃)と純(阿部寛)も、結婚することになったみたいだね。「出来ちゃったから仕方なく」とかいうのではなく自然に運命を受け入れる感じだったのが良かったかな。
ギターに自分の将来を見つけて「音大を目指す」と言い出した望くん(冨田真之介)は、母・文子(中田喜子)と大衝突。趣味ならいいけど仕事にするのはダメだ、ちゃんと普通の大学を出て普通に就職するのが一番なんだ、と文子。確かに一番無難なんだけど、今どき学歴があっても将来は保証されないのにね。俺を見てもわかるように。(苦笑) 夢を見つけたんなら、(縁起でも無いけど)失敗するまでやらせればいいじゃん。むしろ失敗こそが人間を強くするんだし。
なぜか日本に帰ってきた父・亨(三田村邦彦)が、望くんが送ってきた手紙に感動したとのことで大賛成。良かったね。さらに亨は、「望がこんなに立派になったのは文子のおかげだよ。」とフォローも忘れない。(笑) まぁ実際、頼りない母を支えなきゃという思いが望くんの自立心を育てたし、母の頭の固さが反面教師になったんだけどね。
身近な家庭においても、「子供をスパルタ教育する」宣言をしている母親が居たり。
学校で勉強についていけないなんて「もってのほかだ!」とか。
尻に敷かれまくりの旦那さんは、亨のようにしっかり子供をサポートできるのかなぁ。心配だよ。
だって一歩間違えば、夫婦の醜い争いを子供に見せることになって、子供は「どっちがホントなの?」と戸惑ったり「両親がケンカするぐらいなら自分が我慢しよう」とストレスを溜めたりすることになってしまうからね。
あ、ウチはまだ共働きで、子供の予定もまだ無いですよ。
それにしても、みんな「ギターリスト」って言ってたねぇ。「ギタリスト」と言っている俺には違和感があったんだけど。
牛島(中丸新将)の妻・佳代(田島令子)は、ほんのちょっとしか出ていないのに凄い存在感だったねぇ。怖い怖い。
葛井(古田新太)と妻・君枝(秋元奈緒美)が話しているのを影で聞いていた山路(筧利夫)。
みんな どアップだったんだけど、なぜか山路役の筧利夫さんの顔立ちを「端整だなぁ」と感じてしまったよ。
遊園地で物騒な雰囲気になったとき、悠子(財前直見)が「この世界を救えるのは、私しかいない!」と思ったというのが、驚いたというか呆れたというか。
牛島や山路・進藤(田辺誠一)はもちろん、チーマー(←死語?)な若者たちまでビビッていたというか、呆気にとられていたね。
蒔田(松重豊)が刺されてから、辰美さん(小日向文世)からおちゃらけた表情が消えたのが印象的だった。ていうか、いいともアンケートで「印象が薄い」と評され、声も甲高くて、今まで脇役で頼りない人物ばかり演じてきた小日向文世さんが、こんなに怖い人も演れるんだとわかったのは収穫だったなぁ。現実世界でも、本当に怖い人ってパッと見は怖くなかったりするからねぇ。
3万円がもらえる焼きそばの謎がわかった。職探しで暇を持て余しているおじさんたちに、バイト代 10,000円・スーツ購入代金 19,000円・口座開設用に 1,000円を渡して、まつば銀行に大量に口座を作らせていたんだね。で、そのおじさんたちを集めて、まつば銀行で取り付け騒ぎを起こすと。
加奈(上戸彩)はお父さんっ子だけど、「知らない女」こと光子さん(奥貫薫)と再婚した父・健治(岸田敏志)のことは、「やっぱりただの男だったんだ」と認めようとしない。彼女はまた、祖母のキミさん(赤木春恵)も頼りにしていたんだけど、キミさんは昔の可愛らしさのかけらもない孫の世話なんてしたくない。そんな加奈の苦労を知る五月(泉ピン子)はつい、幸楽で彼女を引き取りましょうと提案したけど、「このせいで大変なことに」というナレーションが......余談だけど、石坂浩二さん、ナレーションなら大丈夫なのかなぁ。やっぱり彼のナレーションがあってこその「渡オニ」だからなぁ。
毎日お金を渡されているのに何も買わずに夜遅く帰ってくる加奈に、夜遊び疑惑が浮上。願わくは、そのお金でアメリカの母に毎日国際電話をしていた、なんてことだったらいいんだけど。口では「あんなひどい母親」と言いながら、やっぱり母親が恋しいという感じで。無理かなぁ。
次回予告では、眞くん(えなりかずき)や愛ちゃん(吉村涼)のお金が無くなったと。今の状況だと、当然 加奈が疑われる訳だけど......俺としては、お金が無くなったと言えば、聖子(中島唱子)を疑っちゃうけどね。(笑) 「加奈に罪をなすりつけるチャンス!」とまで考えていたりしてさ。
それにしても、光子さんって超いい人だよねー。裏表無いし。加奈に向ける笑顔なんて一点の曇りも無い。まぁ加奈にとっては、そんな笑顔までが憎たらしいんだろうけど。
葉子(野村真美)の方は、宗方さん(井上順)提案の婚約パーティの料理人として、父・大吉さん(藤岡琢也)に来て欲しいと言い出していたり。以前に宗方さん主催の仕事関係のパーティに大吉さんが雇われたとき、すごく嫌な思いをしていたことを、葉子は気付いていなかったんだろうか。(苦笑) 彼女は「親にほとんど甘えない子」だったらしいけど、逆に言うと、上手い甘え方を知らずに育ってしまったんだろうね。
メトロバンク・ゴールドコースト支店の元店長・牛島年秋(中丸新将)。進藤(田辺誠一)や欧太(仲村トオル)に電話で脅されて素直に金を用意するのかと思ったら、何やら暴力団っぽい関係者を使って、金を出さずに済ませようとしている感じ。暴力団の手下は、手加減の感覚がトンでいる若者たちを雇っていたり......欧太には、牛島の企みを上回る策略があるんだろうか......
娘・美奈の枕元で、なぜお父さんと結婚したの? と聞かれて答える母・悠子(財前直見)。
「毎日逢ってもまだ逢い足りなかったから、『結婚したい』って思ったんだよ。だって、結婚したら毎日会えるでしょ?」
うん、俺もそう思って結婚した。でもよく「うっとおしい!」って言われてるよ。(笑)
山崎史彦(原田泰造)は悪いヤツなんだけれども、まつば銀行の株価の攻防で、思わず山崎を応援してしまったのはなぜだろう?
もう勝ち目の無い方を応援してしまうと言う、判官びいきの感情からか。
いけないよね、一時の感情に流されるのは。
マッキーこと蒔田(松重豊)が、白戸(長瀬智也)と間違われて刺されちゃったねぇ。
「白戸さん?」と訊く男に、覚悟を決めて「そうだ」と答えるマッキーがカッコ良かったなぁ。
死ぬ訳が無いと思いつつも、次回予告で嘆き悲しむ白戸や充ちる(岡本綾)を見ていると、不安になっちゃうよ。
加奈子(飯島直子)の元夫・友之(原田龍ニ)の計画は、順調に進行しているね。(苦笑) 多忙な加奈子の隙をついて拓(神木隆之介)を呼び出し新しいお母さん(再婚相手)に会わせたり、加奈子が過労で倒れると「退院まで預かるよ」と拓を連れて行ってしまったり。こうした既成事実の積み重ねで、万一争うことになっても勝てるという。恐らく加奈子は、友之の「優しげな強引さ」に惹かれて結婚したんだろうけど、良くも悪くもそれは変わっていないねぇ。再婚相手の女性にも、拓を引き取ることを強引に認めさせたんだろうねぇ。願わくは俺の予想通り、「再婚相手が子供の産めない体だから」といった理由があって欲しいところだけど......それにしても、加奈子が友之と別れた理由って何だったんだろうね。
「なんでスウィートブライダルの女性たちは露出度が高いんだろうね?」と妻。まぁ、トオル(ユースケ・サンタマリア)が来るまでは(出入りの純(阿部寛)を除けば)、あのオフィスは女性オンリーだったからねぇ。で、くるみ役の伊東歩さんって、けっこう細いんだねぇ。イタリア行きを「みんなを裏切りたくない」なんて理由で断ろうとしていた柊平(妻夫木聡)を彼女が叱咤しつつ、「そういう柊平くんが、前から嫌いだったのよ!」なんて裏返しな告白をしちゃうという印象的なシーンで、俺は彼女の細さばかりを観察していたりして。(笑)
純(阿部寛)を襲ってヤッてしまった美咲(木村佳乃)は、なんと妊娠していた! 恐らく美咲が上に乗ったから、純は抜くに抜けなかったのでは? なんて想像して恥ずかしくなっちゃったりして。(笑) こういう万一のときのために常に避妊具を持ち歩きましょう! なんてね。それにしても、妊娠 2週間でわかるなんて、現代医学は凄いねぇ。
加奈子を助けたいのに今回は空回りしていたトオル。想いは届くんだろうか......
久しぶりに葉子(野村真美)が おかくらに現れたと思ったら、また訳のわかんないこと言ってるよ。(苦笑)
ついに宗方さん(井上順)が葉子にプロポーズしたらしいんだけど、葉子には全くその気なんて無い。にもかかわらず、宗方さんに頼まれて現在やっている大プロジェクトに影響が出るのがイヤだから、婚約はするんだってさ。「今の仕事が済んだら婚約は解消する」前提で。そんなの結婚詐欺じゃん! もちろん、仕事面で葉子を抱き込んでおいてプロポーズする宗方さんを「卑怯だ」「セクハラだ」「下心の塊だ」と責める向きもあるだろうけど......いつかはこうなる(プロポーズされる)だろうことは、葉子はもちろん、周りの全ての人も予想していたこと。そのとき何と答えるか、葉子は考えないようにしていたんだろうなぁ。で、いざとなったらこういうリアクション。ズルズルしていたらそのうち、「離婚前提で結婚する」とか言い出すんじゃ。(苦笑)
そんな葉子を、父・大吉さん(藤岡琢也)が全く認めないのももっとも。葉子としては「父さんには自分の本当の気持ちを理解しておいて欲しかった」らしいけど、それって責任転嫁というか責任逃れというか。まったく......居るんだよねー。本人は相手に配慮しているつもりで曖昧な態度を取り続け、結果的には相手をザックリと傷つけちゃう人。結婚せずに独りでやっていくつもりなら、思わせぶりなことはせずにキッパリと男を排除しろってーの。それが出来ないんなら、自分を殺して諦めろ。
さて、口直しに新登場の上戸彩ちゃん......と思ったら、かなりわがままな女の子の役だねぇ。こないだの金八先生でのストイックな役柄が嘘のようだよ。こりゃあただじゃ済まなそう。うーん。
(ワールドカップの中継がありお休みでした)
テルコさん(八千草薫)の痴呆が進み、ついに白戸(長瀬智也)を「泰平さん」(←小塚さん(植木等)のこと)と呼ぶまでに。
若かりし頃の小塚さんとして、テルコさんと踊る白戸。
「泰平さんの父親」として、テルコさんと踊る小塚さん。
切なかったねー。
あらためて痛感したよ。人間の体って、精神的なショックでもダメになるんだって。
小塚さんの小手調べな一撃で山崎(原田泰造)がギャフン、白戸が山崎に「へこたれんなよ。」と言ったあたりは痛快だったけど、ある意味「弔(とむら)い合戦」なんだよね......
最近はトオル(ユースケ・サンタマリア)も加奈子(飯島直子)も、お互いに相手の存在をあからさまに意識しているよね。ただ、トオルがそんな自分の気持ちを自覚しているのに比べ、加奈子はまだ自覚していない。まぁ周りから見たら誰にでもわかるほど、トオルに対する加奈子の拘りぶりと行動ぶりは激しいんだけど。(笑) ただでさえ自覚していない加奈子なのに、今は突然現れた元夫・友之(原田龍ニ)のことで頭が一杯。そんな加奈子の様子を見守っていたトオルが、「彼女にも拓(神木隆之介)にも、俺よりも元夫と一緒に居る方がいいんだ。」と、自分の気持ちを封印する方向に行っているのが切ないね。
トオルの見合い相手・千恵理さん(高木りな)には裏が無かったね。嬉しかった。加奈子への気持ちを隠していたことに「失望したわ。」と言った彼女だけど、わざと冷たく言い放っていたように思えたし。本当にトオルのことを好きだったんだね。そんな美人の千恵理さんを振ったのがトオルだってあたりも、なんかいい感じ。いや、ざまあみろとか言うのではぜんぜんなくて、純粋に「恋愛って不思議だねぇ」ってことで。美男 or 美女の方が立場的に有利そうに見えるのに、必ずしもそうじゃないんだよなぁってね。
一方の、加奈子の元夫・友之(原田龍ニ)の方には、裏があったね。俺は「よりを戻したがっている」と予想していたんだけど、「再婚する。拓を引き取らせて欲しい」なんてビックリ。普通は再婚なら、前の妻との子供が居ない方が相手にも都合がいいと思うんだけど、再婚相手もそれを了承している(させられている)ってこと? それともその再婚相手は、子供が出来ない体だとか? どっちにしろ現時点では「勝手な男だな」という印象を持っちゃうね。
以前から純(阿部寛)と美咲(木村佳乃)は気の置けない関係だったけど、酒の勢いで、なぜか美咲が純にキス、そしてもつれ合い、ついに純の甲高い「ああっ!」という叫び声が......あれー。結ばれちゃったのかな? (笑) 酒が入ると異性の友達にまるで恋人のようにベタベタして男を勘違いさせちゃう女性は見たことあるけど、美咲の場合は......
響子先生は、彼氏の浮気の証拠・カップの大きなブラを発見して気が立っていたねー。千恵理さんと加奈子の間で揺れているトオルからの相談にも、「二股かけてるのね! キー!」と八つ当たりする始末。証拠品であるブラを見たいつもの面々が、「うん、間違いなく響子先生のじゃない」「相手は巨乳ちゃんだ」と言い合うあたりが可笑しかったね。
トオルの家族たちの露出度はますます上がっており、今回は父・雄三(志賀廣太郎)と母・敏子(銀粉蝶)が、二人の馴れ初めっていうか初対面のその日にエッチしちゃうまでの様子を自演してみせたりして。未だにラブラブなんだねぇ。いいことだよ。てか羨ましい。で、最終回までにこの家族はどこまで行っちゃうんでしょうね。(笑)
千恵理さんの親が経営するホテルとスウィートブライダルの両方でトオルに相談していたカップルが、最後にはホテルウェディングかオリジナルウェディングかではなく、「大森さん(=トオル)に仕切って欲しいんです」と指名してきた! 嬉しいことだよねぇ。その言葉に「任せてくれ!」という勢いで応えるトオルも頼もしかった。
もちろん彼は決してこの道のプロではないんだけど、毎回のエピソードを見ていてもわかるように、彼には人の気持ちを思いやったり、期待に応えようとしたり、居るだけで雰囲気が良くなったりする、トップダウンではなくボトムアップ的な、空気のようなリーダーらしさ(←変な言い方(笑))がある。彼に不足している部分を周りの人たちがサポートしたくなってしまう。そういう一体感が成功を呼び、それが彼と周りの人たちの自信に繋がっているんだよね。これって物語の中だけのことじゃなくて、「ユースケ・サンタマリアさんがなぜ主役を張れるのか」っていうのと同じことだと思う。
全てを地道に自分で準備し確認しないと「任せろ!」と胸を張れない一匹狼的な俺には、本当に羨ましいことだよ。
なーんか聖子(中島唱子)はすっかり元通りのわがままで嫌味な女になっちゃったねぇ。まぁ予想されたことなんだけど。
キミさん(赤木春恵)に罵倒されてもへこたれずに幸楽に来て「愛さんは...」とやっていた城代くん(宮下裕治)だったけど、ついに念願かなって愛ちゃん(吉村涼)の英会話の家庭教師をやることに。それだけではなく、料理の腕まで見せつけたりして、愛ちゃん(とキミさんもか)を除く家族たちはすっかり城代くんシンパ。(笑) これが城代くんの作戦だったら怖いねー。「愛さんを落とすには、まずご家族から」なんてね。でも、頭もルックスも良くてお金持ちで料理も超上手い彼を見て、「結婚するならこういう人がいい!」と思った女性も多いんじゃないかな。いやー、妻がこのドラマを見ていなくて良かったよ。(笑)
妻・五月(泉ピン子)の誕生日を覚えていて、小さなバースデイケーキで「ハッピーバースデイ!」してくれた勇さん(角野卓造)は素敵だったけど、娘・愛ちゃんが英会話の力を身につけることなんて一切期待していなくて、結婚が女の幸せだ、英会話を口実に最終的には城代くんにヤラれちゃえばいい(←超意訳(笑))、と笑っている勇さんには、ちょっと呆れたかな。
で、眞くん(えなりかずき)は東大を目指すんだって? 無謀だねぇ。この俺でも断念したのに。(←ていうか断念してんじゃん)
さて、いよいよ次回は上戸彩ちゃんが登場だ! どんな役なんだろう。楽しみー。
早く帰れたので安心して他のチャンネルを見ていたら、うっかり 21:00 を過ぎちゃって、見始めたのは数分経ってから。すると!
なんと中川欧太(仲村トオル)は助かっていた。ていうか、葛井(古田新太)は欧太を裏切っていた訳ではなく、欧太を殺させるように仕向けて実行させるところまで含めて、すべて欧太の策略だった! 前回のラストですっかり「欧太は死んだ」と思い込んでいた俺は、思いもよらない展開にビックリ。横で見ていた妻は「やっぱり」って言ってたけど。(笑)
でも、欧太の心境の変化については、第4話のドラマ雑記で俺が感じていた通りだった。つまり、大出類子への想いを引きずったまま悠子(財前直見)と結婚した欧太だったけど、娘・美奈が誕生した頃を境に、妻と娘への想いの方が大きくなっていたってこと。12年前は類子を殺したヤツらへの恨みを*抑える*のが大変だったのが、きっと今ではその恨みを*保ち続ける*のが大変になっているに違いないね。今の彼は、「過去の自分」の想いを受け継いでいるだけで、今の自分が望んでいることじゃない。
もちろん、類子にまつわる様々なことを思い出し、殺された状況についても思い起こせば、今でもふつふつと怨念が頭をもたげるだろうけど、だんだんそれがリアルじゃなく感じてきているんじゃないかな。12年間って、そういう時間だと思う。妻と娘への想いを募らせながら「もう止められないんだ!」と頭を抱える欧太を見ても、そう思うよ。
殺されるかもしれない状況の中で、欧太に「俺とお前は同類なんだ!」と言ってのけた進藤要士(田辺誠一)には拍手を送りたかったね。類子よりも今の家族が大事になっていることもズバリと指摘。言われたときに困惑して歪んだ欧太の表情は「図星」という感じだった。死んだ大出類子を取り合っている欧太と進藤。まるでララァを取り合っているシャアとアムロだね。で、類子を誤って殺してしまった進藤がアムロってことで。(笑)
「話し合い」が終わったあと外に出たら、山路(筧利夫)と進藤のそれぞれの妻が待っていたのは印象的だった。たぶん彼女たちは、なんとなく状況を理解しているんじゃないかな。
なんとなく状況を理解しているという点では、欧太の妻・悠子も同じ。違うのは、悠子はさらに、欧太を救うために動き出したってこと。欧太が何を考え、やろうとしているかが、すべてわかっても、彼女は欧太を「愛している」と言うんだろうね。泣けるね。
自分の「儲け」のために弱い者を犠牲にするだけでなく、自分の「失敗」まで、弱い者に尻拭いさせようなんて......
混乱していた おばあちゃんは、自分の目も信じられなくなっていたのかな......
自分を励まし助けてくれた白戸(長瀬智也)への信頼感が、山崎(原田泰造)のちょっとしたウソで揺らいでしまったという......
それにしても、悲しすぎるよ。最悪の結末。
これならまだ家を競売されちゃった方が良かった、なんて言ったら不謹慎かもしれないけど。
俺が就職活動をしていた頃はバブル景気の最終期で、特に金融機関に人気が集中していたけど、そういうところに就職しなくて良かったと思うよ。俺の性格だと、人を苦しめる前に、まず自分が参っちゃうだろうから。山崎(原田泰造)に依頼された汚い仕事を家族のために仕方なくやっている まつば銀行の関根さん(近藤芳正)を見ていて、そう思ったな。
急性白血病で入院中の美江子さん こと 岡田奈々さん。相変わらずこういう役がハマるねぇ。
「ご本人は健康なのか」と心配してしまうぐらいだよ。
そして、小学校のときからお互いのことを忘れられなかった麻生さん(矢島健一)との、20年越しでの結婚。
場所は、思い出の小学校。そばでお医者さんたちも祝福していたのが印象的だったなぁ。
加奈子(飯島直子)の元夫・友之役は、原田龍ニさんかぁ。美男美女ってか。なんで別れたのかなぁ。で、今回、加奈子に会ったとき元夫は「東京に出張に来ていて偶然」と言っていたけど、そのあと頻繁に加奈子にアクセスしてくる様子を見ていると、なーんかそうじゃない感じも。何か裏がある?
一方のトオル(ユースケ・サンタマリア)には、社長令嬢・千恵理さん(高木りな)とのお見合いが。で、プロフィールがウソだと白状したトオルなのに、スウィートブライダルに千恵理さんが現れ、「よろしければ、私とお付き合いしてくださいませんか?」と。あらま! どうしちゃったんでしょう? パッと見でも家柄的にもぜんぜん吊り合わないんですけど。(笑) まー過去に男で辛い思いをした女性ほど、パッとしないけど誠実で芯の強い男に惹かれるものなんだろうけどね。それとも、何か裏がある?
トオルの家族たちの露出度が上がって来ているねぇ。特に父・雄三役の志賀廣太郎さん。このドラマの役柄は、家庭の映像からも間違いなく「詳しくはホームページで!」がモチーフなんだけど、もうそれを超えちゃってるね。響子先生(高橋ひとみ)のところでは、ある意味おいしい「お仕置き部屋行き」までさせられちゃったりして。そう言えば、新しい彼氏が出来て浮かれている響子先生も、オンナになっててなかなか良かったね。(笑)
あかり(山辺有紀)がまだ赤ん坊の勇気を抱いて家に帰ると、門の前で別れた夫・和夫(倉田てつを)が待っていた。
前シリーズで彼は、夢だった水耕栽培を不幸にも失敗させたばかりか、母(木ノ実ナナ)にも逆らえず、あかりに苦労をかけまくりだった。そんな彼に あかりは幻滅し、離婚して実家に戻っていたんだけど......彼は従来の梨栽培で何とか持ち直しており、あかりには育児に専念していいという条件で「よりを戻したい」と言って来た訳だ。土下座までして......
あかりは和夫に言った。「あなた独りで勇気を育てられる!? 子育ての辛さなんて、あなたにはわからないでしょう!?」
第三者である視聴者なら「そんなあなたも独りっきりじゃ子育てできなかったじゃん。親元だからやれてるんじゃん。」とツッコミたくなるところだけど、和夫はこう言われてしまったら言い返せる訳もなく、すごすごと引き下がっちゃった(今回は(笑))。
あかりが和夫に二度と会いたくない気持ちはわかる。土下座までする元夫と「やり直そう」なんて気持ちも起こらないだろうし。でも、離婚のときにどういう決め事があったのか知らないけど、実の息子に全く会わせようとしないというのもねぇ。弁護士を通した話になれば、おそらく和夫が定期的に勇気に会うことは可能になるんだろうけど、まー和夫の方も あかりに直接承諾を得たかったのかねぇ。
で、ネットを見ていたらビッグニュースが! なんとあの、金八先生で鶴本直を演じ切った上戸彩ちゃんの橋田ファミリー入りっていうか渡オニ加入が決定! なんてこったい。橋田先生も、高齢化が進んでいる橋田ファミリーに若い血を入れようと考えていたんだろうけど、金八先生を見て「この子だ!」って思っちゃったのかねぇ。ああ、これで上戸彩ちゃんの人生が......ってどういう意味なんだか自分でもわからないけど。(笑)
大出類子と中川欧太(仲村トオル)は、日本とオーストラリアで遠距離恋愛で、なんとなく別れたような別れてないような感じだったんだね。
で、オーストラリアで大出類子と進藤要士(田辺誠一)が、割といい感じになっていて。
それなのに、進藤の威嚇射撃のせいで、大出類子が命を落として......
しかも実弾が入っていた原因は、拳銃を横流ししていたラリってる男が弾丸を装填ミスしたからみたいで。
何とも切ない話だな。ま、銀行強盗した時点で既に人生は狂っていたわけだけど。
それにしても 12年前の回想シーンがほとんどで、ストーリーは次回予告以上は進まなかったねー。
でもやっぱり、終了直前で中川欧太が白目をむいたのは、頭から離れないなぁ。
次回もやっぱり、欧太の回想シーンがほとんど、みたいな感じなのかな。はぁ。
こんなに山崎(原田泰造)を憎く感じるということは、それだけ原田泰造くんが役に合っている、上手い、ってことなんだろうねー。それにしても憎たらしいなぁ。
上手いと言えば、辰美さん役の小日向文世さんも上手いなぁ。ヘラヘラしていて、ときどき真剣に語って、でも直後にまたヘラヘラして。存在感抜群。
存在感と言えば、マッキーこと蒔田役の松重豊さんも存在感抜群。怖いのに可愛い。実は純情。充ちる(岡本綾)にメロメロで、白黒つけるのは得意なのに充ちるの前では白黒つけらんない。(笑) 充ちるが白戸(長瀬智也)を好きなことがわかっているから、葛藤しまくりでウジウジしてるし。こういうときって、どんなに男らしい男でもウジウジしちゃうんだね。好きであればあるほど。
つとむ(温水洋一)とちゃんと向き合って、ちゃんと振られちゃった美咲(木村佳乃)。恋人を振るときって、どんなに配慮したつもりでも、相手には辛い言葉を使ってしまうものなんだなぁって、あらためて感じたなぁ。もちろんそれが、ぱっと見は冴えない男の場合でもね。振られたあと、最初は「あんな男」なんて言っていた美咲だけど、最後は純(阿部寛)に「エプロン貸して」と言って純の胸で泣いていた。本当に好きだったんだね。
拓くん(神木隆之介)と はるかちゃん(塚本璃子)が手を握り合って目を瞑っている背景を、純がワゴン車に用意した花が埋め尽くす。そこをパチリ。やるねぇ。そんな二人の様子を、はるかちゃんの母親が邪魔することは無かったね。この母親は加奈子(飯島直子)に「お宅のお子さんを はるかに近づけないで。健全なご家庭のお子さんならまだしもねぇ。」なんて口悪く言っていたけど、本当は友達と別れることになる娘が「これ以上寂しがらないように」という気持ちから出た言葉だったのかもしれないね。って言ったら買いかぶりすぎ?
拓くん役の神木隆之介くん、いい味出してるよねぇ。はるかちゃんの乗った車を追って走る表情も最高だったし、何より顔も声も可愛くていろいろくすぐられちゃうし。彼はもう何年も前からドラマに出ているけど、子役段階で完成しちゃって、大きくなっても大丈夫なのかなぁ、とちょっと心配になっちゃったりして。
で、「秘密の花園」と言えば松田聖子だよね、絶対。違う?
母・常子(京唄子)の薦めで大阪の本間病院で内科医をすることに決め、既に引越し準備も始めていた英作(植草克秀)だったけど、妹の由紀(小林綾子)が おかくらを訪ねてきたことで事情が変わってしまった。現在、由紀は夫とともに本間病院を切り盛りしているのだけど、長男である英作が本間病院に戻るなら自分たちは出て行くと言うのだ。これを聞いた英作は、医者になっても本間病院を継がずに大学病院に勤め、そのあと救命救急センターに勤務して体を壊し、挙句に本間病院に戻ろうとしているという自分の「わがままさ」を痛感、「俺は本間病院に戻るのをやめるよ。」と宣言した。いじけるとかあてつけとか妥協とかではなく、由紀夫婦の気持ちを思いやってそう決めたあたり、本当に英作は優しい人だなぁと感じたなぁ。
ただ、これに納得が行かないのが常子。自分が良かれと思ってしたことを断られると、この人はいじけてしまうんだよね。常子の究極の夢は、英作と由紀と親子三人で本間病院をやっていくこと。もちろん自分も産婦人科医として仕事をしながら。現時点では、由紀とその夫が本間病院を婦人病治療が中心の病院に路線変更してがんばっており、出産のために妊婦が入院することは少子化によりニーズが減っているため常子は隠居状態で、孫・日向子(大谷玲凪)を医者にするための英才教育が常子の生きがいという感じ。英作が本間病院に来ることで夢にかなり近づけそうだったのに、兄妹揃って「出て行く」「いや、俺がやめる」だから、まぁいじけてしまうわな。それにしたって、「出て行く」と言っている由紀の夫を「最初から金目当てだったんですな。見損ないましたわ。」と罵倒するんだから、なんともはや。
ただ、由紀も英作も、英作の妻・長子(藤田朋子)も、常子のこういった反応にもう慣れちゃってそうなのは救いかな。(笑)
英作と長子は、大阪への引越しをやめたことを大吉さん(藤岡琢也)に報告。前回は英作の新しい仕事が自分のせいで取りやめになることを懸念して意地を張っていた大吉さんだったけど、二人が残ると聞いたらやっぱり大喜び。義理の息子とは言え、男の子から「お父さん」とあてにされ、ときどき一緒に飲んだりできることは、格別だったんだろうねー。さっそくその夜、お祝い(?)を兼ねて一緒に飲むことに。そして久しぶりの、酔っ払い英作。(笑) 部屋に戻っても「俺はお父さんが好きだぁ!」と叫ぶ英作を、長子は微笑みながら介抱していたねぇ。仕事についても、「英作が本当にやりたいことを、じっくり探してね。」なんて言ってたりして。ちゃんと夫を立ててあげる妻なんだねぇ。
ええと、聖子(中島唱子)は暴力団系のぼったくりバーで働いていたんだっけ? で、聖子にヤラせてもらおうとしていたお客が「金返せ!」と幸楽に怒鳴り込んで来たと。物好きな男も居るもんだ、なーんて言ったら周ちゃん(岡本信人)に失礼かな。(笑)
期待通り、12年前のゴールドコースト事件の全容が明らかにされたねぇ。残るは、マシンガンに実弾を混ぜたのは誰か、ということだけ。現時点で疑わしいのは元ゴールドコースト支店長(まだ生存中)になんだけど......大出類子に偽装強盗のことがバレたので消そうとしたのか、実は彼女と不倫していてこの機会に殺しちゃおうとしたのか(ってそりゃあ陳腐すぎ)。うーん、どっちも違う気がするなぁ。だって、実弾を混ぜたところで大出類子に当たるとは限らないどころか、自分にも当たりかねないんだから。やはりまだ、裏で手を引いていたヤツが居るのかなぁ。
元澄リゾートホームにみんなが集まり川原でバーベキューパーティを開いたときの、各人の想いまでがハッキリしたね。特に、中川欧太(仲村トオル)の「やっとここまでこれました。」は、第1話で見たときは「やっと理想の故郷を作ることができた。」という意味に聞こえたけど、実は「やっと山路(筧利夫)と進藤(田辺誠一)を自分の手中に収められた。これからたっぷり苦しませてやる。」という意味だったとは......同じ映像が違う意味を持つこの感覚、連続ドラマの醍醐味だね。
山路と進藤のそれぞれの妻が、彼らの告白を受け入れたことと、子供と一緒に山奥での生活に適応して「幸せ」まで感じていたことが印象的だったなぁ。確かに誰でも「今のしがらみから逃れたい」という衝動に駆られたりするものだけど、それが実現して生活が激変したときにすぐ適応してしまえるのは、女性の方なのかもしれないね。
いやー、またもや打ちのめされちゃったよ。
一緒に見ていた同居人は、前回の予告で首を吊って死んでいた欧太がイメージ映像で、実際には死ななかったことで「ちぇっ! つまんないの。」なんて言ってたけど。(笑)
この回を見てから、「波を読め...」が口癖になってしまった俺。(笑) そんな我が家では今、PS2 の「億万長者ゲーム」をプレイ中。もちろん株と言っても現実離れした単純なしくみなんだけど、土地の売買との関係とか、ルーレットの数字によるギャンブル性とか、それなりにスリリングだし、なんとまだ 1回もコンピュータに勝てていなかったりするし。(苦笑) とにかく、金融関係ではド素人揃いの我が家では、これぐらいがちょうどいい気がするよ。
小塚さん(植木等)は白戸(長瀬智也)に、いつもポイントで重要なヒントをくれるよね。白戸はいつもそれで成功を収めているから、「それでテストになるのか?」という気もするけど、よく考えたら、その直前まで自力で辿り着いていなければ、いくら重要なヒントでも「何言ってんだ!?」とチンプンカンプン。今回の件で言えば、白戸が模造紙にグラフを書いて波を読み、「もう少し株価が下がりそうだがどうするか?」というところまで辿り着いていたから、タイヤキのヒントを理解できた訳で。だから、あれはあれでいい気がする。
ユースケさんのドラマに いしだあゆみさんということで、「お見合い結婚」を思い出しちゃった。松たか子の母親役だったっけか。
産みの親(母)(いしだあゆみ)が式に現れて、新婦(大路恵美)がその母への想いをみんなの前で打ち明けて、育ての親(今の母)も含めてその様子を温かく見守って......という話も感動的だったんだけど。
それよりも、ラストで美咲(木村佳乃)が式をドタキャンされてしまったのがショックでショックで。美咲とツトムくん(温水洋一)のことを祝福するようなことを言っていた元妻と、よりが戻ってしまったんだろうか.......それともまた、宮内庁御用達絡みで親戚一同から圧力がかかってしまったのか......
そう言えば、拓くん(神木隆之介)の恋もどうなるんだろうか。彼女・三島はるかちゃん(塚本璃子)＠年上の方が主導権を握っているようだけど......かく言う俺も今、主導権は握られっぱなしなんだけど。(笑) まぁ、俺と同じくそうされることに幸せを感じられるのならオッケーなんだけどね。
おお、城代正則くん(宮下裕治)が復活しているねぇ。しばらく顔を見せなかったけど、相変わらず愛ちゃん(吉村涼)に好意を持っているようで幸楽を訪ねて来たよ。彼女が英会話を習いたがっていると知ると、自分が先生をするなんて言ってくれたりして。
でもなぜか愛ちゃんは浮かぬ顔。「タイプじゃない」的な発言までしたりして。城代くんが倒れたときは家を出る覚悟までしていたくせに。相変わらず彼のファザコン(?)ぶりが気に入らないのか、三高でいい人すぎる彼に加え親同士も大賛成では、障害というか刺激が無くて物足りないのか。まぁ彼女ぐらい可愛ければ、大学でも周りの男子生徒たちにチヤホヤされているんだろうから、いい気になってしまうのも仕方ないけどねー。
母・常子(京唄子)の勧めで、英作(植草克秀)は大阪の本間病院で内科医をする決意をしたらしい。家族 3人で おかくらを出て大阪に引っ越すことが不満な妻・長子(藤田朋子)は、「離婚してでも おかくらに残る!」なんて言い出したりして。そもそも長子たちがなぜ おかくらに居るのかと言うと、母が無くなってから独りっきりの父・大吉(藤岡琢也)が倒れたりして放っておけなかったからで、その頃に大吉さんのそばに居られるのは長子たちだけだったから、だったよね。じゃあ今はというと、タキさん(野村昭子)と勉ちゃん(山田雅人)は以前も今も通いで おかくら勤務だとしても、新入りの森山壮太くん(長谷川純)はほぼ天涯孤独で、おかくらに寝泊りした方が彼にとっても良い状況。つまり、もう長子たちが大吉さんのそばに居なくても良くなっている訳で。
前のときも今回も、大吉さんは「長子が居なくても大丈夫」と言っているけど、前のときは意地を張っていたのに比べ、今回は上記のような訳で説得力がある。「英作くんと離婚してまでそばに居られても有難くない。」というのも頷ける。という訳で、長子も大阪への転勤を受け入れたようだね。彼女の仕事は翻訳業。住所が大阪になってもつぶしが利きそうで、とりあえずは良かった良かった。
失踪した進藤一家と山地一家は、山奥で生活を始めていた!
そしてそこに現れたのは、欧太(仲村トオル)の部下・葛井(古田新太)だった!
しかも、「大丈夫。中川欧太にも感付かれていない。」とコメント!
つまり、欧太の指示で彼らを失踪させたのではない、ということ!
さらに次回予告では、ベッド上の人を射殺する二人の姿や、首吊り自殺(?)している人の姿が!
前者は 12年前の回想シーンだろうけど、後者は違う気がする。じゃあ誰が死んじゃうの!?
あまりに立て続けだったので、次回予告をスローで見て誰が誰か突き止めようとする気も起きなかったよ。
いやー、「やられた」って感じ。
進藤一家も山地一家も、ムリヤリではなく納得の上で、今のような状況になっているようだったね。
葛井に何か脅迫でもされているのかなぁ。
彼らが潜伏していた場所は、欧太が悠子(財前直見)に話して聞かせた推理通り、元澄と車の発見場所の中間地点だったね。
今回の件は欧太の指示ではないようだけど、昔に同じような指示をしたことがあったのかなぁ。
12年前の事件で犯人側にいたのは、彼らのうちの誰と誰かなぁ。
それとも、欧太・葛井・進藤要士(田辺誠一)・山路康平(筧利夫)の 4人とも?
野沢尚さんの作品で特徴的なのは、中盤でいったん一番大事そうな謎が明らかになっちゃうことだけど、今回もそうだったね。次回はさらに明らかになりそうで、欧太も山奥で暮らす二組の家族のことを知らされ、何か要求をつきつけられそうな感じ。とにかく、楽しみだぁ。
話をちょっと戻すと、今回は悠子がなんと東京くんだりまで出向いて、欧太の元同僚・浅見さんに昔のことを聞いていたねぇ。元同僚の奥さんに夫の昔の彼女のことを聞かれちゃったりして、自分が聞かれる立場だったらどこまで答えたものかと悩んじゃいそう。浅見さんは、戸惑いながらも包み隠さずに事実を話してくれたみたいだね。当時(日本には)彼女が居なかった証拠まで示したりして。いい人だよ。
欧太と悠子の娘・美奈は、イジメられて顔に怪我までしたのに、「自分で転んだ」と言い張っていたりして。いい子だよ。(泣)
「情報と金は、いつの時代にも、選ばれた人間が握っています。」 by 山崎(原田泰造)
そうなんだろうねー。「別に悔しくないもん!」と言ってみるけど、山崎が言うように負け犬の遠吠えなんだろうなぁ。
俺としては、同じお金持ちでも、弱い人たちを不幸にして儲けた人より、何かを創造して多くの人たちを喜ばせて儲けた人たちを認めたい。映画や音楽やエンターテイメントとか、そういう分野で成功した人たち。こう言うと、「そういう人たちだって消費者を騙して儲けているぞ」と言われそうだけど、騙されていても楽しければまだマシな気がするし。
伝説の相場師・小塚泰平(植木等)は、このドラマの中ではいい人に見える。今回も、インサイダー取引のような汚い手には「否」と言っているし。でも彼だって、株で儲けているんだから、その分だけ誰かが泣いている訳で。きっと小塚さんもそれはわかっていて、誰かを泣かせた分だけ他のどこかで誰かのために自分の力を使おうとしてきたんだろうけど。でも、銀行がツブれたら泣く人はゴマンと居る訳で。それでも「まつば銀行を潰す」と言っているのは、犠牲を出しても守りたい人(たち)が居るから、なのかな。
あの夫婦には、元通りになって欲しいね。
1年前の式場で、トオル(ユースケ・サンタマリア)の目の前からマイケル富岡と一緒に逃げていった沢田葉子(西田尚美)が、ぜんぜん懲りてない様子で登場。参ったね。あのまま現在もマイケル富岡と幸せに暮らしている方が、逃げられた方も気が楽なのに、また新しい男と付き合って、しかも二股かけられて、腹いせに嫌がらせをしていたりして。さらにはトオルに対して復縁を迫る素振りまで。そんな彼女にビシッと言えないトオルに、妙な共感を覚えてしまったりして。
でも、最後のトオルはカッコ良かったねぇ。「結婚なんて、縁とかタイミングなんだ。俺の結婚相手は葉子じゃなかったし、葉子の結婚相手はヤツ(川崎麻世)じゃなかったというだけだ。(←セリフはうろ覚え)」とキッパリ。「そうだよねぇ。その通りだよ。」と、テレビの前でウルウルしてしまった俺。彼らの後ろで見ていた柊平(妻夫木聡)や純(阿部寛)が言っていたように、普通なら彼女を叱咤することしかできないところなのに、トオルは違っていたね。もし俺なら、トオルのようにできるのだろうか......と思ったなぁ。
葉子は加奈子(飯島直子)に「トオルをよろしくね。」......うーん、女の勘は凄い。と言うより、トオルと加奈子と会社の仲間たちが鈍感すぎるのかも。だって、くるみ(伊東歩)と柊平(妻夫木聡)がいい感じになっていることにだって、まだ誰一人として気付いていないんだから。本人たちも含めて。(笑)
この回は、渡オニ好きな義理のお母さんが家にいらしてくださったので、オンタイムで見ることができたんだよねー。
いつもは渡オニを録画して「眠れぬ夜を抱いて」を見ている(もちろんこっちも捨て難い)けど、今回だけは逆だった。
やっぱり同じドラマをいつも見ている人と一緒に見るのは格別だねぇ。
お母さんに限らず、なぜか俺の周りには渡オニ好きな人が多いんだよね。
このドラマを紹介してくれた、会社の元同僚の Iくん。
会社の M先輩の奥さん。いきつけの飲み屋の常連の Oくん・Tさん。
みんな若い(と言っても 30代だけど)のに、なんでこのドラマに惹かれるんだろうねぇ。
さて本題。
おかくらのピンチヒッターだった森山くん(長谷川純)は、勉ちゃん(山田雅人)が帰ってきちゃって。
不幸グセがついている森山くんは、せっかく仕事にも慣れて来たのに「辞める」と言い出しちゃって。
もちろん、おかくらにとっては、勉ちゃん復活は嬉しいことなんだけどさ。
なんとか二人とも雇っていただけませんでしょうか? ＞大吉さん(藤岡琢也)
聖子(中島唱子)の方はと言うと、やはり予想通り、幸楽の激務に耐え切れなかったねー。はぁ。
大出類子の実家に赴き、「元同級生」と嘘をついてまで彼女のことを知りたがった悠子(財前直見)。類子のお母さんは「同級生なんて嘘だ」と感づいていたかもしれないね。でもお母さんは悠子を家に上げ、類子のことを説明し、大事なビデオテープまで渡し、後日に当時のレシートをファックスしてくれたりした......不可解な死を遂げた娘(類子)。なのに真実は闇の中、事件は月日と共に風化していく......せめて、多くの人の心に娘の姿を残しておきたい。できることなら、真実を明らかにしたい。類子のお母さんは、そう思いながら悠子に接していたんじゃないかな。
類子が夫・欧太(仲村トオル)の昔の恋人だという決定的な証拠は無かった。けど、欧太と付き合っていた頃に行ったお店の数々と、類子の持っていたお店のレシートの多くが一致した。(ワリカンだったのね(笑)) そして、死んだ類子の写真と当時の自分の姿(髪型・服装・化粧とか)が激似......ベッドの中で、思わず声を上げそうになる悠子。類子が付けていたのと同色の口紅を欧太がプレゼントした、というのが決定的。もちろん、店も口紅も「それが当時の流行」ってことで客観的な証拠にはならないけど、悠子にとっては十分すぎる証拠だったんだよね。
そしてカメラは、欧太の寝顔に切り替わった。「ぜったい目を開けるぞ、開けるぞ、開けたぁ!」と、俺は歓声を上げてしまったよ。(笑)
少し胸が痛んだのは、こういうことを知った悠子が、「自分は大出類子の代用品だった。今までの幸福な時間は何だったのだろう?」と悲しんでいたこと。確かに最初、欧太は悠子に大出類子の面影を求めていたかもしれないけど、それだけだったら、結婚して子供を作り家庭を築くところまでは行かないと思う。今では欧太は、悠子のこと・娘の美奈のことを心の底から愛している。二人、そして三人で過ごした幸せな時間は嘘じゃない。欧太の表情を見ていてもそう感じるし、二人の娘・美奈がホントいい子に育っていることからも、そう感じるよ。
ただ欧太は、今回の事件がきっかけで悠子が「知らない方がいい過去」を知りたがっているのを悲しんでおり、できれば知って欲しくない、そのために何かしよう、と思っていそうではあるのだけど。
月並みな言い方だけど、子供の頃にしか出来ないことをしないで、大人がやることに才能を発揮してそればかりやっていると、いびつな人間になっちゃうよね。だから、株取引のセンス抜群な小学生・勇太の興味がバスケットボールに移ってくれて、ホッとしたよ。勇太の母親が今度は「勇太にはバスケの才能がある!」と言い出したのには呆れたけどね。
小塚(植木等)がツブれそうな製薬会社の筆頭株主だった理由が、見ているときはわからなかったんだけど、公式ホームページを見たところ、その会社は元カノ(?)のテルコさん(八千草薫)が勤める老人養護施設に薬を納品している会社だったそうな。なるほどねぇ。(←よく見ていなかったらしい)
親愛なる人への気持ちの示し方って、いろいろあるんだねぇ。しかも、たぶん小塚さんはこのことをテルコさんに言っていないと思う。泣かせるね。
初回から引っ張って来た省吾(東根作寿英) & 千鶴(内山理名)だったけど、最終的には無事に式を挙げることができたね。良かった良かった。元カノである千鶴に未練があった柊平(妻夫木聡)も、省吾に一目惚れしてしまっていた くるみ(伊東歩)も、自分らしくケリをつけることができたみたいで、良かった良かった。
柊平に対して「千鶴はあなたには譲れない!」、千鶴に対して「結婚してください!」としっかり告げた省吾はカッコ良かったけど、その前には くるみに「いい男って、肝心なときに女を不安にさせないものです!」と忠告されたり、千鶴には「鈍感で優柔不断だけど」とコメントされたりしていたね。それを一緒に見ていた同居人が、力強く頷いていたりして。(苦笑) まぁ、優しさと優柔不断さは抱き合わせってことで、ひとつ。
英作(植草克秀)の母・常子(京唄子)のパワーには驚いちゃう。
再就職先に困っている英作のために、以前と同じ脳外科医の仕事を見つけてきちゃった。
あんなに精力的なおばあちゃんって、なかなか居ないよねー。
ただそれがお節介すぎて、迷惑になることが多いんだなぁ。(苦笑)
「自分が相手のために努力した結果は、ぜったい相手のためになる」という思い込みが強いんだよね。
だから、その相手が不平を言ったりすると、自分が受けるショックも大きくなってしまう。
もう少し、事前に相手の気持ちを慮(おもんばか)る余裕みたいなものがあればいいのに。
あの歳までそうやって世の中を渡って来た人にそれを求めるのは、酷なのかもしれないけど。
幸楽の聖子(中島唱子)の方はお店を手伝うことになったけど、店の仕事だって激務だし、いつまで続くことやら。
「聖子がキミさん(赤木春恵)の心の支えになっている」ということを、俺は評価している。たとえ心で良からぬことを考えていようとも、実際にキミさんが肉体面(マッサージ)と精神面(グチ)の両方で、聖子に癒されているんだから。意外にそれをやれる人は他に居ないしね。だから聖子にも存在価値はあると思うんだけど......せめてもうちょっと人当たりに配慮し、我慢強くなってくれたらねぇ。
悠子さーん(財前直見)、ゴールドコーストのことをネットの検索ページで探すのはいいけど、半角カタカナで入力してしまうのはなぜ!? (笑)
大出類子、当時 26歳かぁ。しっかし、事件で死んだ人には、プライバシーも何もあったもんじゃないねぇ。(苦笑)
ついに真相を探り出す悠子さん。さすが、元スチュワーデス刑事! ←違うドラマだって
1960年の News Week の表紙は絶品だよねぇ。「世界を買った男」の見出しとともに、無責任男時代の植木等さんのはじける笑顔。
実は子供の頃、ときどきテレビで放送されていた無責任男の映画シリーズって大嫌いだったんだよねぇ。なぜって? 無責任だから。(笑) 大学の頃には、先輩の影響でクレイジーキャッツの歌も含めてすっかり虜になっていたんだけどね。
この回は録画したまま見れずに 2002/5/21(火)にやっと見れたんだけど、意外に大事な回だったんだねぇ。
美咲(木村佳乃)のカレ・和菓子屋のツトムくん(温水洋一)がついに「結婚しよう」と言って、美咲が「家庭を壊してまで結婚したくない」と答えながら実は揺れていたり。
加奈子(飯島直子)の可愛い息子が大阪の父親に会いに行ったけど、結局会わずに帰ってきて、母・加奈子の働く姿を見て母に惚れ直したり、その中で小此木純(阿部寛)がいい味を出していたり。
仲間たちを馬鹿にする柿沼課長(山西惇)に、トオル(ユースケ・サンタマリア)がビシッと言ったり、加奈子が課長を張り倒したり。
柊平(妻夫木聡)と千鶴(内山理名)がキスしてしまったり。
ずいぶん時間が経っちゃってたしビデオも溜まっているから見るのをやめてしまおうかとも思ったんだけど、見て良かったよ。
深田恭子ちゃんのドタドタ走りも和久井映見さんの一文字口も健在だし、渡部篤郎さんは他のドラマのように細かく揺れたり見ていて呼吸困難にさせられたりしないので(←わかるかなー)、なんとか見ようと思っていたんだけど、ちょっと時間が無くなっちゃって......
実は第1話をビデオで見直したんだけど。
経験の伴った恋愛ネタで生徒たちに古文への興味を持たせる藤堂先生(渡部篤郎)。そんな先生が好きな夏澄(深田恭子)は、ちょっとしたきっかけで気持ちがエスカレート。お互いに惹かれ合うようになり、ついにキスしてしまった......藤堂先生の「古文に出て来る人たちの方が熱く恋愛をしている」という主張は頷けるし実際に授業を受けてみたいと思わせるし、深田恭子ちゃんの高校生姿(←妻は「(今に比べて)ブサイク」と言ってたけど(笑))は可愛いしで、なかなか印象的だった。
でもある意味、この第1話がすべてという気もして。だってあとは、藤堂直と夏澄はやっぱり惹かれあってだんだん気持ちを隠せなくなって来るんだろうから、「実はすべてを知っている朋子(和久井映見)がどう動くか」という楽しみだけなんだよね。最終的に直と夏澄がくっつくか離れるかなんて、割とどうでもいいというか、どっちにでもできちゃう気がするし。
と、自分を説得しつつ、リタイアすることにします。
事情により最近は「ながら見」が多いんだけど、このドラマは ながら見には向かないねぇ。木村くんが目で演技していたり、低くて聞き取り難い声で話したりするから、ながら見だと展開がよくわからない。って当たり前か。(苦笑) とりあえず、アップでカットをバシバシ切り替えるのは、目が疲れるのでやめて欲しいな。
涼(木村拓哉)と、完三(明石家さんま)の妹・優子(深津絵里)は、火傷繋がり、か。
前回は、異常なほどの記憶力という点から、涼が犯人ではないかと思わせて。
今回は、火傷という共通点から、涼が昔の事件にも関わっていたのではないかと思わせて。
さて、次回はどうするんだろうね。また謎を増やす気なのか......野沢尚さんのドラマのように、重要そうな謎を惜し気も無く明らかにしていく展開の方が、俺としては好みなんだけどなぁ。もし次回、上記の 2点に関して進展が無いようだと、じれったくて見たくなくなっちゃうかも。
(2002/5/31(金)追記) いい加減ビデオが溜まりすぎたので、興味の薄い方から切らせていただきます。すなわち、このドラマをリタイアします。
長年の恨みを晴らす、ということでは、木曜日の「眠れぬ夜を抱いて」に通じるものがあるね。対比して見ると面白いよ。
柏木(佐藤浩市)の過去について、ボロボロと出てきたねぇ。本橋一馬(中村俊介)とかも、すっかり確信している感じ。恨みの片思い繋がりというか何と言うか。
及川(古尾谷雅人)の件を知っていて柏木に会いたいと言う平間なる人物まで現れた。そしてその話を柏木の妻・奈緒子(大津寧々)が聞いてしまった。同時に聞いていた柏木の部下・児玉(加藤雅也)は、平間を殺す覚悟を決めている。柏木は「絶対に手を出すな!」と釘を刺したけど、大切な柏木と密かに愛する奈緒子の二人を救おうと願う児玉の決意は固そう......この児玉の柏木に対する忠誠ぶりは、「眠れぬ夜を抱いて」で中川欧太(仲村トオル)を裏切る部下・葛井(古田新太)とは対照的で面白いよねー。
ところで、北海道・絵笛の未央(本上まなみ)の毛糸キャップ姿ってどうなのよ!? (笑)
(2002/7/2(火)追記) 諸般の事情により、このドラマのビデオを見る時間も無さそうです。残念ながらリタイアです。
勉ちゃん(山田雅人)が居なくなって てんてこ舞いの おかくら に、ピンチヒッターが現れた!
眞くん(えなりかずき)の友達で、前シーズンに数度出演していた森山壮太くん(長谷川純)。
実は森山くんの方も、父がリストラされてから経済的に困っており、高校中退後「自力で生活費を稼ぎたい」と願っていたところだった。
おかくらの大吉さん(藤岡琢也)も森山くんも「他人の手は借りない」という性格だから、この二人を結びつけた眞くんには「よくやった」と言いたいね。
野球中継延長の対策を忘れて、録画失敗しちゃった......後半 30分ロスト。(苦笑)
このドラマの公式 HP でストーリーを補完したところ、俺が先週少し疑った山路康平(筧利夫)・君枝(秋元奈緒美)夫妻も失踪しちゃったんだねー。これで、主役である中川欧太(仲村トオル)・悠子(財前直見)夫妻以外は二組とも失踪しちゃった。
あと失踪するとしたら、脇役の老夫妻とかしか居ないじゃん。つまんなーい。(笑)
ナイフを使うのが得意な強面(こわもて)の若頭さん、なぜか充ちる(岡本綾)の前ではいつも照れ気味だったり。可愛いー! (笑) しかも白戸則道(長瀬智也)が現れると、ライバルを見るような目つきで睨みつけているし。充ちるに惚れちゃったのかな?
山崎史彦(原田泰造)の「ギャフン」が痛快だったね!
ラストの、白戸則道(長瀬智也)による山崎史彦への宣戦布告も堪らない!
しかも次回予告では、小塚泰平(植木等)が山崎史彦とご対面! くぅー!
こうしてみると、山崎史彦こと原田泰造くんの「力みぶり」が成果を上げている感じ。
スーツのズボンはダブダブなんだけどね。(笑)
結婚式で決めるべき様々なことに対して、彼がいつも「どっちでもいいよ」と答えていたために、彼女の心が揺らいでしまったのね。なんか、耳が痛いな。
彼にはきっと悪気は無いんだけどね。彼もきっと俺と同じく「結婚式は女性のもの」と思っていて、彼女に対して「君の望み通りにしていいよ」という気持ちだったんじゃないかな。もちろん、そういう複雑な段取りや手続きが「よくわからない」のも事実だし、「相手にやってもらえればラッキー」というわがままな気持ちも少しはあるんだけど......
苦手分野で協力できない部分を、得意分野で返そうとしているつもりだけど、それじゃあダメ? それはそれ、これはこれ? あ。話が逸れた。(笑)
その二人の結婚式を通して、大森トオル(ユースケ・サンタマリア)の仕事ぶりを確認しにきた柿沼課長(山西惇)は、最終的には感動して涙していたね。そのうち課長夫妻の式も、トオルが仕切ることになるのかな?
思いっきり、ながら見しちゃった。ノーツ DB の開発しながら。(苦笑)
藤堂直(渡部篤郎)と夏澄(深田恭子)のツーショットを遠くから見ていた朋子(和久井映見)が、不敵な笑みを浮かべていたねー。実は事情を知ってて藤堂に近づいたとか?
ちょっとまだチグハグだよねー。
片瀬涼(木村拓哉)は、調理場に出入りする人間なのにあんな帽子を被っているし、行動はメチャメチャ怪しいし、美羽(井川遥)との接し方もムリヤリすぎ。「キムタクなら許せるでしょ?」と作り手が言っているように見えてしまうんだよね。周りの女性たちからは、「自分がカッコいいと思っていい気になってさ!」なんて公私混同な非難の声まで飛び出す始末。(苦笑)
まぁ作り手もまだ、木村拓哉くんと明石家さんまさんなんて「飛び道具」を使いこなせていないんじゃないかと思うんだよね。視聴率も思ったほどではなかったそうで心配なんだけど、そのうち馴染んでくることを期待しつつ、もうちょっと見てみようかな。
のめりこめるドラマかもしれない。
第1話では戸惑った、柏木圭一(橋龍吾 → 佐藤浩市)と江成亜木子(宮本真希 → 古手川祐子)のルックス的なギャップも、(慣れもあるけど)納得できるようになってきたよ。
27年前の北海道・絵笛、二人は純粋で熱い若者で、幼なじみから恋人になろうとしている大事な時期だった。それを江成達也(風間杜夫)にズタズタにされてしまったんだよね。二人の関係はもちろん、父親の命や、大切な牧場までを奪った江成......熱い想いを素直に表現してきた若者が、本当の気持ち−−今でも相手を愛している・ずっと江成達也を恨んでいる−−を抑え込んで生きて来たら、27年後にあのようなルックスになってしまうのも、わかる気がするんだなぁ。
柏木圭一(佐藤浩市)にとって、誤算と言うか何と言うか。
まず、江成の居る世界までのし上がるために結婚した相手、すなわち政界に影響力を持つ横矢孝義(津川雅彦)の娘・奈緒子(大津寧々)を、ただの道具だと割り切れないこと。愛されないことでボロボロになり、児玉(加藤雅也)に刹那的な癒しを求めている奈緒子......その報告を本橋一馬(中村俊介)から聞いた柏木の反応や、奈緒子を見つめる柏木の目には、単なる憐れみや謝罪の気持ちだけではない何かを感じてしまうよ。
そして、江成を潰すための道具だと思って近づいた、江成の娘・未央(本上まなみ)に、自分が失ってしまった純粋で熱い想いを感じてしまったこと。未央が思い起こさせる 27年前の純粋で熱い感情は、柏木の復讐心を鈍らせてしまうのでは......
基本的には復讐劇なんだろうけど、単純に「復讐のためには手段を選ばない」「冷酷な仕打ちも平気でやる」または「復讐心で我を忘れ、あとでハッと気付いて後悔する」とかいうのではないんだよねー。みんなちゃんと人生を背負っていると言うか。復讐相手である江成の描写は今はちょっと薄いけど、もしかしたらそのうち、視聴者にとっても恨み切れない彼なりの人生が描かれるかもしれない。そう期待させる雰囲気があるよ。
ということで、けっこう気に入っているんだけど、放送時間(22時)の問題もあって、見続けられるかどうか、ちょっと微妙。
ええと、今回は ながら見しちゃった。(苦笑)
英作(植草克秀)は、どうも肝臓に問題が出ているらしく、精密検査をすることに。大きな病気じゃなきゃいいんだけど......検査の結果に関わらず、英作は救命救急病院を辞めようと決意しているみたいだね。いい判断だと思うよ。
長子(藤田朋子)はそんな英作を看病するため、翻訳の仕事を一時休止するつもり。本人は常子(京唄子)に「他の仕事と違っていつでもやめたり始めたりできる」と言っていたけど、以前のシリーズを見ていると翻訳の仕事は、前の仕事の評判によって依頼が来たり、コンスタントに仕事をこなすことによって評価が上がったりする感じだったから、仕事を断ることはけっこうマイナスで、また始めるときは「一から」になりそう。もちろん長子は、それをわかった上で、英作の看病を優先させることに決めたんだろうけどね。
おかくらでは、珍しく勉ちゃん(山田雅人)にプライベートな問題が発生。田舎の父が危篤とのこと。当然、大吉さん(藤岡琢也)もタキさん(野村昭子)も「店のことはいいから今すぐ実家へ」と勉ちゃんを送り出したけど、お店はどうなることやら。
英作に続いて、勉ちゃんのお父さんが倒れるとは。
こういうことって、割と重なりがちなんだよね......
野沢尚脚本で仲村トオルさんが出ていると、どうも犯人のような気がしちゃってねー。(笑) 彼、つまり中川欧太(仲村トオル)は、妻・悠子(財前直見)との会話やバーベキューのときに、「元澄リゾートホームを、都会では失われてしまった理想の故郷にしたい」と語っていたよね。そこから邪推するに、理想の故郷のために邪魔になる存在は排除しようとしているのではないかと。
つまり、この元澄リゾートホームに都会の歪み(ヒステリックな夫婦喧嘩)を持ち込んだ進藤要士(田辺誠一)・萌(渡辺由紀)夫妻を、中川欧太は排除したんじゃないかと思えてしまうんだよねー。彼の忠実な部下・葛井忠道(古田新太)は、彼の命令であれば、どんなことでも冷徹にやってしまいそうな感じだし。
もちろん中川欧太以外にも、バーベキューのとき、山路康平(筧利夫)は進藤要士との挨拶の仕方が怪しかったし、その妻・山路君枝:38(秋元奈緒美)も葛井忠道を見る目が怪しかったから、山路夫妻も疑わしいんだけどさ。まぁ、推理下手な俺としては「犯人が誰なのか」は置いといて見る方が、楽しめるかもしれないんだけど。(苦笑)
熱田刑事役の大杉漣さんは、服装といい義足といい喋り方といい、ドラマ中で浮きまくりなんだけど、あれはわざと浮くようにしている気がするね。余談だけど大杉漣さんと言えば、先日の「世にも奇妙な物語」での駅弁を分析しながら食べるオジサン役の印象が強烈過ぎて、このドラマではあんなにハードな役なのに、登場したときに「思い出し笑い」してしまったよ。
もう一つ余談だけど、進藤夫妻の一人息子が家に残していったガンダムの模型......あれが「何ガンダム」なのかわからなくて、ちょっとショックだった。あー、俺も歳とったなぁ。
白戸則道役の長瀬智也くんは、「池袋ウエストゲートパーク」や「ハンドク!!!」と同じキャラで登場。巨大な権力を持つ人たちを相手にああやってツッコんだり もがいたりしている姿って、けっこう好きなんだな。逆に言うと、このキャラ以外での長瀬くんって、あんまり好きじゃなかったり。
株価の急落に気が動転して対応できない則道(長瀬智也)を見たとき、「彼が借金を返すドラマになるのか!?」とハラハラしちゃった。一緒に見ていた人も、「あーあ。私なら、最初に株価が上がったときにすぐ売っちゃうけどね。」なんて言っていたし。でも、あのときの則道は、倒れた父親のことで頭が一杯で株のことなんて忘れちゃっていたんだよね。
株ってそういう風に、24時間意識していなければいけないもの。
そういうのを気にせずにゆっくり過ごしたいから、俺は株に手を出せない。
とりあえず、最終的には則道が儲けを出してくれてホッとしたよ。ただ、病院の屋上で「やったぁー!!」と叫びまくる則道の声があまりに大きすぎるので、ドラマとしてではなく現実として、ご近所に文句を言われないか心配になっちゃったのは嫌だったんだけど。
則道が電話 1本で 400万円儲けて狂喜していたとき、父親は 400万円の借金を残して死んでしまった。これをどのように受け止めるか......株で大金を儲けるよりも、汗水流して僅かなお金を稼ぐ方が「偉い」「美しい」と考えるのは、負け犬の遠吠えかもしれないね。株の世界で戦う自信がないから、自分を正当化しているという......誰かを馬鹿にしているんじゃなくて、自分自身がそういう負け犬だと痛感しながら書いているんだけど。
なぜ則道に目を付けたのか、小塚泰平(植木等)はいくつか理由を挙げてみせた。
則道がパチンコ屋で出玉の傾向をノートをつけていたこととか、
小塚の 2億円を見事に辰美周二(小日向文世)に届けたこととか、
なんだかんだ言っても初めての株でちゃんと儲けを出したこととか。
つまり、「大胆かつ繊細」な素質と強運とを、則道は合わせ持っているということ。
これを聞いてあらためて、「ああ、俺には株の世界は向いていないな。」と痛感したなぁ。(苦笑)
小塚泰平は則道を使って、山崎史彦(原田泰造)率いる まつば銀行を倒産させようと目論んでいるんだね。しかも、何か目的があってそうするのではなく、ちょっとしたゲーム感覚で。なんか、スゲー。自分が利用している銀行じゃなくて良かった。
まー、映画「卒業」形式のドタキャンなんてもう珍しくはないんだけど、その相手がマイケル富岡じゃあ、そりゃートラウマにもなるわな。(笑)
あ! こっちにも奥貫薫さんが出てるー! (バツイチ子持ちの新婦役として)
「渡オニ」のセリフ覚えだけでも大変だろうに、ご苦労様です。
実は第1話の録画は失敗してしまって、終盤を見れなかったんだけど、第2話冒頭でダイジェストをやってくれたので、結果は知ることができた。新郎・亮輔(川岡大次郎)の父親(佐々木勝彦)は、予算 10万円の結婚式会場である菜の花畑に、ちゃんと現れてくれたんだね。きっと大森トオル(ユースケ・サンタマリア)が、彼らしい熱意で父親を説得したんだろうねー。
若かりし北海道時代とのギャップが......
柏木役の橋龍吾くん(昔)と佐藤浩市さん(今)は、何とか許容できるとしても、
亜木子役の宮本真希ちゃん(昔)と古手川祐子さん(今)の差って......
ていうか、宮本真希ちゃんの豊満さにやられっぱなしだったんだけど。(笑)
海岸で柏木(橋龍吾)と寝転んでじゃれ合うシーンとか。
洗濯物を干している彼女を柏木が盗み見しているのを実は気付いていたりとか。
タプタプした二の腕も要チェックだったりして。(笑)
20年以上経つと、人はこうも変わるのかなぁ、なんてね。
それでも柏木(佐藤浩市)は、未だに亜木子(古手川祐子)が好きなのかなぁ。
それとも、ホレたハレたはどうでも良くて、亜木子とともに牧場の名馬を奪い父を自殺に追い込んだ江成達也(風間杜夫)への恨みを晴らしたいだけなのかな。
物語の方は、まだまだ謎が一杯。
シーンのフラッシュバックが多いので、事実関係を整理することも困難だったよ。
北海道の燃えるボロ小屋は、てっきり柏木父が「放火して自殺」かと思ったんだけど、自殺したときには家が燃えていない。柏木(橋龍吾)が小屋を出て行くときも燃えていない。いつか柏木が放火するのかなぁとは思うけど。
柏木(佐藤浩市)が友人(古尾谷雅人)を刺し殺した理由も、今ひとつハッキリしない。たぶん、世間で言われている「競馬で一発当てて」というのが嘘で、友人と結託して金を盗んだ末に裏切ったんだろうなぁとは思うけど。
江成(風間杜夫)は、妻・亜木子(古手川祐子)のお尻を人前で何気に触ったりするセクハラオヤジだけど、昔も宮本真希ちゃんの胸を鷲掴みにしていたねぇ。昔っからセクハラ野郎だったんだね。うーん、だんだん憎くなってきた。(笑)
本橋一馬(中村俊介)が、父(古尾谷雅人)を殺したのが柏木(佐藤浩市)だということを、どこまで感じ取っているのか......イマイチわからないね。お付きの運転手である彼は、横矢孝義(津川雅彦)と柏木が江成の娘・未央(本上まなみ)のことを話しているのを聞いていたけど、年齢的に未央と釣り合う一馬は、この策略に協力することになるのでは......
いやぁ、ついにまた始まっちゃいましたねぇ。
M 先輩の奥さん＠20代は、この初回 2時間スペシャルを録画しておき、「渡オニ」好きの友人たちを休日に家に呼んで、鑑賞会を開催したんだそうな。すごい気合いの入れ様。(笑)
今回の目玉は、幸楽の新メンバー・山下光子さん(奥貫薫)。何と言っても、あの奥貫薫さんが橋田ファミリー入りしたことに驚いたね。その役柄は、弁当屋のリーダー・山下健治さん(岸田敏志)の奥さんで、弁当屋に役立つ栄養士の資格を持っているだけでなく、頭が良くて何でもテキパキとこなせちゃう人。
そんな余裕があるためか、聖子(中島唱子)が彼女に相応しくない仕事をやらせようとしても嫌な顔一つせずに引き受け、しかも聖子以上の成果を出してしまったり。彼女が聖子をさりげなくギャフンと言わせてくれるのは視聴者にとっては嬉しいけど、「弁当屋」と「聖子の夫」の立場で板挟みになりそうな周ちゃん(岡本信人)にとっては辛い状況になりそうで、ちょっと可哀想かも。でも、それでも周ちゃんは聖子が好きなんだね。(泣)
加津(宇野なおみ)との何気ない会話を聞いていても、光子さんは周りの人のためを考えて行動しているし、いざこざがあっても他人を責めず「もっと自分が努力しないと」と考えてしまうという、渡オニには珍しいタイプの真っ直ぐな性格の人だとわかる。でも、その能力の高さ故に、幸楽に物議を醸す存在になってしまうんだね。思ったことを悪気もなくズバズバ言ってしまうところがちょっとあるし、いくら周りの人のことを考えていると言っても、努力しても勝てない人に対するコンプレックスを持っている人たちの気持ちまでは想像できないだろうし......本人に悪意が無い言葉も、僻む気持ちがある人には嫌味に聞こえてしまうんじゃないかな。
話は変わって野田家では、あかり(山辺有紀)が育児ノイローゼ気味。その上、別れた夫・和夫(倉田てつを)が野田家に訪ねて来たりして あかりがキレてしまい、一時はどうなることかと。でも、弥生さん(長山藍子)の母親らしい説得とフォローによって、あかりは落ち着きを取り戻した。あかりは週に数度だけ「ごはんや」を手伝うことになり、その間は弥生さんが育児をするということに。
感心したのは、赤ちゃんが大声で泣いていても泣き止むまで放っておく場合がある、という点。もちろん、その泣き声が空腹のせいだったりオムツだったりする場合はちゃんと世話をするけど、赤ちゃんはそういった問題が何も無くても「構って欲しい」という甘えの気持ちから泣いたりすることがあるらしい。そんなときは泣き疲れるまで放っておいた方が、赤ちゃんの教育上もいいんだって。でも、赤ちゃんの泣き声の意味を識別できるのも、泣き声のうるささを平気でやりすごせるのも、育児経験の豊富な母親ならでは、なんだよね。単純に「放っておけばいい」と言って真似してはいけないよねー。
またまた話は変わってラストには、救命救急病院に単身赴任中の英作(植草克秀)が倒れたとの知らせが。まぁ、救命救急の激務に挑戦することを決めたときから、英作は既に「自分の年齢ではいつまで続けられるかわからないけど、やれるだけやってみたい」と言っていたから、いつかこうなることは、英作自身が予想済みだったと思うよ。とりあえず、動けなくなったり命に関わったりするような倒れ方じゃなくて「良かった」と言うべきかな。
※ 2002/3/28(木)以前の放送分は 別ページ です。 ※