ドラマ雑記[1999年1月〜(3)]　3/1-3/25の放送分

ラインナップ(1999/3/1時点): ■オーバー・タイム■ボーダー 犯罪心理捜査ファイル■救命病棟24時■天使のお仕事■お水の花道■渡る世間は鬼ばかり■リング〜最終章〜■天国に一番近い男■ケイゾク■君といた未来のために■以上 10本。
リタイア: ■ママチャリ刑事(1999/1/21 #3)■可愛いだけじゃダメかしら?(1999/1/25 #3)■夜逃げ屋本舗(1999/1/28 #3)■以上 3本。

※ 日記をつけ始めた経緯を、「ドラマ雑記(1998年4月〜)」ページの最後にまとめてあります。※

各話を思い出すのに役立つ!?「キーワード」をつけてみました。タイトル右の「KW: xxx」がそれです。

※六たび: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※
※四十九日にはちょっと早いですが、シーズンの切れ目ということで、これぐらいにしておきます。※

夫:良(前田吟)と二人きりの生活に意義を見出したものの、持て余す時間のやり場がなかった弥生さん(長山藍子)......老人ホームに行った姑:ハナを訪ねても、戻る気は無さそう。そんな折、おかくらで神林先生(愛川欣也)に会い、訪問介護という仕事への道を見出します。看護婦経験と姑の介護経験が活かせまくるし、もうバッチリ!　弥生さんトコはこれで一段落だねっ! (^o^)

五月さん(泉ピン子)トコは、愛ちゃん(吉村涼)ウソスキー問題ですったもんだ。幸楽を訪れた英作(植草克秀)の泥酔も見れずじまい。残念。(-_-;)　邦子(東てる美)が付き合ってる男[名前失念 m(_ _)m]まで絡んで、またひと騒動ありそうだぁ!　はぁ。

文子さん(中田喜子)トコは、なぁんかやたらといい雰囲気で平和です。別れた夫:亨(三田村邦彦)との再婚もアリか?　タキさん(野村昭子)もけしかけてます。(^_^)

葉子さん(野村真美)は設計コンクール入賞を喜び、酔って他人の夫:太郎(船越栄一郎)に抱きつきまくってる。太郎もまんざらじゃない顔だし......(-_-;)　「太郎と結婚する気はない」と宣言した先週の度量はどこへやら。絶対また問題発生だ。(^_^;)

長子さん(藤田朋子)トコの話題は、神林先生と結婚したい姑:常子(京唄子)の「色ボケ」ぶり。人柄も確かめずに神林先生を毛嫌いする英作。神林先生自身が英作の気持ちを理解してあげているのが泣かせます。息子である英作が「この色ボケ女!」呼ばわりした時には「言い過ぎじゃ...」と思ったけど、その後に長子たちが見た光景はまさに......あの歳で「キャー!」　抱きっ!　ホッペにチュー(^з^) だもんなぁ。

大吉父さん(藤岡琢也)は、よく娘たちに偉そうに説教するけど、あまり説得力がないことに気づきました。(^o^;)　何かあると必ずやってくる娘たちも、いいアドバイスを聞きたいなんてちっとも思ってないことでしょう。必ず「おかくら」に居て、影ながら心配してくれているという存在感が、何者にも代え難いんでしょうね。

2時間スペシャルであっても、回想シーンで水増しする必要もないほど豊富な話題!　何も感想が出なくても、事実関係を列挙するだけでこんなに書けてしまうドラマ雑記! (←じゃぁ書くなって)　今後の展開も目が離せません......

キレイに終わりましたねぇ。(^o^) (その2)

おじいちゃん・おばあちゃんになぜビデオを見せるのか、陽一くん(深川雄太)にちゃんと説明した浅川(柳葉敏郎)。再生ボタンを押すのを拒否した陽一くんに感動。(-_-)ンー　4人の風景には、肉親への愛が一杯でしたね。陽一くんが成長したら、たとえビデオを見せる相手が他人だったとしても拒否する人間になってくれるんじゃないか、とも思わせてくれました。呪いワクチンの有効性が証明される前に、ビデオを見せることを思い留まった学生たちにも、同様な期待ができそうです。

「科学者は時として詩人になる」を証明した宮下(黒木瞳)。ラジオ出演と呪いワクチン適用は、かなりの越権行為だったはず。今後はワクチンを広めるための苦労も待っています。がんばってね。(T_T)

貞子の人類壊滅作戦は、復習の手先としての息子:高山竜司(長瀬智也)によって食い止められました。死んだ人はちゃんと死んでいるというのも良かったです。予告に顔を見せたものの、最終回では結局なりを潜めたままだった貞子......第二、第三の作戦も仕込み済みだったりするのでしょうか......

却下! (-_-メ)......だけっていうのも、やっぱりナシですか? (^^;　死人にムチ打つようなことは苦手なんですけど......

第10話・第11話は、がんばっていたと思うんですよ。ドラマのテーマにも迫っていたと思うし、なんとか努力して感情移入もできたんです。でも最後にして、第9話以前の印象に戻ってしまいました......全登場人物が、ここまで完璧に「殺されて」しまうとは、予想もできませんでした。ナレーションや説明的セリフに漂う打ち切り感は、「ボーダー」以上じゃないでしょうか?　打ち切られた訳でもないのに......

犯人の青年(柏原収史)が罪の意識を自覚できるようになったのは、彼にとっても救い。で、その様子は?......前島(西田健)と日下部さん(長塚京三)の直接対話が欲しかった。二人のやりとりの中で、良い意味で「魔がさす」前島の表情が見たかったし、権利書返却に劇的さが欲しかった......自分の気持ちを凍結させた岩田くん(城島茂)のセリフ「これでいいんだ、これで。」は不要、表情で見せるべき所では......まりあ(観月ありさ)のお別れの言葉、あの少人数なのに、全員にコメントしないなんて......まりあの退会は、沢木院長(吉行和子)に決めて欲しかった......あぁ、まだあるけど......オチとか......

テーマは絶対にイケてた筈なのに、何が障害だったのでしょう。残念でなりません......

父の会社を継ぐためにホステスを辞めた五月(一色紗英)......同僚との帰宅途中、横断歩道の向こう側に威圧的ポーズの明菜(財前直見)。第三者からのホステスの見え方、第三者の中でホステスが発する気が印象的。
信号が青に変わり、お互いを無視してすれ違う五月と明菜。横断歩道を渡り切り、後ろ髪を引かれるように振り返る五月......後ろ向きのまま、V サインしている明菜......うーん、感動。(-_-)　足を洗った者に対する礼儀の中での、五月に対するエール。いいです最高です、ついていきます明菜さん! (^o^)

石崎さん(上川隆也)の病気を知った明菜。今度は自分の番......石崎さんの手を引き、背中を押す明菜。以降につづくシーンは、もう涙ボロボロ。笑わない人:石崎さんの、歯を見せたやわらかい微笑み。明菜とのやりとり。パラダイスと石崎さんを支える者としての顔と、女の子としての顔(ステロタイプではあるが)がないまぜの明菜。そして、[手術中]ランプ点灯......この時、予告で目にした「あなたを、愛している! (Not ですます)」がまだということもあり、視聴者には「絶対手術成功だ!」という安心感もあったと思います。そして、いつもの階上に現れる石崎さん!　喜びは最高に高まり、予告で見たあの場面につづきます......

明菜と視聴者を突き落とす「交通事故死」!　しばし呆然......藤村俊二さんのナレーションでまるめこまれ、視聴者の視点は、ドラマ冒頭の「とある高級クラブの風景」へと導かれます。描かれていく「受け継ぐ人々」......五月に代わる No.1 は、やはり麻弥(原沙知絵)!　ドレスが映えまくり。やっぱりねぇ、元がいいから。(^_^)　心の中の石崎さんと「お水の花道」を確かめ合う明菜。エピソード、完結......

そうですね。死因を除けばね、超満足ですね。死因を除けばね......石崎さぁ〜ん!! (T_T)

この余韻に浸りたいから、ノーコメント......ていうのは、ナシですか? (^^;　小島(松嶋菜々子)もがんばったし、医局長(清水章吾)は頼もしいし、婦長さんも「あのー婦長」「わかってます!」といい味出してたけど、なんといってもラストが印象的で......いやー、次クール待望の「古畑任三郎」だけど、今回の予告だけは邪魔に感じました。

進藤(江口洋介)の手術は長引き、各自の回想がその時間を埋める......(CM へ)......CM あけの最後の時間は、黒字に白文字の「1年後」表示で始まった。少したまげたけど、ここから先は「ご想像にお任せ」の一形態であるようにも思えたのだった。

医局長 & 小島の努力で、脳外科の 24 時間バックアップ即手術体制が組まれていた進藤(江口洋介)の脳腫瘍......腫瘍の破裂があろうがとにかく速効で処置可能だから、腫瘍の摘出が完全なら 1年後のあの復職ぶりが実現する確率も高い。印象的な白衣が示す通り、勤務時間の不規則な救命救急を離れているというのも、現実味を増している要素だ。

かたや、植物状態に回復の兆しを見せつつも肺炎を併発していた早紀さん(高田美佐)......進藤が倒れた時点では、肺炎の症状は一時的に和らいでおり、目・口・手首の動きも頻繁に見られるようになっていた。進藤の残した治療指示ノートもあり、救命病棟のメンバーのバックアップもあっただろう。あの後、まさに「目覚められたかどうか」だけが、1年後を決めたと思われる......そして、描かれた 1年後は......

高台の広場に現れた進藤と、車椅子で迎える早紀さん。広がる緑の中で「おかえり。」「ただいま。」......美しく、幸福感が漂うその光景......二人きり。彼女の笑顔。その画質。前回に進藤が見た幻に、あまりにも似ている......進藤が持っていた花束。十字架型の墓石。口の動かない会話。考えれば考えるほど、どちらともとれて、胸が締め付けられる。その光景を美しいと感じた分だけ、切なさも増していくのだった。静かに「END」マーク......

「よかった......(-_-)」

振替休日と言うことで、オンタイムで見ていた。妹も一緒に見ていた。TV 中の一言々々に、自分のことのように赤面し悶絶するオレ。(*^o^*)　いつも見れるときしか見ていなかった妹は、屋上や、久我さん(椎名桔平)の前で、抱き合っている夏樹(江角マキコ)と宗一郎(反町隆史)を見て、「この人達の気持ち、わかんない!」と叫んだ。(^^;

宗一郎の行動は、冬美さん(石田ゆり子)の嘘がきっかけとは言え、考え抜いてのことだった。久我さんのプロポーズに揺れる夏樹には、乱暴する宗一郎の気持ちを読める余裕も、宗一郎とのことを隠し通せる狡猾さもなく、真っ直ぐさだけがあった。全てを知り対峙する二人。二人で導き出す結論。夏樹は久我さんにも真っ直ぐに対峙した。そして、自分の非も、夏樹と宗一郎の気持ちも完全に洞察している久我さんには、夏樹を包み込む十分に大きな心と、大人の落ち着きがあった。

恋愛や結婚とは別のカタチで、永遠を見つけた二人......写真集のラストを飾る、夏樹(ていうか江角マキコさん)の後ろ姿......ミニスカとわずかに覗く腿は、うーん、悩ましすぎ。(*^_^*)

篤志(堂本剛)の母:裕美(真行寺君枝)が繰り返しの原因だった。予想が当たったぜ。(^o^)(→ 2/27(第7話)・2/20(第6話)日記参照)　繰り返しの終わりは、裕美の命の終わりでもあった......映画館に篤志の父:弘志(内藤剛志)が現れ、願いが叶った裕美は、時の狭間で、二人に別れを告げた......

「篤志の母さんには脳障害があるから、『繰り返しを止めたい』と願えるわけがない」というのが黛(佐野史郎)の読みだった訳だけど、そんな浅い話じゃなかったね。繰り返し人生の強みを活かして、何度も世の中を支配しかけた黛だったけど、どんなに先手を打とうとも、人の心まで読み切ることはできなかった......悪人にも成りきれず、結局は「心弱き者」でしかなかった黛に、少しだけ同情してしまったな。繰り返しの止まった人生で、彼は何処に行ったのかな......

由佳(遠藤久美子)を待たせている展望台に大遅刻の篤志、「ずいぶん待たせちゃったね」に込められた 20年分の重みが、たまらなかったね。篤志と由佳を 20年(弱)も見守ってしまった蒔(仲間由紀恵)の、別れ際の感慨には、宗一郎に通じるものを感じてしまったよ。(^_^;)

「神様ぁ〜!!」と空に叫ぶ天童(陣内孝則)。天国への帰還の道連れは、自分本位な人間達に歪められてしまった殺人犯(岡本健一)。彼には魂の休息が必要でしょう......そして天童の記憶は、四郎(松岡昌宏)とカメさんにだけ残った......天童が去った「その後」に、十分に時間をとっていたのが良かったです。(^_^)

真山(渡部篤郎)にキスされ、こと切れる柴田純(中谷美紀)。抱きしめて叫ぶ真山......「あったまクセ〜!!」......うーむ、これはこれでケイゾクらしい終わり方かな、と思っていた。流れる「クロニック・ラブ」、流れる思い出、そして......「また指紋が変わっているだと!?」......なにぃー!?　どゆこと!?　そしてなんとーっ、映画の予告編!　柴田復活、真山キスを受けて早速のウェディングドレス攻撃、そして、包帯グルグル巻きで壷坂さん(泉谷しげる)まで復活!　ぐわぁーん......

チッキショー、やりやがったな! (-_-;)→(^_^;)

ケイゾク TV 版の感慨を、全ての視聴者に対して 1分間しか与えないとはっ!!　そして、再びボケ倒す柴田の姿に、戸惑いつつも嬉しさがこみ上げてくる自分を否定できなかった。映画予告編を受けて、今までの経緯(朝倉の行動、死亡した人、殺した人)を整理しなければならないが、それは、近々記入予定の「ドラマ総括」へとケイゾク......(^^;

※五たび: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※

「ちょっと早いけど、母さん(長山藍子)の誕生日を祝いに来たんだ」と、突然実家に戻ってきた息子:武志(岩渕健)と娘:あかり(山辺有紀)。夫:良(前田吟)が仕事帰りに買ってきた異例のバースデーケーキを囲んで、親子揃っての一体何年ぶり? な食事です。あんなに難しく考え込んでいた母:弥生(長山藍子)の気持ちはいっぺんに氷解。夫と二人きりな生活に意義を見つけたみたい。こういう細かいセレモニーをちゃんとやるだけで、人の絆は深くなるものなんですねー。(-_-)ンー

やるな子供たち!　と思っていたら、なんとタキさん(野村昭子)のさしがねだったとは!! (^o^;)　うーん参りました。m(_ _)m

「太郎(船越栄一郎)と別れさせられるかもしれない。そしたら今度こそ、葉子さん(野村真美)に太郎と一緒になって欲しい。」と言いにきた、太郎の妻:美智(一路真輝)。でも葉子は、毅然とした態度で美智を叱咤し、「太郎のこと愛してるんでしょ?　『太郎を愛しています。でも今は、実家の母の看病をさせてください。』と、わがままを通しなさいよ。」と力づけます。別れさせて葉子さんを嫁に...とたくらんでいた太郎の母(草笛光子)に対しても、「長い目で見てください。自分の母の看病をする嫁です。将来あなたにも優しくできる人です。」と説得。

「今の自由さが最高。家族なんて邪魔なだけ。結婚する気はありません。」と言い切る葉子......抑えている気持ちがない訳ないけど......今の彼女にとっての、ベストな決断なのでしょう。身につまされる女性も多いかも!? (^_^;)

ウソ混じりでスキーツアーに参加した愛ちゃん(吉村涼)。何事もなければめでたしだったのに、やっぱり事故っちゃったのね(バスが)......(-_-;)

井戸の中で、現れた貞子(水中で目を開けたまま微動だにしない怖さ)に、「人の愛はあったんだ!」と叫ぶ浅川(柳葉敏郎)。呪いを解くための謎探しから、単なるパズル以上のものを感じ取っていた浅川に、かなり感動してしまった。(-_-)ンー　心情的には、今回が最終回だったと言えるね。

貞子に首を絞められ水中に沈んだ浅川。その直前には血だらけの高山竜司(長瀬智也)に傷口を触れられている......高山の意識にキスされた後で、不敵に笑う舞(矢田亜紀子)。高山と一緒にいた謎は解けたはずだが......次回予告、肌に浮かぶ謎の模様、「ビデオのダビングは、もう少し待ってください!」と言う宮下(黒木瞳)の声......最終回、残る謎解きをじっくりと楽しめそうな気分です。

修道院に現れた犯人の青年(柏原収史)を平手打ちし、叫び涙するまりあ(観月ありさ)......敢えて「シスター」をつけないのは、今回の彼女が「シスター以前の女の子」に思えたから......まりあは、日下部(長塚京三)の 5年間の痛みを感じ、十字架が欲しかったという少年の罪の無さも感じ、罪の重圧から逃避してしまう青年の拠り所の無さも感じ、要は両方の気持ちを感じてしまって、起きてしまった事件の悲しさ・やるせなさに打ちひしがれているようだった。ちょっとかいかぶりすぎかな。

憎しみの衝動に支配されている日下部......沢木院長(吉行和子)は、犯人を憎み続けるであろう人生を「苦しい」と表現した。憎しみは苦しみ......結構ハッとさせられた。「犯人をこの手で殺す」という刹那的な成就感を求めてしまうのも、苦しみのあまり、なのかもしれない。その先には、より絶望的な苦しみ、あるいは救いようのない虚脱しかないことがわかっていても......

前島御用達クラブ、硬い面もちで酒を飲み続ける日下部......聖書の「目には目を」を引用してけしかける前島(西田健)を「それは旧約聖書ですよ」と揶揄する......憎しみに押しつぶされていた心が、この時だけ、わずかに戻ってきていることを感じさせた。外で待ち続けていたまりあの心が、ほんの少しだけ、日下部を和らげる。

警察署を訪れていたまりあと岩田(城島茂)。そこに偶然、取り調べを終えた青年が出てくる。日下部の憎しみは、彼をこの場に誘っていた。青年のふざけた言葉がきっかけだった。青年に掴みかかる日下部。止めようとした刑事の腰の拳銃が日下部の目に入ってしまったのは、神の意思か。発砲。外す。構え直す。まりあが青年の前に体を広げる。

人を救うには、あまりに未熟なシスター。でも、彼女の純粋さが持つ力を、神は知っている。日下部を止めようとするまりあの、精一杯な言葉には、日下部への愛の告白が含まれていた......

結局、「筋がわかりにくいあらすじ」を書いてしまいました。(^^;　ちゃんとしたあらすじなら、ゆうさんの「ドラマだいじぇすと!!!」をどうぞ。(^o^)　今回、立ち退き問題は日下部さん不在で書類提出、シスター達は行き場もなく沈むだけでしたね。このあたり、来週の最終回でちゃんと決着することを期待します。

毎回、「天使のお仕事」後の重めな気持ちで見始めるため、楽しめるか心配してしまうんですが、オープニング曲のドラムビートが響き出す時には、いつもすっかり「花道」に誘われてますねー。見事です。(^o^)　あと今回は、あまりの小道具の懲り方に、感心するやら呆れるやら......ライトが写り込まない位置で端が見切れない大きさの「はひへほ」ボード、明菜のふぬけオーラを表現するくねくね照明、ユーレイ明菜を実現しつつカメラに映らない平行移動台、どれもきっと (New!) でしょ!? (^_^;)

さて今回の内容は......銀座・花園から戻った明菜(財前直見)の復活、宣言通りに「あなたの居場所を用意」した石崎さん(上川隆也)を、まるまる 1回かけて丁寧に描いていました。前回ラストの「新人、明菜、30、でーす! ブリブリ」を見て安心しきっていたので、なかなかふぬけが治らない明菜は、結構衝撃的でしたね。財前直見さんの「そこまで崩すか!?」な演技も。(^^;

石崎さんだけでなく、パラダイスの仲間の心遣いもあって、ついに自分の居場所を再確認した明菜。歯医者さんの結婚前提申し出を丁重にお断りします。「今の明菜さんが一番輝いていますよ」という歯医者さんの言葉は、ありがちと思いつつも、言ってくれてうれしかったです。(^_^)

あと半年の命な石崎さんは、ついに明菜の前で発作に襲われます!　次回予告、明菜に告白する石崎さんは、「ですます」調じゃなかった! (*^o^*)　うれしさと同時に、半年後は描かれてしまうのかという悲しさも感じてしまいました。

またひどいめまいに襲われる進藤(江口洋介)に「奥さん(高田美佐)の意識が戻りそうなんですっ!」と桜井ゆき(須藤理彩)が告げる。とっさに駆け出す進藤だが、平衡感覚もなく、壁に強く体を打ちつけ、床に突っ伏してしまう。早紀の笑顔、様々な笑顔が浮かぶ......

力を振り絞って病室にたどり着き、ガラス越しに見た早紀は......こちらを見て笑顔を浮かべていた......にわかに信じられない、柔らかい光景。信じさせる「朝はまた来る」。押し寄せる安堵。それはこちら(視聴者)にも......と、測定器の電子音がそれをかき消す!　切迫した現実の光景------肺炎を併発した妻が、目に飛び込む!

むごい。むごすぎる......(T_T)

幸福の全量が一定なら、妻の回復が、蝕まれていく自分と引き替えでも構わない。なのにこの仕打ちは!?　あぁ知ってるよ、医学的な正当さは。この状況が意味していることも......では、そもそもこうなったのは何なんだ!?　この立ち現れ方は!?　願っちゃいけないのか!

TV ドラマなんだ、神は制作者だ、と自分に言い聞かせたいのに、なかなかできないオレであった。(-_-)　そう、不幸のカタチは様々だ。その相対的な程度の差も。でも、相対的な幸せって何?　幸せのカタチも様々だ。小島(松嶋菜々子)と桜井が話していたように、脳腫瘍を抱えた進藤先生が手術を拒否してまでも植物状態の妻のそばに居ようとしているのは、幸せな光景だ。眠り続ける妻と待ち続ける進藤先生という日常にも、幸福感が漂う。だが、訪れた変化が、新しい幸せのための試練ではないかもしれないとしたら!?　生物学的な異常から幻影を見た進藤は、なぜそれを見せられた!?......わかってるよ。「甘い」って。わかってないか。

TV ドラマなんだ、結末は人間が用意しているんだ、と自分に言い聞かせなくては。

小島先生(松嶋菜々子)の成長ぶりが救いです......エンディング開始部分での 3秒間の配慮もうれしかったです。他のドラマ(ていうか「ボーダー」)にも、こういう配慮が欲しかったです。

冬美さん(石田ゆり子)から妊娠のことを聞いた遠藤くん(加藤晴彦)の反応は、年上女性の皆さん狂喜必須ですね! (^_^;)　加藤晴彦くん、またもや好感度アーップ!

なずな(木村佳乃)との約束がある宗一郎(反町隆史)に、夏樹(江角マキコ)から電話が......「もう、今日しかないの!」　バイクを走らせる宗一郎がどっちに向かったのか......AB 型なら、約束を破るわけがないけど、掛け持ちするとして、先になずなの所へ行くにしても、すぐに話が済むわけはないし......と、想像するのは楽しかった。(^_^)　結局、なずなの所に小林くん(伊藤英明)を行かせた宗一郎。うーん、合理的な AB 型らしい!?

夏樹と話すのを、室内じゃなくて屋外で夜景を見ながらにしたのも、AB 型ならではか!? (←しつこい)
※以下のセリフ後ろの (・・・) は、宗一郎への感情移入ぶりを示しています。※

　　　　夏樹　　「アンタだったのよ......会いたいの、久我さんじゃなくてアンタだったのよ!」
　　　　宗一郎　「......それ、愛の告白?」　　(←ちょっと茶化してみたが)
　　　　夏樹　　「わかんない......」　　(←茶化されなかった。失敗。それじゃ...)
　　　　宗一郎　「久我さんに会うの怖いんだよ。オレが好きな訳じゃない。」
　　　　夏樹　　「そうなのかな......そうなのかもしんないね。」
　　　　宗一郎　「ハッキリ言うね。」　　(←ちょっとショックだが戸惑いぶりを理解できた)
　　　　夏樹　　「......宗ちゃんは、私のこと好きなの!?」　　(来たー!!　ジタバタ)
　　　　宗一郎　「......どう言って欲しい?」　　(出たー!!　ジタバタ)
　　　　夏樹　　「思った通りを言って欲しい!」
　　　　宗一郎　「......好きだよ。」

次回予告、夏樹を「襲う」宗一郎、久我さん(椎名桔平)と一緒の夏樹を「夏樹ぃー!!」と呼び止める宗一郎......もーどうなるの!?　ジタバタ

黛(佐野史郎)曰く、篤志(堂本剛)の母(真行寺君枝)が繰り返し現象を起こした張本人だそうで。なんで黛がそう確信できるのかわからないけど......黛は「残酷なことになる」なんて言ってるけど、何が起きるって言うんだろう!?

ラストシーン、リングばりに「西暦2000年まで 2時間09分」表示。いよいよ勝負って感じですね。

警察の人、よく調べてたねー。社長の「僕はねぇ、社員を信じるよ!」に、ちょっと感動。取り乱す小春ちゃん(奥菜恵)は、結構お気に入り。(^_^)　殺人犯役:岡本健一くん、あいかわらず人生踏み外してるねぇ。しかも薔薇だなんて......うれしいよ。(^o^)

なんか断片的な感想しか書けなくて、スイマセン。m(_ _)m

朝倉(高木将太)が「朝倉さん」と呼ぶのは早乙女(野口五郎)!?　朝倉の額を棒でつついてるし......事件に絡んでいたどころか、張本人だったとはっっ。もうやだ。(-_-;)　大男:谷口くん(長江英和)までがコントロールされていた。ついには真山(渡部篤郎)をハメるために自分の胸を刺してる。もうやだ。(T_T)

なんとか一命を取り留めた柴田純(中谷美紀)。彼女を連れ出したと思わせた壷坂さん(泉谷しげる)は、スイープ達に車ごと、周りの警官ごと、蜂の巣にされてしまう。実はこっちの車は囮......血だらけで「ばぁか」と嘲笑する壺坂さんに、とどめをさすスイープ隊長。その発砲は、正規の手順じゃないだろ!?　早乙女をはじめ、みんなボーダーを越えてる奴らだよ。警察の皮をかぶってる分、余計タチが悪い。

次回予告、背中を打ち抜かれる彩さん(鈴木紗理奈)、血を吐いて倒れる朝倉、蜂の巣にされる真山......この無念感以上のものを、最後に感じさせてくれるのだろうか。(T_T)

ところで、「真実に向かってゴリ、ゴリと押していく」って意味だったんだー。初めて知ったよ。

※四たび: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※

文子(中田喜子)に呼び出されたムナカタ(井上順)は、文子の別れた夫:亨(三田村邦彦)を連れてきた!　「オレの身にもなってほしいな。こんな割に合わない役目、もうたくさんだよ。二人で勝手にやってくれ。」等と終始悪態をつくムナカタ。丁寧なですます調のやさしいムナカタさんはいずこ!? (^o^;)　二人の気持ちがどちらもよくわかるから、二人が揃った場所では言葉が見つからず、つい悪態をついたのだと思いたい。さらには、文子とやり直したいと願っている親友:亨の前で、文子を好きになりかけている自分の気持ちを抑えるため?　さすがに邪推しすぎか。(^_^;)

まぁいずれにせよ、ムナカタの計らいで、文子 & 亨 & 息子:望が一緒に過ごす時間も出来たし、お互いが意地を張らずに話し合えるようにもなったし、よかったよかった。

かたや、すっかり「どうせ星人」と化してしまった弥生(長山藍子)。四郎を見習ったらどう? (^_^;)　夫:良(前田吟)の無断外泊先が「おかくら」だったと知って「だったらどうして一言連絡してくれなかったのよぉ」と問う弥生に対して、「まさかお前が良くんのこと心配してるなんて、思ってもみなかったもんなぁ」とイジワルする大吉父さん(藤岡琢也)がナイス。(^o^)　その直後の「朝飯、まだなんだろ?」という優しさにも良かったねー。

一方、幸楽では、ウソ混じりでスキーツアー参加にこぎ着けた愛ちゃん(吉村涼)が、少し後ろめたそうな表情。ナレーション(by 石坂浩二)も、ただでは済まない雰囲気。(-_-;)　どうなることやら。

次回予告、井戸に入る浅川(柳葉敏郎)、「あと 8分です!」と叫ぶ吉野(京野ことみ)、水中から貞子の顔......これきっと、次回のラストシーンだろうなぁ。はぁ。(-_-;)

「今の日本で私たちが生きていくためには、もっとたくましくならなければならないのです。」

食中毒問題も、立ち退き問題も、きっかけに過ぎないと言う沢木院長(吉行和子)。周囲の住民が抱いている不信感は、この閉鎖された修道院で何をやっているのかわからないという不安から出ているのだ、と見抜いている。(-_-)ンー　修道院の開放を目指して始めた「炊き出し」でさえ、周囲の住民にとっては不安材料となってしまう。自分たちの目指す解放の難しさを痛感し、本当の開放を実現するためには、まず自分たちが強くなることから始めなければならないと覚悟を決めた沢木院長。未熟なシスター達が、院長の真意をどこまで理解できたのか......でも、院長への厚い信頼は、固い決意へと結びついたようです。

シスター達の住む場所を用意させてくれと言う日下部さん(長塚京三)に対しても、沢木院長は「この難局を、自分たちの力で乗り切らなければならないのです。」とキッパリ。日下部さんも「彼女たちの好きにさせるしかないな。院長の言ってることは正しいよ。」と引き下がります......が、翌日には、満面の笑顔で日下部事務所に押し掛けるシスター達。(^^;　その図々しさは「たくましさ」の下地になるよ、きっと。(^o^)

突然現れた金髪の若者は、日下部さんの奥さん(まりあ似)を殺した男だった!!　次回予告、憎しみを露わにする日下部さん。その拳銃はどこから調達したの?　前島経由!? (^^;　日下部さんにとっての最大の試練が訪れます......

(1999/3/13追記) ビデオを見返してみたら、上記文中のセリフがあまりにも違っていたので修正しました。

交互に描かれる銀座・花園とクラブ・パラダイス......パラダイスに慣らされた目に、その対比は新鮮でした。マッチ点火で失敗する明菜(財前直見)。そうなんだよー。クラブだけじゃないんだよー。マッチでも、エンピツ削るのでも、自分側に向けてやるのが西洋流です! (^o^)　1ヶ月後、たゆまぬ努力でメキメキと頭角を現した明菜と、どんどん逞しくなっていった麻弥(原沙知絵)が、同じ日に初指名を獲得!　喜びは最高潮に高まります。

悩む明菜を励ます仁ちゃん(阿部寛)は、いつになく頼もしく見えました。互いを認め合う石崎さん(上川隆也)とは、亡くなった前オーナー:松島さん(藤村俊二)繋がり。「3人で飲みたかったですね」の言葉にジーン。(T_T)

クラブの頂点:花園を辞めることは、ホステスを辞めることと同義......相撲界の横綱のような、その厳しい掟に驚くとともに、それを打ち破ってみせた明菜 & 石崎さんに拍手! (^o^)
　　　　藤波　「そんな甘い理想論で、この世界を生き抜いていけると、本気で思っているのか!?」
　　　　石崎　「はい。本気でそう思っています!」
くぅーっ!　言うねぇ! (^o^)　「ひとりの人間として、パラダイスに戻ってきて欲しい」と明菜に告白する石崎さん。くぅーっ!!　でも石崎さん、重い病気なのぉ!? (^o^;)

花園のママ、なんか、そこはかとなく良かったねぇ。あの身のこなしに加えて、袂からグラス出す所とか。(^o^)

進藤先生(江口洋介)、脳腫瘍なの!?　それもかなり進んでるという......オレが脳障害ネタに弱いと知っての狼藉かっ!?　植物状態の妻:早紀さん(高田美佐)にわずかな希望が見え出したというのに、回復しても逆にダンナが死んでたり意識不明だったりしたら、意味ないじゃん!!

「自分の体のことなんかどうだっていいんだ。早紀のことだけを考えたいんだ。」と進藤先生は(次回予告で)言うけど、それはエゴだよ!　あなたがいてこそ、早紀さんの幸せはあるんだから......

小島先生(松嶋菜々子)が、割と頼もしく感じられるようになったのは、良かったね。(^_^)

翌日の、夏樹(江角マキコ)に対する宗一郎(反町隆史)の言葉の選び方、良かった。(-_-)ンー
短絡的だと「これからも友達」か「これからは恋人」か!? とかに話が振れてしまうところを、「夏樹を大切に思っている」と本質を言えたところが凄い。そもそも翌日に、夏樹にも、周りの人に対してもまっすぐだったのがイイ! (姉に席を外してもらうところとか)　それが AB 型なのだとも思いたい!

それにしても、上目づかいの夏樹(ていうか江角マキコさん)、可愛かったなぁ。(*^_^*)　上目づかいしてもらえる身長になりたいもんだよ。

冬美さん(石田ゆり子)、妊娠しちゃったの!?　遠藤くん(加藤晴彦)が、そんないい加減なヤツだとは思えないんだけど......「今日は大丈夫よ」と大丈夫じゃなさそうなのに言っちゃったとか!?　みんな気を付けよう。大丈夫な日でも付けよう。オレはそうした。(^_^;)

なずな(木村佳乃)は結局、北海道行ってないし。(-_-;)
久我さん(椎名桔平)は、「自分なりのけじめ」が夏樹を惑わせちゃってるし。
来週もタイヘンだぁねぇ。

キレイに終わりましたねぇ。(^o^)

今まで様々な形で登場した猟奇殺人犯を都築(永島敏行)に象徴、「彼らの側」に引き込まれそうな辻くん(筒井道隆)が対峙。昔の彼女が殺された時の無念をかかえ、今の彼女まで殺された上に、如月(佐藤仁美)まで拉致され、最後にどう決断するのか? これを焦点として話が進みます。迷いを語る辻くんの本心 =「誰かが踏みとどまって戦わなきゃいけない」を言い当ててみせる如月、都築に拉致されても毅然とした態度だったのもナイス。

「撃てないんじゃない。撃たないんだ。」......踏みとどまった辻くん。正規の手続きで発砲(「ケイゾク」参照 ^^;)し、都築にとどめを刺したのは、その昔に彼を逮捕し杉嶋桐惠(中森明菜)を保護した瀬戸山(根津甚八)。このドラマの意味を瀬戸山のモノローグで語らせることで、現実に引き戻される空気。今まで違和感のあった ELT のエンディング曲がマッチした幕切れ......(最後のスポンサー紹介 BGM が、逆に違和感アリ。^^;)

杉嶋桐惠が弱まったおかげか、主要な登場人物がみんなちゃんと活躍、すべての伏線にもちゃんと決着をつけて、手抜きの全くない、しまりのある終わり方になったのではないでしょうか。最終的に弱まったとはいえ、ドラマのトーンを決めたのは、やはり明菜さんです。色々言われてるみたいですが、結果的になかなかの秀作となりました。明菜さん、よかったねぇ。(；_；)

「未来党」なんてこっぱずかしいネーミング、そのうち本当に出てきそうだねー。(^_^;)
篤志(堂本剛)は「戻って」こなかったら、ずっと黛(佐野史郎)に入れ込んでいたのかなぁ......

マスター(篠井英介)の元任侠ぶりには、笑わせていただきました。(^o^)

ヘビ毒用の血清が 1人分しかないと知った四郎(松岡昌宏)......
　　　　「一番簡単な選択だよ。早く小春ちゃんの所へ持って行こう。」
その迷いの無い選択に、ちょっと感動した。全体的にマンガチックで、細かいディテールをツッコみだしたらきりがないけど、分かり易い展開とスッキリとした結末にはマルをあげよう!

四郎はまた、麻人(池内博之)の愛に救われたねぇ。百科事典選択も正しかったってことね。
サトルくん(窪塚洋介)は「いいひと」になりすぎて、存在感が希薄になっちゃった気がするけど......

真山(渡部篤郎)の妹をレイプした 4人組の 1人:目黒が生きていた。居場所(病院)を突き止めて現れた真山に対し、目黒は「朝倉(高木将太)が主犯であり朝倉を恐れている」と震えながら供述していた。見ていて少しホッとしていたら......突然、「どんな時も!　どんな時も!　どんな時も!　どんな時も!　なーんてね!　朝倉さん、何も悪くないよ!」とはしゃぎだす目黒。うわー。徹底的にコントロールされてる!
そして、即死亡。(^_^;)　真山が殺したらしいが、殺害シーンは無し......

その昔、早乙女(野口五郎)の教育係だった野々村係長(竜雷太)。真山と同じ「誤発砲」を以前に早乙女も犯したことを指摘、真山を「処理」しようとする強引さを叱咤したが、早乙女は「大事なのは、事件の全貌解明ではない。警察の信頼を守ることだ。」と開き直る......真意はそうじゃないはずだ......

ボウガンも所持しており、違法拳銃入手の常連でもあった真山。今のところ、ジャーナリスト 1人 + レイプ 4人組を殺したと思われるが......みんな朝倉が殺しており、目黒も自殺だったと思っているオレだが......朝倉には、なかなか手を下せない。全ての元凶である朝倉からは「懺悔の自白」を引き出したいのでしょうか......

目黒が生きていると知った時、廊下で発狂していた早乙女......「もしや警察史上最大の不祥事だったのでは」と野々村係長に言いかけた近藤(徳井優)......全ての事実は、柴田純(中谷美紀)が解明してくれるでしょう......

※三たび: 山岡久乃さんのご冥福をお祈りします。(-人-) 節子母さんは永遠に不滅です。※

母:本間常子(京唄子)の再婚に、訳もなく反対する息子:英作(植草克秀)。再婚希望相手の医師:神林先生(愛川欣也)を交えた食事の約束も、黙ってすっぽかし、幸楽で飲んだくれる始末(いつものヤツね ^^;)。子供時代の母再婚話なら複雑な気持ちもわかるけど、もう独立して親離れしてるんだから、祝福してあげればいいと思うんだけど......

「息子は母親に、特別な想いを持っているものです。」とは、当の神林先生の言葉。幸楽店主:勇(角野卓造)も「オレもかあちゃん(赤城春恵)が恋人なんかこさえたら、大反対するね。」と同情ぎみ。そんなものなのかなぁ。両親が年老いて、父が先立って、母が再婚すると言い出したとしたら......全然想像できない。やっぱり英作のように思うのかなぁ。

仕事だけを張り合いに生きてきた長女:弥生(長山藍子)と三女:文子(中田喜子)......今回なぜか二人とも、働いていた店を辞めなければならない状況に陥ってしまった。二人とも、父:大吉(藤岡琢也)に「雇って」「お金貸して」と援助を乞うが、大吉は突っぱねた。大吉父さんって、結構厳しい人だったんだねぇ。心の中ではいつも、娘たちのことが心配でたまらないのに、本人達の前ではこの厳しさ......凄いねぇ。偉いねぇ。

ぽろぽろと細かい事実が判明していって、でも何一つ肝心なことはわからなくて、何一つ解決に向かってなくて、高山竜司(長瀬智也)はキレて、元刑事は殺されて、元貞子の恋人は死んで......今回は完全に食傷気味だった。 12回分割払いの悪い面が出まくりって感じ。(-_-;)

騒ぐ浮浪者達を鎮めたシスターまりあ(観月ありさ)の言葉に、それほど含蓄があったとは思えないなぁ。やはり、マリア・オーラのおかげなの!?　楽しげに調理したり、あからさまに感動したり、みんなで合唱したりとかが、どうもうさんくさく感じて仕方ないんだなぁ。

世俗と隔絶された修道院と、世俗にまみれた日下部さん(長塚京三)達の、対比と相互作用の面白さ......本題と思われるこの部分が、あまり上手く行ってないように思う。世俗に対峙しようとする沢木院長(吉行和子)の意気込みはいいと思うんだけど、対峙する世俗の描写が、あまりにも画一的で、予定調和的で......

以前にりょうさんが指摘していたように、このドラマは「ナースのお仕事」のようなドタバタとホロリのメリハリに乏しい。妙な「分かり易いでしょ?」という媚びだけが残っちゃってる。修道院という舞台の地味さのせいもあると思うけど、なんか箱庭的で、視野が狭くて、現実感がないんだなぁ。どうせ地味になるのなら、日常的な細かいエピソードを積み上げて、あからさまな感動ではなく、何気ない「問いかけ」を心に残して欲しいと思う。わかりにくくてもいいから。難しいんだろうけどね。

観月ありさと長塚京三を鑑賞しているだけじゃ、もう充足されないよ。なんとかしてっ!!

この覇気に満ちた展開はどうだ!! (-_-)ンー

銀座・花園に招待された明菜(財前直見)......ピンとした空気と落ち着きを感じさせる人々・セット・カメラワーク、一流店の凄さをひとつひとつチェックする明菜の観察眼、余裕と自信に満ち小細工なしにオファーを告げる花園総裁の態度......なんか、腕のあたりまでピリピリくるような凄みがあった。花園総裁と石崎さん(上川隆也)が親子であるとわかるところも、設定としては漫画的なのに、説得力というか納得感というか衝撃的というか、とにかくストーリーが広がっていく心地よさを感じたよ。

ホステス冥利に尽きる銀座・花園への衝動と、クラブ・パラダイスへの想い、店の仲間への想い、そして石崎さんへの想いとの間で、激しく揺れ動く明菜の心......石崎さんに決意を告げた後のロッカールームで、表情がだんだん挑戦的な光を帯びていくさまが、何と言っても最高に良かった! (^o^)

これからが本当の「お水の花道」!!　明菜は何をつかむ!?　来週が楽しみですー。

いいねぇ。悪い意味でのドラマチックじゃないところがいい。淡々としているところが。患者に対する進藤(江口洋介)の、誠意があって曖昧さがない簡潔な話し方もいい。患者とその家族の想いを感じとる桜井ゆき(須藤理彩)が、基本的にノーリアクションなのもいい。主役:小島(松嶋菜々子)があまり目立たなくなっているのも。(^^;

桜井父(江守徹)の急変の原因が「こっそり睡眠薬」だと判明し、一通り処置が済み器具等も片づけ終わった所へ、桜井ゆきが駆け込んでくる。看護婦としての経験則で、とっさに「急変 かつ もう処置していない = ご臨終」と判断してしまうなんて、芸が細かいね。(^_^)　ちょっとした勘違いだったけど、おかげで心の壁が崩れて、正直な言葉を紡ぐことができたみたいだね。手袋、ちゃんと警察に届けなよ。

桜井親子のような確執がないとしても、家族どうしが「正直な言葉」で話し合う機会って、意外に少ないと思うんだよね。何かのイベントでもない限り「ありがとう」とか言わないもの......ウチの両親も、3 年前にああやって病状の説明を受けていたのかと思うと......その時の心情を考えると、胸がキュンとするなぁ。

ほうら、ただただ「元気になってくれて」「元に戻れる」ことを願っていた宗一郎(反町隆史)に対して、なずな(木村佳乃)は相談もなく勝手に割り切って、ひとりで北海道へ帰ることを決めちゃってる。二人が気まずくなったのはお互い様なのに、望みを繋いでいた優しさの分だけ宗一郎の方が「ふられた」ようなことになっちゃった。なずなって、O 型だろうきっと。←これは根拠のない主張か。(^^;

かたや久我さん(椎名桔平)も、夏樹に相談する気もなく勝手に海外行きを決めて......夏樹(江角マキコ)の叫びは逆に、状況を確定させることになっちゃった。夏樹の話を聞き、たしなめて、よいリアクション(「あ〜ん居なくなっちゃうの〜あたし寂しい!」とか)を示す冬美(石田ゆり子)には「なるほどぉ」と思ったな。

宗一郎となずなの、最後のデート。思い出化された自分を感じながら、懸命に振る舞い、空回りする宗一郎。「うれしいな」なんてコメントが逆に虚しい。なずなにとって、言って欲しかった「北海道に行くな!」は、実際に宗一郎が言った「オレが北海道に...」とも「やり直せないか?」とも違うんだよね。正解は「北海道に行くな!」で、それ以外では意味が近くてもダメで、正解が出た場合だけ、思い直そうかと決めていたという......

なずなが自分から話題を出したディズニーランド......最後かもしれないけど、精一杯の時間を過ごそうと、「これから行こう!」と駆け出す宗一郎。でも「やめよう?」となずな。「これ以上、思い出が......」という言葉を聞いて、ウ〜ンと声を出してうなってしまったね。なずなの悲しみは既に自己完結していて、なずなは宗一郎が思い出に見えていて、宗一郎はそうじゃなくて、でもなすすべがない状態。もう、まるで自分を見ているようだったね(10年ぐらい前の)。まあ、オレに夏樹はいなかったけど。(^_^;)

酔って危険な夏樹の、タチの悪い三十路(チョイ前)女ぶりは、なんか身近でよく見かけるような気もした。(^^;

うすい......(-_-;)ウーン

痛みがわからない人間の描写としては最悪のものだったんじゃないかなぁ。観ている方に「認めたくない共感」が発生してこそ、怖さとかリアリティが出てくるものだと思うんだけど......でもきっと、こういう人間としてオレは分類されているのだろうなぁとは思った。あの挙動不審ぶりなら、いつでも演じてみせるよ。あ、でも「アブない貴さん」になっちゃうかもしんない。(^_^;)

如月(佐藤仁美)の奮闘ぶりと、辻くん(筒井道隆)の「誰かが立ち向かわないと」というセリフ以外に、見どころはなかった気がするよ。杉嶋桐惠役:中森明菜さんも、この回の時点で既に弱まっている感じで、活躍する場面が少なかったし......あ〜あ、このまま半端に終わらせられるの、もったいないなぁ。明菜さんって、ホントに薄幸なんだねぇ。

※ 1999/2/28以前の放送分は 別ページ です。 ※