ラインナップ(1999/５/７ 時点): ■リップスティック■古畑任三郎■セミダブル■ラビリンス■渡る世間は鬼ばかり■恋の奇跡■アフリカの夜■魔女の条件■週末婚■プリズンホテル■蘇える金狼■以上 １１本。
リタイア: ■ロマンス(4/12 #1 まで)■傷だらけの女(4/27 #3 まで)■ナオミ(4/14 #1 まで)■以上 ３本。
※ 日記をつけ始めた経緯を、「ドラマ雑記(19９８年4月〜)」ページの最後にまとめてあります。※
各話を思い出すのに役立つ!?「キーワード」をつけてみました。タイトル右の「KW: xxx」がそれです。
「週末婚」の肯定派、否定派、セッチュー派(＠テリーとドリー)......3組のカップルがそれぞれの立場で、視聴者にわかり易く、まるで演劇のように、意見を交わしあう。ちゃんと「まとめ」をやるとは予想しなかったよ。＞内舘牧子さん
豹(沢村一樹) & 理加子(川原亜矢子)の、ケータイ越しの結婚式。ケータイの会話を場内のスピーカーで流せば、より盛り上がったことでしょう。映像もあれば完璧! さすがにそれは無理だったようで。
そして、つ、つづくのぉー!! (^o^;) ＞秋のスペシャル
そこではまた、新たなドロドロが展開されることを願いつつ......
弥生(長山藍子)と佐枝(馬渕英里何)と、佐枝の産んだ子供は、血の繋がりを越えた愛情で結ばれた。オレの期待通りになってくれて、すごくうれしかった。(T_T)
頭を打って見えなくなった甲斐くん(萩原聖人)の目......打撲による神経の麻痺は、そのしくみの解明が進んでいないため、治療にも限界がある。反面、脳に障害が認められなければ、何かの拍子に機能が戻る可能性も大きい......実際に視力が戻ったのは、奇跡と言えば奇跡だけど、突拍子のない話ではないです。 by 頭部打撲による顔面麻痺経験者
妙子(葉月里緒菜)の元に現れた、天使の顔をした悪魔が、最後に天使を残して去っていった......雪乃(菅野美穂)亡き後、主役の座を取り戻した (^^; 妙子が、雪乃との日々を振り返る......うーん、いいんだけど、随所に織り込まれたダイジェストはちょっと退屈すぎたね。
ラストシーン、雪乃の残した子供を育てている妙子の元へ、育児を手伝うために新しい家政婦がやってくる。その家政婦の姿は......これ、少女漫画の最終ページにしたら、すごく余韻のあるラストシーンだと思ったな。でも、ドラマで生身の人間がやると、ちょっと陳腐だね。(^_^;)
由梨絵ちゃん(高橋由美子)、生きてたんだねぇ。(T_T)
園部克彦(内藤剛志)が野崎奈津子(森口瑤子)を殺した犯人だった。紆余曲折の挙げ句、第1話の印象通りの結論に至ったのは、なんかスッキリした。事実がわかった後の、自殺するまでの園部の態度に、悠一郎(渡部篤郎)と同様、憎み続けることのできないわだかまりを感じた。内藤剛志さんはうまいね。
終盤キレていた橘川達也(保坂尚輝)、優しすぎたから、過ちを犯してしまったんだね。面会に来た美羽(初音映莉子)に「もう僕のことは忘れるんだ」と言った時には、思わず涙ぐんでしまったよ。
悠一郎とさつき(桜井幸子)が空を見上げるラストシーン......こんなに平和な雰囲気で終わるとは思わなかった。後味スッキリ。
ドラマタイトル「セミダブル」の意味を朗々と説く慎太郎(つんく)。BGM は「シングルベッド」ときた。(^^; 美味しいトコ持ってったねぇ。タイトルまでプロデュースしてたのか!? ＞つんく
美咲(稲森いずみ)が駆けつけても、神宮寺(中井貴一)は病気について嘘をつき通した。美咲が進むべき道を進めるように。より多くの人に愛を与えられる「チカラ」を身につけられるように......他人の将来を本気で心配する様子に、一番「愛」を感じていたオレであった。
臆面なく「愛」をうたいあげた神宮寺。書籍「愛のチカラ 逆境の心理学 -完結編-」の装丁、著者紹介の微笑んだ神宮寺まで見せられると、「早く発売してぇ!」と思ってしまう。果たして発売されるのだろうか!?
藍(広末涼子)の両親は、獄中で先生(三上博史)にこだわり衰弱していく藍を見かね、藍には「先生は死んだ」と、有明(三上博史)には「藍は死んだ」とウソを伝えたんだろうね。
「藍が居なければ、自分には意味がない!」 有明は入水自殺をはかるが助かり、廃人状態で教会の壁画を描いた。「自分が助かったのは藍が戻ってくる証拠だ」と、迷いや疑いもなく「わかって」いたから......
翔ぶ方向もわからないまま、牢獄から放たれた藍。カタキ役の牧村(窪塚洋介)が水先案内人となった。教会の壁画を見、有明の存在を感じ取り、ベクトルが定まった藍。駆ける駆ける! そして......
∞ (←ちゃんと出てる?)
藍の両親の判断は、藍の服役期間の残酷な長さを和らげたという意味で、正解だったのかもしれないなーと思えた。各登場人物の最後のエピソードは、鼻についた人も居るかもしれないけど、最後に納得性という拠り所を加味したという意味で、オレはオッケーだと思った。
結論は、「いいぃードラマでしたよぉー」＠土下座組 (^^;
みんな死んじゃった......(T_T) いっそ朝倉哲也(香取慎吾)も死ねばよかったのに。
終盤、破れかぶれだった朝倉哲也。今までの信念は消え去り、茂義賀津夫(いかりや長介)を直接殺しに行く。ターゲットへと向かう中、撃たれやすいように出てくる部下たち......銃弾で全てが決着していく。
印象に残っているのは、茂義有梨沙(上原多香子)の一途さ、茂義賀津夫(いかりや長介)のしぶとさ。朝倉哲也の当初の目的が、脇役陣のフォローで見事完遂していたのが、救いと言えば救いか。
セックスしている最中にも、航一(仲村トオル)に距離を感じてしまう月子(永作博美)。その疎外感が理解できなかった時、ああ、オレって一応オトコだったんだ、と感じた。航一が仕事の逆境をバネにしようとがんばる姿や「週末婚をやめない」という言葉に共感。オレってオトコなのね。
女性は月子の気持ち、わかるんだろうなぁ。
珠子さん(森光子)に連れられてハワイからやって来た並木宗春くん(坂上忍)は、見合い相手の葉子(野村真美)に「ハワイで働いてもらいたい」のだとばかり思っていたんだけど、ハワイくんだりで「家庭に入って欲しい」だったようで。ちょっとビックリ。
そして葉子は、結婚より仕事をとった......身につまされた女性も多いのでは?
他のドラマと違い、雪乃(菅野美穂)は無事、娘を出産したようで。
昔レイプされたボロ小屋で焼身自殺をはかる雪乃。果たして!......で次回へ。
「恋の奇跡」なんだから、奇跡的に助かって欲しいな。
みづほさん(室井滋)は逮捕され、礼太郎(佐藤浩市)はチンピラに刺殺され......
オレにはちょっとツラすぎた。
「逃げて!」
八重子(鈴木京香)が硬直した正義感から脱皮した時は、既に遅かった。日数でなく時間単位でカウントダウンしたり、時効前に逮捕しても手続きが間に合わないとダメだとあせらせたりしたことの意味は!?......メゾン・アフリカの想い出を振り返るみづほさん。切ない。
「丸ちゃん」の店先で、許せないものを許せないと言っただけで、あんなくだらないチンピラに刺されてしまった礼太郎。そばのエラソーなヤクザは止めもしなかった。ヤクザの風上にもおけないヤツ。(-_-;) 死にゆく中で、八重子からの電話を受ける礼太郎。こんな死に方が、「彼らしい」とか「かっこいい」とか言うのか!?......喪服姿で、映画「アフリカの夜」を見る八重子、有香(松雪泰子)、緑(ともさかりえ)。礼太郎は既に良い想い出。切ない。
映画の登場人物たちの姿、やってくる夜明け。オープニングラストの 4人ショットに良吉さん(國村隼)と礼太郎と、有香の抱いた赤ちゃんを加えた幸せなイメージ。
切ないラストへの救いが、逆に切なさを加速した。
前半 30分の録画、失敗した......(-_-;)
で、後半だけ見てたら、橘川先生(保坂尚輝)は美羽ちゃん(初音映莉子)を襲ってるし、小池京子(斎藤陽子)は花瓶で由梨絵(高橋由美子)の頭殴るし、園部先生(内藤剛志)はぶっ倒れたり蝶のサナギを見て笑ってるし、いつの間にかみんな壊れてるよー! 今まで怪しかった野崎先生(渡部篤郎)が一番まともだという......
なんか今日は由梨絵が可愛いな、と思ってたら最後に死んじゃうし......(T_T)
「初めて覚えた日本語です。『祥』は幸せというイミ、喜びというイミ」......蘭蘭(ビビアン・スー)が差し出した「父との写真」を、神宮寺(中井貴一)はついに受け取る。蘭蘭の涙を拭う指は優しく、蘭蘭を「妹」と呼ぶ声はあたたかい。感情表現が抑えられているほど、想いは伝わりやすくなり、心は感じやすくなるのでは......そう感じた場面だった。
神宮寺の最後の講義。「逆境の心理学」をテキストとした話。中井貴一さんの声質や、マイクの声の響き具合もあってか、聞き惚れるような、引き込まれるような感じがあった。あの教室の生徒達は全員、「逆境の心理学」を買うことだろう。(^^;
「講義を、終える!」去っていく神宮寺に生徒達が拍手。安東くん(川岡大二郎)が立ち上がり、「今のような講義を、来週からもやってください! お願いします!」......これは違うんじゃないか。今回の講義は、心理学を学ぶ者への「提言」。確かに素晴らしいものだったけど、毎回「提言」ばかりを受け身で聞くだけでは勉強にならないでしょうに。大学に「感動的な話」を聞きに来てるだけなの?
自分が主催した講演会に神宮寺先生を講師として招くのならいいけどね。＞安東くん
神宮寺曰く「人間の心を言葉で説明しようとするのが心理学」......これは学問全般に言えること。今までの数学的講義は確かに無味乾燥だっただろうけど、学んだ数式は表現のための「新しい言葉」だと言える。説明に数千語を費やしていた内容を一つの「言葉」で表現し理解できるようになっていくことが、学問を修得することだと思う。「数式が心に響く」経験をすれば、今までの講義の見方も変わると思うのだが......というのが、バリバリ理系だった私の意見。(^_^;)
神宮寺は最後の論文、心についての論文を、「逆境の心理学 -完結編-」と題した。自分の心を題材にするとともに、記述手段として「心理学の言葉」ではなく「平易な言葉」を使うことに決めたのだと思われる。前著と同様、全ての人の心に抵抗なくスッと入ってくる、素晴らしい内容になるのだろう。ただ、私としては、前段のような想いもあり、本格的な論文として書き上げて欲しかったという気持ちが、ちょっとだけあるのだった。
古畑さん(田村正和)の姿は、脚本:三谷幸喜さんの姿そのもの。視聴者が期待する「謎解き」はタクシーの中の 3人にやらせてしまい、犯人(江口洋介)とひたすら戯れる。事件を解決することは、ただのゲーム。犯人とのせめぎ合いや部下達と協力しあう面白さも「どうでもいいや」で、何でもお見通しのスーパーマンぶりを発揮。
今回言いたかったのは「紳士的なテロなどない。罪の重大さを理解しろ。」ということ。
刑事物のフォーマットも完全無視、古畑さんは、固まりきったイメージに押し込められることなく、飄々とはぐらかして去っていった。「どうでもいいや」に全てが象徴されていたように思う。
死ぬ気のなかった牧村(窪塚洋介)に対するオレの憤りは、葛西(いしだ壱成)が晴らしてくれた。病院で牧村に、牧村と同じような子(=藍)の想いを「受け入れることができる」と言った有明(三上博史)。それを聞いて穏やかな表情になった牧村に、ちょっとだけ感情移入してしまった。「顕微鏡」って......
みんなで夜を過ごした工事中ビルから、身を躍らせる真白(池脇千鶴)。結局ひとりで抱え込み、翔んでいってしまった......自由でない場所 = 鑑別所の中で、5人で居た時が、一番活き活きしていたという皮肉......更正院送りとなったポッポ(真柄佳奈子)が、強い決意を語ってくれたのが救い。
有明は兄の影武者だった。自ら進んで影武者になっていたのだ。しかし、千尋さん(麻生祐未)が欲しくなって、兄を追いつめて......兄の人生って一体......(-_-;) 今まで見せなかった表情で、藍の絵を仕上げていく有明。絵を本気で描いているときの表情は、オレの場合も人に見せられないほどヘンだったと思うが。(^^;
仲蔵さん(武田鉄也)、大見得切りまくりだったねぇ。
最後は「その後」の説明。「あと半年の命」の筈の富江さん(大島蓉子)が、あじさいホテルで働きながらどんどん顔色良くなったって言うのが、なんかよかったーって感じ。
表向きとは裏腹に、優しさに溢れたドラマだったなぁ。
茂義有梨沙(上原多香子)が死んじゃった......(T_T)ダー
陽子(松下由樹)と月子(永作博美)の、売り言葉に買い言葉の応酬。すさまじかったなぁ。
ケンカが始まる前に、両親が奥に退避していったのが笑えるね。(^o^)
月子に復讐するため航一(仲村トオル)の母を利用する陽子。ネチネチぶりは健在だし、なんかネチネチしてる方が活き活きしてる感じ。陽子さん、お願いだから、カメラ目線で不敵に笑わないでぇ! (^o^;)
女性は彼女たちの気持ちが理解できたりするんだろうなぁ。やっぱ、女ってコワイ。(-_-;)
珠子さん(森光子)が連れてきたニューキャラ:並木宗春くん(坂上忍)登場!
今後、葉子とどう絡むんでしょうねー。
雪乃の母を見ていると、現在の雪乃(菅野美穂)ももっともだと感じた。自分も整形してたって!? だから何さ!! 醜い娘を虐待するぐらいなら、娘も整形させればよかったじゃない。今さら何を言おうが、オレは認めないね。
「納得できない」と妹は言っていた。
オレは、うーん......リアリティを失わないよう、ヘンに不自然な「奇跡」を起こさなかったということなんだろうけど......
あれだけ出産に命を賭けていた未知(松嶋菜々子)は、最後にどう思っていたのか......
医者になろうと決意した光(滝沢秀明)には、先週の時点で決意して欲しかったな......
「過程」は楽しめた訳だし、何より二人の美しさを堪能できたので、良しとするかな?
指紋不一致ですごくホッとしてたんだけど、つかの間だったみたいだね......
次回、オープニングのイメージが再現される!?
橘川達也役:保坂尚輝くんが、期待通りアヤシイ感じになってきてウレシイ! 毎回見せていた「ニヤ」とか険しい目つきとかは、伊達じゃなかったんだね! (^o^)
園部(内藤剛志)に捨てられた小池京子(斎藤陽子)の妊娠攻撃も、ありがちでナイス! 園部への愛が強かった分だけ憎しみも百倍化しているし、「奈津子(森口瑤子)の親友」だったそうだし、悠一郎(渡部篤郎)の味方になってくれそうな気配!? でも、あんまり園部に反抗してると、奈津子さんみたく殺されちゃうぞ。(-_-;)
末期の膵臓ガンで、早くて 3ヶ月、もって半年の命......そう来るんかい。(-_-;) 神宮寺(中井貴一)が思い切った行動に出るための動機付けとして必要なのだろうけど、ちょっとショックだな。みんな、ちゃんと健康診断受けようね。
丈二(吉沢悠)と蘭蘭(ビビアン・スー)の結婚に絡んで、美咲(稲森いずみ)と神宮寺に接点が出てきても、慎太郎(つんく)は「ええんちゃう」と表向き笑顔で許していた。「やっぱり優しい人だ」とホッとしていたら、最後に
「その本(逆境の心理学)、ええ加減捨てていい頃とちゃうんか」
と来たよ。(T_T) 愛が拘束に向かうのは悲しいね。
古畑さん(田村正和)の登場が遅いと思ってたら、「前編」だったのね。(-_-;)
江口洋介率いる犯人グループ、個性の強いメンバー揃えたねー。お寺を乗っ取って指令基地にしちゃうのは、教会を乗っ取って指令基地にした「ダイハード2」あたりに着想を得たのかな? ハッカーに水道橋博士というのも、アメリカ映画っぽい性格設定だね。
斉藤洋介が古畑さんのことを「刑事さん」と言ってしまった所で、既に古畑さんのスイッチは入っていた。江口洋介のボールペンカチカチで、犯人は確定。でも、逮捕しようにも逆に殺られかねない状況......あとは、いかに犯人を「ギャフン」と言わせるかが勝負。古畑さんの策略に期待だね。
今泉くん(西村雅彦)、けっこう活躍していたなぁ。
先週の予告の絶妙な編集で「ついに安奈(中村愛美)が死ぬの!?」とガックリしていたから、首をつった安奈を藍(広末涼子)たちが助けたのを見た時には、すごく安堵感があった。よかったー。(^o^)ホッ 逆に、沢村さん(田中美奈子)が駆けつけたのにちっとも死のうとしていなかった牧村(窪塚洋介)を見た時には、すごくショックを感じたな。
次回は 5人が鑑別所を出そうな感じ。このドラマはもう手の届かない領域に行きつつあって、それでも 5人の運命が気になって、オレはただ見守ることしかできなくなってる。コメントしづらいとも言う。(^_^;)
安奈が助かったのが光明だと思いたい。なんとかみんなハッピーエンドになって欲しい!
日本文芸大賞を受賞したのは「仁義の黄昏」の方だった。偏見ナシにいい作品を見抜いた選考委員会には拍手!
富江さん(大島蓉子)ったら、姿を消しただけでも泣かせるのに、「孝ちゃんよがったね。」と電話してくるし、仲蔵(武田鉄也)を狙うヤクザに「殺さねで!」と土下座するし、あと半年の命だっていうし、ズーズー弁は懐かしいし、泣かされまくり! (T_T)
雑然としたこのドラマも次回は最終回。仲蔵(武田鉄也)はまだ、何か隠しているみたい。どうオトシマエをつけてくれる!?
甘木(石橋凌)がいくら撃っても、平気で向かってくるマフィア子分たち。
甘木 「くそっ! あいつら神経抜いてやがる!」
......こ、こわ。(-_-;)
【死んだ人】TATE のバーテン:ヒロキ(松重豊)・石原くん(伊藤高史)・佐野(小野武彦)......オープニングがまた寂しくなりそう......(T_T)
【重体の人】茂義敬雄(宅麻伸)......サッパリと死ねない所が、器の小ささか? (T_T)
プロジェクトから外した後輩たちに、路地裏でボコボコにされる航一(仲村トオル)。身につまされて正視できなかったよ。まぁ、相手が誰だかわかってる分だけマシなんだけどね。(意味不明) あんだけやられて、月子(永作博美)の家の前で倒れ込んでしまったわりに、月子の手当てだけで済んでるのは「?」だなぁ。肋骨の 1本も折れてるだろうに。ずいぶん鍛えてらっしゃるんですね。
「医大を受ける!」と言い出す純(阿部寛)。こりゃあ陽子(松下由樹)じゃなくても、フツウの夫婦の場合でもビックリ仰天だわな。まったく純には驚かされるよ。「不倫の方がまだマシ」かも。(←いや、やっぱり良くないけど。) 純と陽子って、「思い込みが激しい」って部分では「似たもの夫婦」と言えるね。あ、「若い頃遊びまくり」もそうか。(^_^;)
考えてみると、純 & 陽子も、航一 & 月子も、不倫は一切していないんだよねぇ。驚き。不倫ナシでこのドロドロぶり、内舘牧子さんの力を見た!
静岡で暮らす息子:武志(岩渕健)とその妻:佐枝(馬渕英里何)が弥生(長山藍子)の元へ突然やってきた。レースの整備士として外国に行くから、臨月の佐枝の面倒を見てくれないかと言うのだ。佐枝のお腹の子は武志の子じゃない。そんなわだかまりのある嫁を受け入れられるのか......が、弥生は快く引き受けた! ＼(^o^)／
弥生は「元看護婦として面倒を見るだけよ」と言っているけど、今時にないほど仁義をわきまえた佐枝と生活を共にし、生まれてくる孫の顔を見れば、きっと情が移ってしまうに違いないね。息子の選んだ嫁に間違いはなかったと気づくはずだよ。それにしてもこの息子夫婦、血の繋がらない子供への分け隔てのなさや、実家に突然現れる様子、しっかりした考え方、基本的に貧乏な所など、見れば見るほどオレに近しいあの夫婦に似ているなぁ。
次回は大吉父さん(藤岡琢也)の姉:珠子さん(森光子)＠ハワイが「おかくら」にやってくる! このシリーズから見始めたオレにとっては「はじめまして」な人だ。すごく楽しみ。(^_^)
雪乃(菅野美穂)の母(永島暎子)め! まさか確信犯だったとは......(-_-;)
一度捨てた子供の前にすまなそうに現れ、実は金目当てだったなんて、次郎(長瀬智也)の母＠ラブとエロスも同じだったなぁ。一度は心を開きかけた子供がどんなショックを受けるのか......体を壊してるのだって自業自得なのに、「生みの親にはそういう権利がある」と甘えてる。怒りを通り越してしまうね。
雪乃が、消し去った過去と徐々に向き合いつつあるということで、良かったんじゃない?......とは、やっぱり思えないよ! お願いだ龍一(藤井フミヤ)! 何とかしてあげて! (←それは「ラブとエロス」だって)
鏡子さん(黒木瞳)が光(滝沢秀明)を溺愛していたのは、光が亡き夫にあまりに似ていたから。思い詰めた鏡子さんは、光と共に死のうとワインに毒物を入れるが、いざとなった時、光のグラスを手で払い落としてしまう。「毒物」と気がつき、素早く鏡子さんのグラスとボトルのワインを捨てた光には拍手! 全てを失った鏡子さんが、独りでひっそりと自殺しようとした気持ちもわかるなぁ。
かけがえのない自分たちの愛。でも、自分たちのせいで傷つく周囲の人々、その傷つきぶりは進む一方。それを見ている自分たちも辛い。
どちらも大切なんだ、なんとかできないのか? と悩む光。
周囲との関係を断ち切り、全てを捨てるしか方法はない、と決心する未知(松嶋菜々子)。
唐突に「全てを捨てよう?」と手を差しのべる未知。光がその手を取るのか取らないのか、それによって全てが決まる......女性が重要なことを決める時によく使う手だと感じた。そこにそんな意味があると気づかない光が、突然ひとりで出ていく未知を見て、訳が分からないのも当然だね。
次回は最終回、思わせぶりな予告、どんな決着をつけるというのでしょうか......
みづほさん(室井滋)が酒乱の夫を殺した当時、「周りの人は夫の酒乱を知ってたのに、助けてくれなかった」......そのショック、わかるよ。駅のホームで気分が悪くなり倒れてしまった時、街で複数の若者にからまれた時、誰か助けてくれた? 逆なら、助けた? 助けてもらえないし、自分も助けない。どちらもわかってしまうんだ。それじゃいけないと思いつつ、巻き込まれたり、思いやりが裏目に出たりするのが怖くて......みづほさんの言葉、聞いてて辛かったよ。
「時効が来ればオッケー」と安易に結論づけなかった登場人物たちには感動。(-_-)ンー
礼太郎(佐藤浩市)は「かくまう」以外の合法的な手段を模索していたようだね。
八重子(鈴木京香)が何を決意したのか、オレにはわからなかったけど......
夫:良吉さん(國村隼)の制止も聞かず、何故か大胆にカラオケで騒ぎまくるみづほさん。追いつめられて、どうかしちゃったの!? 指紋まで採られちゃうし......良吉さん、彼女を落ち着かせて! 止めてあげてー! (T_T)
4/5 の手術記録の担当者欄に、亡くなった野崎奈津子(森口瑤子)と倉沢秀三(中丸忠雄)の他、園部克彦(内藤剛志)、小池京子(斎藤陽子)、そして橘川達也(保坂尚輝)というおなじみのメンバーの名前が並んでいて、その全員がそこに揃っているのを見た時には、さすがにオレも悠一郎(渡部篤郎)と同じようにガックリきたね。
悠一郎の姉:奈津子を殺したのが「パピヨン」。さつき(桜井幸子)が「パピヨンは私!」と言い、それは本当のパピヨン = 美羽(初音映莉子)をかばうためだった......で、謎は解決!? いや、そんなはずはないだろう。ないと思いたい! このままでは園部がいい人すぎる!
講演会の壇上で、「もう一度、大学で勉強します!」と宣言した美咲(稲森いずみ)。それを聞いて、神宮寺(中井貴一)に渡された他大学の入学案内をゴミ箱に捨てた慎太郎(つんく)。てっきり、神宮寺のいる大学でもう一度学んで欲しいという気持ちかと思っていたら......「(大学に行くのを)やめとけよ。」!! 耳を疑った! 美咲を見守り続け、新しい生き方を見つけようとする美咲をサポートしてきた慎太郎が!
愛する美咲を守りたいという気持ちが過剰に働き、美咲を傷つけた神宮寺に近づけたくないという気持ちに繋がり、「守る」が「過保護」になり「決めつけ」「拘束」となっていく瞬間。悲しかった。(T_T) 「美咲が愛しているのは神宮寺や」まで言ってたのに......
愛する人がこれ以上傷つくのを見たくない、という気持ちはわかるけど、相手の自立性を無視した「守り方」は、逆にその人を殺してしまう。守りどころを見極め、じっと我慢することは辛いだろうけど......決して傷つくことのない人生の空虚さは、考える必要があると思う。
「何言ってんだ」と思われるかもしれないけど、この間ちょっといろいろあったんで、上記には「気持ち」が入ってます。
玉置浩二さん演じる西洋美術研究家の「行き場の無さ」が、なんか哀れすぎて見てらんなかった。オープニングと解決直前で古畑さん(田村正和)にハガキを読ませる三谷幸喜さん。今回の話は全編、トリックの難解さだけを評価対象とする視聴者への「皮肉」だったのだろうけど、犯人以外の登場人物全員が三谷幸喜さんにしか見えなくて、ゲンナリしてしまったよ。
「ファーストクラスに乗るのは、キャビアが食べたい訳じゃない。時間と空間を買ってるんです。」と言わせといて、最後に「キャビア、あるだけくれ!」と言わせるあたり、誰に向かって皮肉ってるのか......ファーストクラスに乗る人は、あまり見てないと思うんだけど。
脱走を「無かったこと」に出来るのか!? という疑問は、まぁ置いといて。(^_^;)
カバ似な彼の部屋に、ちゃんと掛かっていた「約束の黄色いカーテン」......が、恵理子(伊藤歩)の想いとは裏腹に、彼にとっては「深い意味の無いもの」になっていた。喜ばせて、覆す、この感覚。カーテンを奪ったポッポ(真柄佳奈子)には拍手!
5人が微笑み合うシーンや、5人がぶつかり合うシーンには、どうしてもグッと来てしまうよなぁ。それと、「信じる」より上位の概念としての「疑わない」は、野島伸司さんの信念なんでしょうね。
有明(三上博史)と藍(広末涼子)の関係って、なんか既に「公認」という雰囲気。有明も何故かすっかりその気だし、他人(というかオレ)にわからないところで、この恋愛は進んでいるようで。
「死ねばいい!」 by 牧村(窪塚洋介)で、イヤーな予感はしたんだけど、次回ついに...(T_T)
念願の文芸ナントカ賞を、ついに受賞しそうな孝之介(松本明子)。編集者:萩原(青田典子)に素直に「ありがとう」と感謝するシーンが泣かせる。(T_T) 作家:孝之介の成熟をきっかけに、ついに仲蔵(武田鉄也)が真実を......やはりチエコさん(銀粉蝶)の駆け落ち相手は仲蔵だった! 「孝ちゃんには詫びきれないが、この恋に悔いはない!」と語る仲蔵。
「孝ちゃんにはチエコさんと暮らして欲しい」と願い、行くあてもないのに出て行ってしまった富江さん......孝之介は念願のナントカ賞なんてどうでも良くなり、富江さんを捜し、自宅→ホテルと移動するがすれ違ってしまう。「富江ぇー! 富江ぇー!」「次回は」......なんかこの、毎回の終わり方が独特だね。
会議室のドアが開き、一瞬、ユリさん(今井美樹)の姿が見えて......録音テープ(ハッタリ)の件もあり、茂義敬雄(宅麻伸)には効果テキメン! 彼の底力の無さが見えたね。
甘木(石橋凌)に不正暴露記事で脅された茂義賀津夫(いかりや長介)は、朝倉(香取慎吾)を呼びつけ、「新東和を彼に任せる」と言った! 「将来は有梨沙(上原多香子)と結婚を」とまで言われては、朝倉も承諾してしまうし、甘木も記事を引っ込めざるを得ない。
朝倉に恐れをなして、なんとか仲間に引き入れようとしているのか!? と思っていたら、今度は茂義敬雄に「新東和は潰す」と来た! 恐いオッサンだよ全く。(-_-;)
石原くん(伊藤高史)は裏切りを見抜かれ、真弓(本上まなみ)は甘木との繋がりを暴かれ、二人とも囚われの身。石原くんがどうなったのか描かれなかったのが心配だ。
有梨沙に「茂義賀津夫を連れ出せ」と指示した朝倉だけど、あのオッサンがまんまと罠にハマるとも思えないし、エンディングは模様替えされているし、どうなる次回!?
豹(沢村一樹)と一緒にラブホテルに行っていたのを隠したことで、純(阿部寛)の「嘘」の優しさが理解できた陽子(松下由樹)。純と陽子は、相手への信頼を再び取り戻したようだね。
豹が予言したように、陽子に逆転のチャンスが訪れた。今回の陽子の手口は、そんなに汚くなかったと思えるな。月子(永作博美)がいつの間にか忘れていた「超優秀な姉に対するコンプレックス」を呼び起こされてしまったのが敗因だね。
「週末婚」は、離ればなれの平日に「嫉妬しないこと」、二人っきりの休日に「邪魔が入らないこと」が大前提だったみたい。でもこの大前提を守るのは、すっごく難しそうだねー。「週末婚」しようと思う人は注意しようね。
5月と言えば五月(泉ピン子)の誕生日。謎のエリート男:野々下さん(大和田獏)と気まぐれ姑:キミ(赤木春恵)のプレゼントで、結婚生活 20 年の五月 & 勇(角野卓造)の夫婦初旅行が実現、二人は北海道(ロケ一切ナシ (^^; )へと向かう! しかし良かったのは旅館到着まで、五月は観光&食事、勇は温泉&飲酒が目的で、まったくの別行動となる......お互いに罵倒し合う様子を見て、「この夫婦も終わりか!?」と心配したけど、家に帰った二人は、「旅行なんてまっぴら、幸楽で忙しく働いている方がいい!」という結論にいたり、なぜか円満解決してしまうのであった。(^o^;)
一方、前々回に円満解決をしたかに見えた本間家の騒動が再燃! 常子(京唄子)が「英作(植草克秀)が『おかくら』に通うのはいいが、一緒に住むのはダメだ!」と言い出したのだ。話し合いの時から「通う」ものだと思っていたらしい......既に英作は、住んでいた借家を引き払い、「おかくら」に引っ越してしまっている......
ある問題が解決したと思わせといて、他の話題に視聴者の神経を集中させ、それが解決するとまた元の問題に視聴者を引き戻す......んーもう、やりすぎだよ橋田さん! そうやって毎週見逃せなくなっている自分が、何だか悔しい。(-_-;)
雪乃(菅野美穂)の過去が明らかに......学生時代、雪乃が初告白した男の子は、仲間 3人に雪乃を強姦させただけでなく、ボロ小屋に宙づり監禁したのだ。何とか脱出して家に戻ると、そこにはもう母の姿がなかった。聖先生曰く「それは強姦よりもショックだったようだ。」
「誰も助けてくれない!」と橋から投身しようとしていた雪乃を助けたのが聖先生(田辺誠一)。自分から過去を捨てたいと願い、聖先生の整形手術を受けた雪乃。妙子(葉月里緒菜)が聖先生に「過去を捨てろ」と言われたのとは逆。妙子は「想い出」を大切にしている。それが二人の、一番大きな違いか......
甲斐くん(萩原聖人)の優しさを感じつつも、「誰も信じない!」とつっぱねる雪乃。話を聞いた者が反射的に抱いてしまう「同情の念」は、雪乃を少しも慰めない。辛いよ......雪乃への同情と両親を殺された恨みに板挟みになる妙子。辛いよ......甲斐くん脚本の映画出演を通して、妙子と雪乃に救いがもたらされんことを願う。
欲求のはけ口にしていた若医者に裏切られ、病院の代表権を奪われてしまった黒澤鏡子(黒木瞳)。「自分のことだけを愛してくれたら、こうはならなかった」と若医者は言う......光(滝沢秀明)の監視役:美春(緒沢凛)の捨てぜりふで、息子ももう手の届かない所に行ってしまったと認識させられ......このドラマで最も不幸になってしまった鏡子さんであった。
他にも、大(別所哲也)、桐子(西田尚美)、広瀬父......痛々しいほど、「人を不幸にしてまで貫く愛」になってるねぇ。
あれだけ「みづほさん(室井滋)に戻ってきて欲しい!」と願っていた八重子(鈴木京香)が、ついにみづほさんの正体を知ってしまった! 先に気づいていた夫:良吉さん(國村隼)が「オレも共犯だ。」と覚悟を決めたのとは対照的に、「殺人犯」を受け入れられない八重子。確かにそう思うのが自然だよね。
会社の同期の K.I.くん曰く「桜井幸子、最近化粧変わってない?」だそうで。へー気づかなかった。いずれにせよ、オレはさつき(桜井幸子)に夢中なのさ。どんどん苦悩してくれー! (*^o^*)
日本最高峰の大学付属病院での前代未聞の手術に、まともなサポートメンバーを付けていない時点で、十分「告発モノ」だと思うけどなぁ。それにしても、どうも手術中・手術後の衛生管理(の描写)がメチャメチャな気がする。(-_-;) 患者への感染もそうだけど、施術者への感染とかも考えてないのか?
「パピヨンは誰!?」ってのが今後のキーワードな訳ね。次回予告で美羽ちゃん(初音映莉子)は「お姉ちゃんは 2人殺してる」と言ってたけど、もう1人は誰? 今までで死んだのは、4/5手術の患者・野崎姉・倉沢父の 3人だけど...... 4/5 手術の麻酔担当がさつきで、さつきのミスで患者さんが死んじゃったとか? それとも今まで出てこなかった人? そう言えば美羽ちゃんの蝶ヤケドとの関係は? そろそろ明かしてくれよぉ。
橘川くん(保坂尚輝)、なんかヘン。美羽ちゃんの治療をぜんぜんする気ないのか?
祥Jr.は、机に神宮寺(中井貴一)の本を何冊も積み上げていたそうだけど、結局「逆境の心理学」のことしか言ってなかったね。さすがに「数式付き心理学」は難しかったか。(^_^;)
神宮寺は最後に、祥Jr.の肩に「ポン」と手を置いた......美咲(稲森いずみ)の腕を掴んだり、都築さん(大竹しのぶ)の腕を掴んだり......他人との関わりを避け、こういうことをなかなかできなかった神宮寺。彼がそれをしていることに、すごく大きな意味がこもっている気がする。人付き合いが上手く、自然にスキンシップできちゃう人の「ポン」とは違うと思うな。
美咲は慎太郎(つんく)と同居、講演会を引き受けて......もう神宮寺ナシでも十分だよね。確かに神宮寺の方がまだ「救われてない」のだけどね。
同じ「頭がいい人間」でも、真田広之さんが演じたプランナーのような人と、福山雅治くんが演じた研究員のような人とでは、脚本:三谷幸喜さんが抱いている印象は著しく異なるみたいだね。前者には敬意を払い、後者には敵意を感じてる。悪く言えば見下してる。研究員を「頭がいい」じゃなく「頭でっかち」と表現するぐらいだからねー。
プランナーは世のトレンドを読み対人スキルも抜群なバランスのとれた人間だけど、研究員は自分に閉じこもり学問の奴隷になっているアンバランスな人間、という感じかなぁ。今回はそれに加えて「事故で下半身不随」という、よりひねくれそうな要素もプラスしてあるし......(-_-;)
「あなた(福山雅治)は怪我をしてから『心を閉ざしてしまった』のだと彼女(戸田菜穂)は言ってました。心を開いて彼女の気持ちを受け入れていれば......」と古畑さん(田村正和)は言ったけど......なんか、慰めとも、皮肉とも感じなかったなぁ。愛も憎しみもないよ。付け足しって感じ。
今回は「ひねくれた見方」をしてしまったので、謎解きも含めて全く楽しめなかったよ。ただ痛感したのは、他人の不幸なんて、誰もが「できれば背負いたくない」のだなぁということ。オレ自身もきっとそう。親友がいくら不幸な境遇でも、自分は着々と生活を創っていく。そういうものなのだなぁ。