ドラマ雑記[2000年1月〜(1)] 1/2-1/31 放送分

ラインナップ(2000/1/17 改定): ■月下の棋士■二千年の恋■お見合い結婚■イマジン■3年B組金八先生■恋愛中毒■ブランド〜BRAND〜■バーチャルガール■ビューティフルライフ■
途中リタイア: ■モナリザの微笑(1/12放送 第1話 まで)■金曜日の恋人たちへ(1/14放送 第1話 まで)■
最初から見ない: ■シンデレラは眠らない■貯まる女■平成夫婦茶碗〜ドケチの花道■京都迷宮案内■恋の神様■おばあちゃま、壊れちゃったの?■他、時代劇・NHK■

※ 日記をつけ始めた経緯を、「ドラマ雑記(1998年4月〜)」ページの最後にまとめてあります。※

各話を思い出すのに役立つ!?「キーワード」をつけてみました。タイトル右の「KW: xxx」がそれです。


2000/2/1(火)以降の放送分は 別ページ です。


2000/1/31(月) (2/1 記入)

■月下の棋士■ 1/31放送 (第3話) KW: ラッキーカラーは、ブラァーック!

武者小路ことピカリン(未だにこれが通用するというのも罪深い話だなぁ)は、今回も強烈なキャラクターで登場!

心の逃げ場であった占いに心酔するあまり、逆に占い(赤がアンラッキー)によって敗北を喫した武者小路。朦朧とした将介(森田剛)が相手なら、事前に想定した手によって勝つことができただろうに......先週の村森(デビット伊東)が敗北で救われたのとは逆に、武者小路にはもう、逃げ場はなさそう。果たして立ち直れるのだろうか......

その昔じっちゃんを敗北させた元名人のやり口と、そのあっけない結末は、さもありなんという感じで、気に入った。

取り敢えず最後は必ず、満月を見るわけなのね。

■二千年の恋■ 1/31放送 (第4話) KW: 生き続けるという選択

爆発音というフェイクにまんまと引っかかってしまう警護の面々。初回においてしっかり、彼らの認識の甘さが描かれていたから、こうなっても仕方ないなと思えた。

父・ビクトル(ジョニー吉長)が、戸惑う息子(金城武)の持つ拳銃の引き金に指をかけて、それを引き絞る。前回に息子と対話した時点で、既にそうすることを決意していたのだろう......その光景があまりにも期待通りで、感慨に耽ってしまった。

「任務」が完了し、こめかみに銃口をあて、父の言葉を思い出し、「逃げて、生き続ける」という最も苦しい選択をした息子(金城武)......「生きる」という選択が苦しいものであり、敢えてそれを選ぶ、というシチュエーションは、高校の頃からのオレの描きたいテーマでもあり、またしてもここで、感慨に耽ってしまったのだった。

仮称:野上さん(金城武)のカッターナイフと、その仲間が背中に押し当てた拳銃と......理得(中山美穂)は二度も、死と直面したことになるね。最終回までに、あと何回......


2000/1/30(日) (2/1 記入)

■ビューティフルライフ■ 1/30放送 (第3話) KW: 抱きしめたいんですけど

柊二こと木村拓哉くんの卑怯ぶりが全開だったね!
画面の前で身悶えした女性が続出したことでしょう。

熱い抱擁の傍らで客観的な言葉を言う、という状況は、想い出の中にあるけどさ。
もちろん、木村くんのようではなかったと思うけどさ。

佐千絵(水野美紀)が杏子(常盤貴子)の兄(渡部篤郎)を好き、というのは、東芝日曜劇場らしい予定調和であると言えよう。


2000/1/29(土) (2/1 記入)

■バーチャルガール■ 1/29放送 (第3話) KW: 贋作による父からのメッセージ

ふーん、という感じだったけど、そう言えばオレにも、絵の道を志した時期があったなぁ、と思い出した。パソコンを使うようになって、めっきり絵なんて描かなくなっているけど。


2000/1/27(木) (2/1 記入)

■3年B組金八先生■ 1/27放送 (第14話) KW: 看護婦志望から教師志望へ

金八(武田鉄矢)への乙女ちゃん(←字はこれでいいの?)の反抗が印象的だった。あんな強い声が出せるんだという驚きと、父譲りの理路整然とした反論ぶりへの驚きがあった。立派に育ったねぇ。

■恋愛中毒■ 1/27放送 (第2話) KW: 金沢で赤い帽子とコートを購入

無言電話、嫌がらせファックス、郵便物横領、おお、立派な犯罪だ。でもきっかけは、夫(寺脇康文)の浮気だったわけね。あらあら。それにしても、「おまえ(岡本健一)にも責任があるだろう!」というのは気になるね。

1回の無断欠勤で美雨(薬師丸ひろ子)を見損なう弁当屋店長。意外に恩着せがましい人だったんだねー。でもそのおかげで、美雨の転職はスムーズに完了!?

創路先生を好きになった自分がどうなるのか、美雨がその危険性を事前に強く意識していたのには、さすが三十路は違う、と感じさせられた。でも、その恋への衝動はあまりにも強すぎて、創路先生のちょっとしたレトリックで、簡単に箍(たが)が外れてしまったのだけど。

「前科持ち」であることを先生にバラすわよ! と脅す秘書さん(櫻井淳子)だけど、創路先生役の鹿賀丈史さんが醸し出す雰囲気には、「そんなことで彼は動じないさ」と我々を安心させるのに十分な度量がある。バラされたって、ちっとも怖くないもんねー。それより怖いのは、今後の美雨の行動なんだよねー。

■ブランド〜BRAND〜■ 1/27放送 (第3話) KW: 実質、襲名披露

宗一朗こと市川染五郎の凛とした着物姿にシビれたのは、オレと妹だけではないはずだ。
その姿を見たとき、碧(今井美樹)の心にも、何かが弾ける音がしたに違いない。
おまけに後日、「あなたのために」だってさ。くぅーっ!


2000/1/25(火) (2/1 記入)

■お見合い結婚■ 1/25放送 (第3話) KW: プロポーズ、第1弾?

光太郎(ユースケ・サンタマリア)が宝石店で差し出された 2つの指輪から高い方を選んだことで、前回の日記に書いた「なし崩し的に結婚に至りそう」という不満は解消された。

誕生日に訪ねてきた光太郎に感激しまくる節子(松たか子)。女性にとってタイミングがいかに重大なことなのか、またもや思い知らされた。あの時......(遠い目)

恭子さん(川原亜矢子)に振り回される大畑くん(窪塚洋介)、田沼さん(今井雅之)に振り回されるミカちゃん(さとう珠緒)という構図も定まり、物語は次のステップへ、という感じですか。

■イマジン■ 1/25放送 (第3話) KW: 幼なじみだった

洋平(中村俊介)のあっけらかんとした人格が形成される過程には、有羽(深田恭子)のような壊れやすい女の子は存在していなかったらしい。「優しくしないで!」という有羽の言葉を聞いても、洋平はチンプンカンプンだった。かたや、幼なじみの本城貴子(高峰陽)は、打算的な不倫をしつつも、洋平にまだ気持ちがあるらしく......

いずれにせよ、オレにはまったく無関係な領域なんだけどね。はぁ。


2000/1/24(月) (1/31 記入)

■月下の棋士■ 1/24放送 (第2話) KW: 地獄からの使者

村森(デビット伊東)はその昔、対滝川(田辺誠一)戦において、持病の発作が治まり神がかり的(と言うより、悪魔がかり的?)な強さを発揮して勝ったのだという。しかし今回の対氷室(森田剛)戦では、発作が治まることもなく、詰めの甘さ(←おお、まさに)が出て負けてしまった。とどめの一手は、大原(中尾彬)も刈田(寺田農)も見破れる程度のものだったから、気力のみで将棋盤に向かっていた村森の病状のひどさが想像できるね。それと同時に、滝川以外の元名人たちも確かに強いのだということも感じさせられたよ。

氷室の「往生しろ!」で勝負が決まった後、村森は微動だにしなくなった。その様子は昔の滝川に勝った場面を彷彿とさせて、「また心臓が止まったのか!?」と不安にさせるものだったから、氷室が村雨の母に語った言葉には驚いた......「(村森は)元気だよ。前よりずっと元気だ。」......固まっていた村森の表情が安らかな笑顔に変わったとき、ジワーッとくるものがあったよ。

マシーンのようなヤツかと思わせた滝川は、年上未亡人・石丸千代子(川島なお美)にあっさりとメロメロに! 田辺誠一さんが醸し出す偏執的魅力と相まって、今回一番の笑いどころだった(いい意味で)。その若さ・甘さが、将来の命取り(= 氷室に負けるかも)になるぞぉ。

■二千年の恋■ 1/24放送 (第3話) KW: 父との対話

仮称:野上(金城武)と父・ビクトル(ジョニー吉長)の会話で、家族を危険に陥れてまで亡命した父の気持ちが明らかになり、オレも腑に落ちた気持ちになれた。父の気持ちがよく分かると同時に、仮称:野上の葛藤も良くわかって、悲しかった。

理得(中山美穂)が会っていた仮称:野上は、本当の野上さんではないことが判明。理得の受けたショックと同じぐらい、オレもショック。だって今後、男のことをドラマ雑記でなんと書いたらいいか困るんだもの。

理得はこれで、本格的に状況に巻き込まれた。仮称:野上は今後、理得を避けるだけでは足りず、殺さなければならない状況にもなっていくだろう。そのとき、二人はどうするのか。

まりあ(仲間由紀恵)と成次(東幹久)って、なーんか邪魔に感じてしまうなぁ。
東幹久さんの上手さは光るんだけど、後味の悪い上手さだよね。


2000/1/23(日) (1/24 記入)

■ビューティフルライフ■ 1/23放送 (第2話) KW: 柊二は病院の家系

忘れ物を届けようと柊二(木村拓哉)のアパートまでやってきた杏子(常盤貴子)は、柊二 & 真弓(原千晶)の、どう見ても昨日は熱い夜だった雰囲気(←陳腐な表現だなぁ)を目撃してしまった。部屋から出てくるところをバッタリというのは、ドラマでよくあるシチュエーションだけど、柊二が前の晩に杏子と打ち解けて話した後に、何の後ろめたさも感じずに真弓を部屋に入れていたというのが、なんか新しい感じ。

杏子はササッとさり気なく立ち去ろうとしたのに、あわてて車に戻ろうとして牛丼弁当ぶちまけて、逆にこちらの気持ちまで見られてしまった。切ないよ。

先週は録画を失敗したため、今週エンディング映像を初めてみた。やたら自然な雰囲気でじゃれあう木村くんと常盤さんには、やられっぱなしだったね。「木村くんは何やっても同じ」と揶揄されるけど、他の役者さんにはこの雰囲気は出せないと思ったよ。でも最後の、杏子が車椅子をおいて柊二と走っていく映像は、彼女が病気であり今も治療中であることを踏まえると、逆に不安をかき立てられた。同僚の石川くんの話によると、先週の最後で杏子が「柊二は最後の恋人だった」というようなことを言っていたそうだし......


2000/1/22(土) (1/24 記入)

■バーチャルガール■ 1/22放送 (第2話) KW: 赤と青のどっちを切ればいいんだ!

犯人役は、いつも目を覆いたくなる演技力の加藤紀子さんだけど、今回は感情を押し殺した役だったので、まぁ許容範囲だったかな。彼女が犯した罪をキレイに清算してあげるために、彼女は最後に殺されなければならなかったんだろうね。そうしないと、リサ(榎本加奈子)たちの怒りが鈍ってしまうから。この辺の記号的な展開は、「分かり易さが命」のこのドラマでは仕方ないのかな。

VR 2000 に関しては、意外にバッテリーを食うことが判明。今使っているノート PC でもバッテリー LOW で無理して使ってるとデータ飛んだりするぐらいだから、心を覗いている最中にバッテリーが切れたら......とか思うとヒヤヒヤするよ。「原因不明で制御不能に!」とか「あと 1回使ったら死ぬかもしれないんだぞ!」とか、装置に埋め込まれた母の人格が語りかけてくるとかいう展開も、今後ありそうで期待してしまうなぁ。

初回に説明された「心を覗いている数分間は現実では数秒」というのは、今回もしつこく説明しといた方がいいと思ったぞ。今回から見た人は、時限爆弾のタイマーの進み方に違和感を覚えただろうし。


2000/1/20(木) (1/24 記入)

■3年B組金八先生■ 1/20放送 (第13話) KW: 受験シーズン到来

金八先生(武田鉄矢)の息子が、八方塞がりの健次郎の風穴になってくれるのかな。

■恋愛中毒■ 1/20放送 (第1話) KW:

面白かった! 鬼気迫る水無月美雨(薬師丸ひろ子)の行動から目が離せない感じだった。特に、公衆電話で「傘がぁ!」と顔をぐしゃぐしゃにされたのには参ったな。夫(寺脇康文)に対する妻(薬師丸ひろ子)の行為が、逮捕されてしまう程のものであったというのも、それが具体的にどういうものだったのか知りたいという欲求に駆られてしまったよ。

荻原映一(岡本健一)は、恋愛対象にはならないんだね。岡本健一くんには人生踏み外しが似合うんだけど、今回は「見守る」立場なんだね。ちょっと残念かも。

冒頭の、フラれた彼氏に付きまとう彼女に釘を差し、仕事明けに創路功二郎(鹿賀丈史)の車に乗り込む美雨と、最後の方の、創路功二郎から「水無月美雨!!」と呼ばれた美雨との間に、どれぐらいの時間の経過があったのか、ちょっと不明だったなぁ。冒頭で美雨が働いていたのは、創路功二郎の事務所ではないような気がするし、うーん。

今後は、元夫に対する美雨のニアミスが描かれつつ、不明な点は徐々に明らかにされていくんだろうなぁ。楽しみ。

■ブランド〜BRAND〜■ 1/20放送 (第2話) KW: 黒田さんに土下座

まぁ、そうなんだけどね。(←何がじゃ。)

オレって結構、平気で土下座する人間かも。むしろ、相手が土下座した自分の頭を踏んだらイヤだなぁとか冷静に考えたりしてると思う。今回の宗一朗(市川染五郎)を見ても、きっと土下座するときは、その前に土下座を戸惑う素振りを見せないと、土下座の価値が半減するのかなぁとか思った。計算の範囲だと驚くほど冷静だと自己分析しているんだよね。計算の範囲外だと、思考がピタリと停止したりキレたりする危険性もあるんだけどさ。


2000/1/18(火) (1/24 記入)

■お見合い結婚■ 1/18放送 (第2話) KW: ずぶ濡れでラブホテル

節子(松たか子)に付き添って中谷家に詫びを入れに行った光太郎(ユースケ・サンタマリア)だったけど、節子の両親や部長夫妻に言葉をさえぎられていた。大声で他人の言葉をさえぎる様子って、オレちょっと好きじゃないんだよなぁ。人の話は取り敢えず聞こうよ、と思ってしまうんだよ。

ちょうど対局にあるのは「ショムニ」の千夏さん(江角マキコ)のタンカで、ムチャクチャスカッとするんだけどね。節子のタンカが割と近かったけど、オトナたちを黙らせるまで行かなくて残念だった。

なし崩し的に結婚に至りそうなのも、ちょっと不満。取り敢えず我慢して、今後の展開を見守ろうと思うけど。

純一(窪塚洋介)は恭子さん(川原亜矢子)に狙いを定めたみたいだね。キープ済みのガールフレンドの中にいない「年上タイプ」だからなんだろうけどさ。でもこのドラマでは、「不倫」はありそうもないよねー。

■イマジン■ 1/18放送 (第2話) KW: おじさんちで茶碗蒸し

一緒にいて欲しいときに一緒にいてくれない......理屈ではわかっていても、女性の気持ちは理屈じゃないんだよなぁ。自立したオトナ同士だと特に難しいしなぁ。うーん。

会社帰りの洋平くん(中村俊介)を待っていた女の子は、いったいどんな関係!? 腕まで回しちゃってるし。妹!? うーん。


2000/1/17(月) (1/24 記入)

■月下の棋士■ 1/17放送 (第1話) KW: 封じ手

この枠で見慣れたメンバーが出まくりで、ムチャクチャ心強いぞ!! これは見てしまうでしょう、やっぱり。原作を全く知らないんだけど、一人一人の立ち方とか対決構図とかが鮮やかだし、テンポもいいしで、スッキリと見れそうだよ。

■二千年の恋■ 1/17放送 (第2話) KW: オペラ会場で撃ちもらし

無理矢理キスされたあげく「もういいだろう。帰れ。」まで言われても、仮称:野上さん(金城武)を責めようとせず気持ちを思いはかる理得(中山美穂)には、感動してしまった。

中山美穂さんの電話での SE 的やりとりはハラハラしてしまったけど、まぁなんとかオッケーでしょう。「オーエス」とかのイントネーションが SE 的ではないし、やっぱりそもそも SE らしくないんだけど、ケータイを持たない程の信念がある彼女だから、対外折衝を受け持つ責任ある身として「一般的イントネーションを使う」よう配慮していたり、雰囲気に毒されないようにしているんだろうと考えれば、納得できるでしょ? 無理ですか!?


2000/1/16(日) (1/17 記入)

■ビューティフルライフ■ 1/16放送 (第1話) KW: 強烈パーマ

実は、延長分の 15分間を録画し損ねてしまったのだった。まさか東芝日曜劇場が延長されるなんて思ってなかったもので。昨年の「美しい人」もそうだったけど、最近減ってきた延長を敢えてするなんて、TBS は常盤貴子ドラマに力入れてるのかなぁ。ちなみに、見逃した 15分間は、同僚の石川くんに説明してもらい補完できました。

で、予想通りというか、やはり雑誌記事で杏子(常盤貴子)が「車椅子であること」がクローズアップされてしまい、一悶着あったようで。それに対して柊二(木村拓哉)が全否定せずに「そういう気持ちもあったかもしれない。」と言ったというのが、いかにもキムタクキャラらしいね。最後は仲良く屋台でラーメンをすすったそうで。すれ違いがこじれずにその回で解決するあたりは、安心して見れる東芝日曜劇場らしいところだね。

オレも身体障害者に対してどういう態度をとっていいのか、いつも戸惑ってしまうな。身近にいないというのもあるけど。「ほとんどの人」と同じ反応を、いつもしているんだろうな。

パッとしないお見合い写真というのは、ドラマでよく見るねー。だから、パッとしないオレは、決してお見合い写真を撮られないようにしようと、心に決めているのであった。


2000/1/15(土) (1/17 記入)

■バーチャルガール■ 1/15放送 (第1話) KW: 女装の佐野史郎さん

まず、この分かり易さとか、派手な見栄の切り方とかがいいんだな。舞台が冬場なこともあり、早川リサこと榎本加奈子が厚着なのも嬉しいね。ガリガリの痛々しさを見ずに済むから。あと、水野ハナこと篠原ともえがシノラーとしてではなく普通にしゃべっているのもイイ。最近まためっきりキレイになってるし、ますます惹かれてしまうよ。

そして、人の心を覗けるマシン「VR 2000」の明快な設定! リサの母(村上里佳子)が「一人でも多くの人の心を救うために」と開発したけど、革新的な技術はいつも悪用しようと考えるヤツらに狙われる。そして母は、娘であるリサにしか使えないようにプロテクトを掛け、開発者である自分自身は爆死。VR 2000 を使うとリサに記憶の断片が戻ってくるなんてあたりは、エヴァの MAGI のように母の人格が埋め込んであるのかなぁとか思えたりして。

冷静に考えれば荒唐無稽な VR 2000 だけど、部分々々に採用されている技術を想像すると結構楽しいんだな。例えば、相手の心を読みとれたとしてもその心象風景は主観的(その人の目から見た風景)で曖昧だろうけど、事前に知り得た情報からインプットされているデータ......公園の地形とか、病院の建物の構造とか、口頭で聞いた現場の状況とか......と照らし合わせて具体化し、客観的な風景を 3D で CG 合成して「覗く側」に分かり易くしているのかなぁ、でも時々、心象風景が不連続になるため、「覗く側」もワープするような感じになってしまうのかなぁ、とか考えるとワクワクするよ。

心を覗いてる数分間は現実では数秒だというのも、夢なんかがそうだというから、夢の研究を推し進めた結果、実現できたのかなぁと思ったり。しかもその数秒間に数分間の分量の 3D-CG を合成するコンピュータって超高性能だなぁと思ったり。リサに協力するヒロ(三宅健)の「一応、工業科なんで...」という単純な一言にも、ずいぶん説得力を感じてしまったし、理工系のオレは、なんかすっかりハマってしまったみたい。

基本的に心優しい登場人物たちは感情移入し易いし、ストーリー的にも、まずは小手調べに軽ーく事件を解決してみましたって感じだし、今後の展開に期待してしまうね。


2000/1/14(金) (1/17 記入)

■金曜日の恋人たちへ■ 1/14放送 (第1話) KW: 営業から秘書室へ *リタイア*

うーん、どうも受け付けなかったなぁ。まず、まどか(藤原紀香)のドタバタな働きぶりや、飲み過ぎてクダを巻くあたりのベタベタさに退いてしまったし、家まで送ってくれた春樹(高橋克典)とのやりとりには「計算マコちゃんかい!」と突っ込んでしまったし......「サラリーマン金太郎」とは違う、オレの好きな「謎めいた高橋克典」は好きだったんだけどなぁ。主題歌時の映像に見られる、香織(水野真紀)を交えた三角関係というのも、どうも感情移入できそうもないし......

すいません、リタイアします。


2000/1/13(木) (1/17 記入)

■3年B組金八先生■ 1/13放送 (第12話) KW: 破られた辞表

先週の予告では、ビンタ事件の波紋が広がるのではと心配させられたけど、実際にはキレイに収束してくれて、ホッとした。これも、校長・教頭をはじめとする先生たちが、金八先生(武田鉄矢)と生徒たちからの事情聞き取り・各生徒の両親への謝罪・地域の教育関係者集会開催までをその日のうちに行った迅速さと、「桜中学に金八あり」という長年の評判のおかげだろうね。よかったよかった。

しかし一方で、恐らく健次郎(←出演者のテロップに役名が出ないので字に自信無し)の兄のことを知っているらしい生徒による、健次郎への恐喝が始まってしまった。前回に含み笑いしていたときからヤバいと思っていたけど......金八先生の制止も及ばず、3B の生徒たちは健次郎をシカトし出しているし......

金八先生が、健次郎の家の事実を知り得たとして、解決の糸口をどう見つけるのか......今から楽しみ。

■ブランド〜BRAND〜■ 1/13放送 (第1話) KW: 革ジャンの次期家元

なかなか良かったんじゃない? 突然の休みにやることがなくて不安になるとか、初対面の人に自分の心を垣間見せてしまうとか、昔の彼氏と議論したり今でも飲んだりするけど、男と違って女はよりを戻す気にはなれないのよとか、うーんあるかもって感じ。独り者という点では、なんとなく気持ちが「わかる」気もする。職場であれほど頼られていない点は、大きく異なっているんだけどね。

宗一朗(市川染五郎)が家元(平泉成)に、「この家に生まれた運命を受け入れろ」と言われたときには、市川染五郎さん自身がダブったりして、感慨深いものがあった。恐らくドラマの終盤になるであろう 1年後に、宗一朗が運命をどう受け入れるのかが楽しみ。今後徐々に彼に惹かれていく碧(今井美樹)を見て、一仁(吉田栄作)がどうするのかも楽しみ。


2000/1/12(水) (1/17 記入)

■モナリザの微笑■ 1/12放送 (第1話) KW: モナリザは微笑まない *リタイア*

ダ・ヴィンチ専門家や大学教授たちが「悲しみのモナリザ」のことを知らなかったなんて......と引っかかってから、なんか冷めてしまったよ。そういう肝心なことは、いつも立花雅之(江口洋介)だけが知っているというわけなの?

今後は毎回、オークションの場で立花雅之が網島貴一郎(松本幸四郎)と対決しつつ美術品の事実(偽物だとか)が暴かれ、一方で千鶴(葉月里緒菜)の父を捜していく、という展開なのかなぁ......と、何か先が見えてしまった感じ。違うのかもしれないけど。

2枚目のモナリザの贋作は、素人目にはとても見事で、美術さんがんばってるなーと思ったんだけどね......ストーリー的には、あとは最終回だけ見ればいいや、という気持ちになってしまったので、取り敢えずリタイアします。


2000/1/11(火) (1/17 記入)

■お見合い結婚■ 1/11放送 (第1話) KW: 寿退社のはずが...

それぞれの役者さんの魅力が素直に引き出されていて、とても好印象だった。主婦なのに合コン大好きな羽田恭子役の川原亜矢子さんは、モデルらしい決めぶりで「週末婚」より魅力的だったし、スチュワーデスが全然似合わない河合ミカ役・さとう珠緒さんも、大方の期待通りのブリぶりが炸裂してるし、そう見えるようにカメラワーク(アップとか)も配慮されてる感じだったしね。

「スーパーで大根買うみたいに」と言ってしまう節子(松たか子)のデリカシーの無さと、それに対抗してみせる光太郎(ユースケ・サンタマリア)の強がりも微笑ましいし、二人を引っ付けようと策を練る部長夫人(ジュディ・オング)のしつこさも心地よい感じ。

ストーリー的には、最初は気に障る相手を徐々に好きになっていくというパターンだと思うけど、逆にそれはそれで安心して楽しめそうな感じ。題材とかノリは「恋愛結婚の法則」に近いね。

■イマジン■ 1/11放送 (第1話) KW: これって恋!? という赤面な展開

相変わらずドラマ中の深田恭子ちゃんは可憐だねっ! オープニング中のパフのあて方までが可憐。同僚の OL の間で、仲間外れにはされないけど真面目さがちょっと煙たがられているというのも、まんまと男心をくすぐられる感じ。当の本人は、人見知りだけど物怖じしなくて、及川光博にゾッコンというイマイチ謎な性格だけど。

新入りの洋平くん(中村俊介)の爽やかさにも参った! 男のオレでも好感を抱いてしまうよ。大家族の頼れる兄貴ぶりを感じさせる写真、筆まめだという性格、客先の農家での明るい手伝いぶりなどを見ていると、きっとあの仏頂面のおじさんも、いずれ彼に惚れ込んでしまうだろうと確信できるよ。

母役の黒木瞳さんも黒木瞳さんらしいし、本能寺俊彦役の阿部寛さんも阿部寛さんらしいし、期待しちゃうねぇ。


2000/1/10(月) (1/17 記入)

■二千年の恋■ 1/10放送 (第1話) KW: ロウソク

取り敢えず「アリ」なんじゃないでしょうか? 理得(中山美穂)のソフト開発の事務所がだだっ広い倉庫だとか、そもそも中山美穂が SE !? とか思ったけど、まぁ許せないこともない。妹・まりあ(仲間由紀恵)があんなだという設定は必要なの!? と思ったけど、成次こと東幹久さんがあまりにもハマっていたから許そう。

仮称:野上さんこと金城武さんも、いつも通りセリフが聞き取りにくいけど、理得の背後にカッターナイフ持って平然と迫る様子とか、電源の落ちたエレベーターから平然と脱出してしまうあたりが、なんか「工作員」って感じで良かったし、時々見せる笑顔がたまらなかったから、許すことにしよう。

まりあ & 成次が今後とも理得をイヤーンな感じで苦しめるだろうことは、予想がつくしちょっとイヤーンなんだけど、理得と仮称:野上さんがどう引き合っていくのか、父殺しは成功するのか、という肝心な部分が、全然予想つかないなぁ。とにかく、しばらくは見守っていくことにしましょう。


2000/1/6(木) (1/11 記入)

■3年B組金八先生■ 1/6放送 (スペシャル) KW: 泣きながらビンタ

年頭からすごい勢いできた! 年末年始の Y2K 待機も終わってやっとお正月気分になり、「そういえば録画してたなぁ」と気軽に見始めたものだから、受けたショックも大きかった。年末の餅つき、お年始、始業式と、なごやかな調子で終わっても誰も文句は言わないだろうに、この力の入れ方はどうだい!? これまでの 3ヶ月は、単なる序章にすぎなかった!

小学校時代だった。音楽の先生は、ちょっとぷっくりした女の先生だった。授業が退屈で何人かがふざけだし、それは全体に広がっていった。「静かにして!」と叫ぶ先生を、からかう者もいた。「うるせえデブ!」他、書けないようなセリフで......女の先生は、泣きながら出て行ってしまった。

放課後の教室、クラスの全員が残っていた。担任の男の先生が叫ぶ声は、怒りと言うよりも悲しみだった。そして担任の先生は、泣きながら、クラスの全員をビンタした。担任の先生のビンタは独特で、両手で両方の頬を挟み込むようにビシッとやる方法だった。すごく痛かったけど、ぶたれてよろけて転ぶとか、耳に当たって鼓膜損傷とかがないように配慮したものだったんだと思う。

静岡の山奥だったし、二十数年も前だったから、それが PTA から暴力だと追求されることもなかったけど、あの時の担任の先生の悲しみは、金八先生(武田鉄矢)と同じだったと思う。授業でふざけていたのは一部だったけど、それがクラス全員の責任だということを、当時のオレたちは割と納得できていたように思う。

気田小の北島先生、あなたはいい先生でした。


2000/1/2(日) (1/11 記入)

■ショムニ■ 1/2放送 (スペシャル) KW: 2000年問題

彼女たちが帰ってきた! 髪が伸びてメガネもなく前より女の子っぽくなった梅ちゃん(宝生舞)が意外だったけど、6人が醸し出す雰囲気はそのままだね。

ゲストは、スペシャル物の犯人役が定位置となりつつある大塚寧々さん。社員を使い捨てにする会社への復讐心で、機密情報の詰まった MO (光磁気ディスク)を盗み出そうと入念な計画を立てる。塚原(京野ことみ)を始めとする後輩 OL たちが厚い信頼感を抱き、Y2K チームまで手なずけてしまうリーダーシップは、もっといい発揮の仕方があるはず......そう理想的にはいかないというのも現実だけど。

彼女の理屈には納得させられてしまいそうになったけど、千夏さん(江角マキコ)がぶちかましてくれた。

「あんたが言ってることは、万引きした女子高生の言い訳とおんなじだねぇ。」
「こんなもん(MO) 100個盗んだって、あんたは満足できやしない。視野が机の幅になっちゃってるよ。」
「あたしたちは命令されてるなんて思ったこと一度もないね! リストラだの MO だのって、結局会社に振り回されて、あんた肝心な『自分』ってものがないんだよ。」

スッキリした! 「会社にされたことを逆にしてやろう」と復讐を正当化する人々の数段上を、ショムニーズは行っているんだよねぇ。そして、リストラした井上課長(森本レオ)より MO が大事だという社長たちにも、

「会社は倒産しても、また立て直しゃあいいじゃん!」
「たった 1人を救えない MO が、3000人を救えるとは思えないねぇ。」

と釘を差す。ショムニーズが井上課長を想っているんだと勘違いする人々に、真意(金庫の鍵が欲しいだけ)を明かさず黙っているところも、いかにもショムニーズらしいね。

そして、「ショムニ」4月復活という朗報が!! 今年もまた、がんばって生きなきゃなーと思ったよ。


1999/12/24以前の放送分は 別ページ です。



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