ラインナップ(2000/５/８ 改定): ■天気予報の恋人■永遠の仔■ショムニ■アナザヘヴン〜eclipse〜■太陽は沈まない■池袋ウェストゲートパーク■QUIZ■伝説の教師■
途中リタイア: ■サラリーマン金太郎2(4/9放送 第1話 まで)■ナースのお仕事3(4/11放送 第1話 まで)■天使が消えた街(4/12放送 第1話 まで)■君が教えてくれたこと(4/13放送 第1話 まで)■ショカツ(5/2放送 第4話まで)■
最初から見ない: ■21時・22時台以外■時代劇■NHK■
※ 日記をつけ始めた経緯を、「ドラマ雑記(19９８年4月〜)」ページの最後にまとめてあります。※
各話を思い出すのに役立つ!?「キーワード」をつけてみました。タイトル右の「KW: xxx」がそれです。
※ 2000/6/1(木)以降の放送分は 別ページ です。 ※
未来がわからなくなって戸惑っているリエ(高橋由美子)に千夏さん(江角マキコ)は言った。
「目の前のことで一杯々々になんなくちゃ、本当の恋とは言えないねぇ。」
俺もその通りだと思う。そして「一杯々々」になることよりも、その後の「一杯々々」の高みから定常状態へのソフトランディングの方が意外と大変なんだと言うことも、是非とも指摘しておきたい。
人を好きになった気持ちをどんどんとエスカレートさせるのって、心の自然な動きに任せればいいから、比較的楽なことだと思う。でも、関係を定常的なものにしていくために、エスカレートした気持ちをまた抑え込むことが必要になった場合は、心の動きに逆らうわけだから、けっこう辛いものであると言える。なお、初めから「燃えること」を重視し玉砕する覚悟で取り組んでいる場合や、定常的な関係に移る前に冷めてしまった場合は、除外して考えることとする。(笑)
一応、自分の経験から言ってますけど、恋愛経験の浅い俺が言っても説得力がないかも。(笑) 逆に「それは違うよ!」とかがありましたら、ぜひご意見くださいね。
カレの前ではしおらしくしているリエこと高橋由美子さん。普段のリエや肌荒れ CM を見慣れている目には、新鮮だったねぇ。
矢野さん(佐藤浩市)をめぐる会話で、ついに早知(稲森いずみ)と祥子(深津絵里)がケンカ腰になるという、期待していた展開となった。とは言っても、二人が相手にぶつける言葉を聞いていると、本気でケンカを挑んでいるようには見えない。今まで抑えてきたわだかまりを相手にわかって欲しくて、勢いをつけるために「ケンカ口調」という手段を使っているんだと思う。言ってしまってから後悔しているようでもあるし......早知も祥子も、本質的に優しくて思いやりがあって、相手のために自分を抑えてしまう性分なんだよね。
今回のラストで、早知は子供のことを告白した。二大事実の一つがやっと明かされたわけだけど、矢野さんから見ればこれは「唯川幸」について新たな情報が「追加」されただけ。以前も書いたように、矢野さんはこの事実をがっちりと受け止めてくれると思う。
しかし、もう一つの方、「唯川幸」が一つの人格じゃないという事実、言い換えれば「唯川幸」が「分裂」してしまうことは、矢野さんをすごく混乱させると思う。「唯川幸」を好きだという矢野さんの気持ちが、確固たるものになってきただけに余計に......ルックスとハートのいずれかを「選ぶ」という、残酷と下世話に満ちた行為は、矢野さんが自ら進んでできるものじゃないと思うし......白紙に戻す、しかないのかなぁ。
かたや、フラれても爽やかで協力的な田口くん(矢部浩之)と、内に秘めた気持ちが爆発寸前の須藤さん(米倉涼子)の方は、なにやらいい感じになりそうな予感がするね。それにしても、米倉涼子さんって綺麗だなぁ。
第6話と第7話に対するこの日記で俺は、優希の弟の苦しみは「真実にたどり着けない苦しみ」なんだと想像していた。つまり、優希の母は以前に宣言した通り「死んでも真実は言わない」ことをまっとうしたのだと思っていた。しかし今回、優希の弟は真実を知ったのだとわかった......真実の重圧感と、自分がやってしまったことへの強烈な罪悪感、当時から今に至る姉の苦しみへの果てしない感情移入と、それを知らずに姉と接してきたことへの後悔の念。それらが一気に押し寄せてきた苦しみ......優希曰く、彼は「お父さん(古尾谷雅人)のことを好きだったから」、さらに辛いものとなっていただろう。
奈緒子(石田ゆり子)が梁平(椎名桔平)の前で禁断の「タバコ」に火を付けるという悲しい優しさを見せ、笙一郎(渡部篤郎)の前に現れた怪しげな人物もこれっきりとは思えず......
原作を読了した人の話によると、どんでん返しが数回ほどあるそうで。優希の母の遺書?もその一つかな? あと、原作を読んでいるよりも、ドラマを見ているときの方が、グイグイと引き込まれてしまうらしい。活字を解釈するという左脳処理と、映像による右脳の直接刺激の差かな。あとやっぱり、役者さんたちがあまりにもハマっていることも大きいらしいね。
俺がドラマを見て感じた疑問を口にすると、説明したくて仕方なさそうだった。俺は原作読まない派なので、絶対ネタばらししないでねー。お願い!
日本テレビ(土)17:00〜の情報番組で、「伝説の教師」の舞台裏を紹介していたんだけど、松本人志さんが割と楽しんでやっているようで、嬉しかったというか、安心したんだよね。中居正広くんや生徒役の子たちとも、和気あいあいとやっているようだったし。
で、本編の方はというと......まぁ、流し見にはちょうどよかった、という感じかな。
「またコメント無しかい!」という声が聞こえてくるー! ごめんなさいね。見ているときには「おっ!」と思うセリフがあったりするんだけど、その場で書き留めたりしてなくて、しばらくすると忘れてしまうから、コメントが書けないんですよ。それだけ印象が薄いってことなんですけどね。
ネズミ講のセミナーでの、マコトの母・リツコ(森下愛子)の話が終わり、シーンとした中で、1人が拍手し始めた。それは、涙を流したマコト(長瀬智也)だった......なかなかいいシーンだったね。
ファミレスでのツーショット......果物屋でのバイトを辞めて保育園に勤めた彼女(小雪)と、彼女が辞めたのが自分のせいだったら「うれしい」と言っているマコト......その微笑み合う二人の姿を、店の外から凝視して固まっていたのはヒカル(加藤あい)。わかる。わかるよ。恋人が異性と微笑み合っているのは、事情がわかっていたとしても、生理的に複雑だよね。自分にはそれをちゃんと受け入れる度量がある、と装うのも、なかなかねぇ。惚れた者の弱みってヤツですか。今は辛いかもしれないけど、慣れと経験で克服できるよ。がんばってねー。
ところでその保育園に勤めた彼女(←役名覚えろってーの)だけど、マコトがヤクザの家に殴り込んだときにそこにいて、しかも、ニコニコしながらマコトの首に鎮静剤を打ってきたよねぇ。ビックリした。なかなか侮れないオンナだったんだ。
まさか無いよね、と恐れていたけど、やっぱり第8話は洋八さんなのね。(笑)
便乗犯 #2 が明らかになった。便乗犯 #1・徳井優さんとの関係説明も、無理がなかった感じ。
便乗犯 #2 とカヲルさん(財前直見)の前にマスク姿で現れたのは、ホントに真犯人なの!? 真犯人とすると、警察にいた人とカヲルさんと白砂さん(内藤剛志)は除外できるんだけど、どうなのかなぁ。それと、あの体格はどう見ても男だけど、男に絞っていいのかどうか。マスク越しに見える目と口をよぉーく観察すれば、出演者の誰なのか見分けられたのかなぁ。でも、便乗犯 #2 の回想シーンでの徳井優さんは、最初は違う人が演じていたから、今回のマスク男も違う役者さんかも知れないしなぁ。
マスク男は、真犯人の予告通り便乗犯 #2 を火ダルマにしようと、灯油をかけ、zippo に火を付けた。泣き叫ぶ便乗犯 #2 !! 白砂さんはまだ現場に到着せず、カヲルさんはボーガンの矢に倒れ、果たして!? で、うーん「つづく」か。焦れるー! と思ったら、次回予告には便乗犯 #2 の姿が。ちょっとホッとした。少なくとも火ダルマになって死ぬことはないみたいだね。
誘拐実況ホームページの更新再開には、虚を突かれた感じ。警察内部の情報まで載っているところを見ると、警察関係者も怪しいのか!? しかも、現在入院中の前ウェブマスターは真犯人じゃなかったから(たぶん)、今回ホームページを更新している人も真犯人じゃないかも知れないし......あーややこしい!
悟郎(大沢たかお)と紀子(本上まなみ)の出会いが回想された。ほぉー、綿引さん(室井滋)も刑事だったのね。そして、紀子は悟郎に過去のキズを告白した(実質的に)。二人は、付き合いだしてもう 4年だったんだねぇ。悟郎エライ! そしてそれを、遠くから怖ーい目で睨みつけている加奈子(新山千春)。彼女があの石を手にしたら......でも紀子は今後、キーパーソンになりそうな気配もあって......
他は......前回同様、よく覚えていない。(←殴られそー)
自分の父・伊瀬谷慶蔵(大杉漣)を直(滝沢秀明)が本当に「殴った」のかどうか、確かめたいと思って電話した亜美(優香)の気持ち、わかるなぁ。直の姉・祐子(佐藤仁美)の「あなたは直のどこを見て好きになったの!?」という指摘ももっともだけど、愛する両親と愛する直の板挟みになってグラグラ揺れながら必死に気持ちを保っている、16歳の女の子なんだよー。
南医師(京本政樹)の人間的な面を信じたい、と言った直。直の気持ちに従おうと決めた桐野さん(松雪泰子)。泥臭い訴訟の中で、毎回こういった真っ直ぐな気持ちを見せてくれるから、ジーンとしてしまうよね。そして、それをきっかけに、毎回着実に真実への手がかりをつかんでいくから、毎回見ている甲斐がすごくあるよね。
亡くなった医師の息子さんを見たとき、まだ学生とは言えコイツは信頼できると直感したね。だって、前は「きらきらひかる」で監察医だったんだから。(←おい) 彼の申し出を最初は断った桐野さんが、思い直してまた彼に協力を依頼しに来たときには、嬉しかったなぁ。テロップで名前も出て、法廷で重要な役割を担うことが約束された感じだしね。
今回の主役の太った女の子は、「蘇える金狼」にもレギュラー出演していたね。パット見に似合わず、声質がハッキリしていてハキハキと喋っているのが印象的だったなぁ。痩せちゃうと仕事なくなるから、今の体型を保ってるのかな?
二者択一の質問攻勢で、彼女の本当の気持ちを引き出した千夏さん(江角マキコ)は、お見事だったけど、今回はそれだけかな。
どうしてかなー。「OL 対抗 DAIBA でポン!」に、「超ウルトラ OL クイズ」ほどのインパクトを感じなかったのは......そして次回は、リエ(高橋由美子)の恋愛エピソード。これも前のシリーズと比べて、どう感じるんだろうか......
早知(稲森いずみ)が矢野さん(佐藤浩市)に、息子がいることを打ち明けようとした寸前、祥子(深津絵里)が割り込んで「自分(祥子)の子です!」とウソをついた。もちろん祥子は、早知のことを思って反射的にそうしたんだろうけど、俺はテレビの前で「そのウソはいけないよ!」と叫んでしまった。打ち明けても大丈夫だと俺は確信してたのに、さらにウソの上塗りをするなんて、と思ったから。まぁ、次回に発表するようだけどね。
早知の息子の気持ちも心配だったけど、後日のデート前の祥子の「今日だけは私(祥子)がママだからね!」に対して、明るく「オッケー!」と答えていたのを見て、ちょっと安心したよ。きっと、物心がついた頃からずっと、「自分のママ(早知)にはいろいろ事情がある」と肌で感じてたんだろうねー。そのママへの思いやりが、悲壮でなくアッケラカンとしているのが、またいいね。この点は、ママのいいところを受け継いでいるんだよなぁ。
祥子曰く「鈍感」な矢野さんの行動って、視聴者にも分かり易いね。自分を振った唯川幸(←誤認)の番組がオフィスで流れているのを辛がって、屋上に行ってしまったり、「『別れたい』と言ってる女の子のほとんどが本当は別れたくない」という祥子の言葉が頭に残っていたから、早知に「お付き合いしてください!」と言ってしまったり。
元奥さん(原田美枝子)や娘の雪美ちゃん(寉岡萌希)に加え田口くん(矢部浩之)までが、二人を応援しだしてるね。祥子だけが、超不安定な立場かも。
祥子は「いつも可愛い女の子と友達になって、私が好きになった人は、いつもその友達を好きになる。」それも「昔からそうだった。」......「歳を取ってからの片思いは辛すぎるから、やめた方がいい。」by 笙一郎(渡部篤郎)＠永遠の仔 だし、また今回もいつものようになってしまいそうな状況に、祥子が耐えきれるとは思えない。矢野さんとのデート中の思わせぶりな発言からも、それが読みとれる......ひた隠しにしてきた矢野さんへの気持ちも、次回は早知に見破られそうだし......矢野さんを巡る関係も心配だけど、早知との友情がどうなるのかも心配だよ。いや、正確に言うと「楽しみ」かな? (笑)
サイドストーリー担当のペンネーム「いくちゃん」こと須藤郁子さん(米倉涼子)。彼女もそろそろ自分の気持ちを認めそうだし、こちらも楽しみだね。
優希(中谷美紀)の母は、絶対に死ぬつもりだった。笙一郎(渡部篤郎)の母が言っていた通り「生きていることが(子供に対する)罪滅ぼし」なのに、優希の母はその重圧に耐えきれず、そこから逃げ出した上、最後にまた子供(息子)に甘えてしまったんだと思う。直接の指示ではなかっただろうけど、実質的に、首を絞め*させ*、火を付け*させ*たんだ......死んだ人にムチ打つようだけど、そのことを責めたくなってしまった。
三人のそれぞれの事情......その事実関係は想像していた通りだったけど、あらためて肉声で聞いてしまうのは辛かった。優希の事情だけは、明確な言葉としては表現されなかったけど、それでも十分に痛かった。
子役の子たち、特に男の子二人は、成長したら本当に渡部篤郎と椎名桔平になりそうなほど、容姿も話し方も「似てる」よね。今回は特に強くそう感じたよ。
タイトルバックでの南波(松本人志)と風間(中居正広)って、毎回違うことしてたんだねぇ。いつもビデオを早送りしていたから気づかなかったよ。まーどーでもいーんだけどね。
ドラマの内容はと言うと......うーん、思い出せない。(笑)
第6話で「6」だから TBS のマークね。で、次回は「7」で洋七さん。とばしてるねぇ。
横山(渡辺謙)がマコト(長瀬智也)のことを「カリスマだ」と言っていたけど、確かにそう思う。小さな果物屋の息子で、G-BOYS に属しているわけでもないのに、あれだけ多くの人から信頼され頼られてるし、無愛想なのに取っつきにくさを感じさせないし、今回のぜんぜん年下の少年・ヒロキ(鈴木藤丸)にも対等な立場で絡んでるし、どんな相手にも臆さず逆に黙らせるし、それらの全てが意識的じゃなくて自然で、何よりパッと見もカッコイイしね。
矢島金太郎こと高橋克典さんもすごくかっこいいしカリスマ性もあるんだけど、ドラマを見ていると、彼を慕う人たちとの関係って、なんか「おかしみ」があるよね。あれはあれでシンプルで分かり易いからいいんだけどさ。(←って結局見てるんかい!)
マコトに勝てない部分をわかっていて、自分は自分のやり方で街を仕切っているのが「キング」ことタカシ(窪塚洋介)で、彼の怖さを知っていて、真っ向からではなく裏の手を使って彼を取り込もうと目論んでいるのが横山。この二人だけが、マコトと対等に渡り合おうとしている感じかな。
ヒロキの女優母(銀粉蝶)とヤクザ父(白竜)に対するマコトのタンカは、ショムニの千夏さんに勝るとも劣らないものだったね。その言葉は、別に特別な発想というわけじゃなく、ごくごく当たり前のことを指摘してみせただけだったし。とにかく、スカッとしたよ。
ちなみに、マコトやタカシも好きだけど、個人的には、ヤクザに属しているサル(妻夫木聡)の現れるタイミングとか立ち姿が、気に入ってるんだよねー。
「俺は使いっ走りか!?」と言う小沢(生瀬勝久)に、「それを言っちゃあオシマイよ。」 カヲルさん(財前直見)に無線で「おかえり。」と言われた白砂さん(内藤剛志)に、「青春しとるねぇ。」 白砂さんに誕生日を祝ってもらってるカヲルに、無線で「ラブラブ中のところをすまんが...」......違和感を感じた人もいたかも知れないけど、俺は、張りつめた現場の中でのこうした息抜きって、いいなと思った。
誘拐事件そのものは、最後にメールが来た以外、進展はなかったね。メールの転送って、別にカヲルさん(財前直見)を待たずにやってもらってもいいのになぁ、と思ったり。
白砂さんのお腹の、パックリ割れた手術跡、大丈夫かなぁ。
それにしても、まだ事件発生から 5日しか経っていないんだねぇ。
なんで謎解きがワケワカランようになったのか、なんとなくわかった。俺の中で、顔と名前が一致してないからだ。もともと人の名前を覚えるのが苦手な俺は、登場人物が多いドラマでは毎回ちゃんと復習しないと、ついていけなくなるんだよね。じゃあどうするのかというと、ストーリーを追うのは諦めたのであった。(笑)
いくら訳アリでも、紀子こと本上まなみさんがすぐ隣にくっついて寝ていたら、俺、ガマンできそうもない。襲ってしまうか、くっついて寝るのをやめるように言うか、あるいは、耐えられないから別れようと言うか、どれかだと思う。そう思うと、彼女の気持ちに整理がつくまでジッとガマンしている悟郎(大沢たかお)って、エライよねぇ。
後頭部を鈍器で殴ってから上に覆い被さるなんて、加奈子(新山千春)の愛情表現はコワイねぇ。悟郎が頑丈すぎて、血も流さず意識もハッキリしていたせいで、紀子は勘違いしてしまったという訳ね。
なんか、そんなトコばっか見てる。(笑)
前回に直(滝沢秀明)が剣道部に復帰したのも嬉しかったけど、今回、お好み焼き屋の営業が再開したことも、嬉しかったなぁ。事件によってそれまでの日常がどうでも良くなってしまう展開が、ドラマでは意外に多いから、余計に嬉しく感じたよ。
新しい弁護士・池澤は、鶴見辰吾さんかぁ。見るからに手強そう。しかも桐野さん(松雪泰子)の元カレと来たよ。姑息な攻めをしてきた池澤だったけど、桐野さんはちゃんと、大福をメスに見立てることで新たなヒント:「メスで手術内容がわかるかも」を引き出していたね。
新弁護士・池澤の前でも、「私は悪くないですよね?」と繰り返す南医師(京本政樹)。呆れちゃうね。池澤もちょっと嫌気がさしていた気がするな。
亜美(優香)ったら、ケータイを置き忘れすぎ。以前に母に発信履歴を見られたのも置き忘れたからだし、今回、カルテを持ち出したのがバレたのも......ファイルの中には、肝心の真崎照子さん(竹下景子)のカルテはなかったみたいだけど、桐野さんはちゃんと、他のカルテから改竄を立証するためのヒント:「書いたペンが違う」を引き出していたね。
桐野さんが「カルテを持ち出したのは私よ。」と言ったことを、逆に寂しく感じたという直。その感性って、好きだな。相手(南医師とか)を恨んでしまったときでも「そばにいてくれますか?」と聞いた直に、「私の役目は、判決までよ。」と答えた桐野さん......過去に少年を救えなかった自分には直を支えきれない。直には自力で自分を支えて欲しい。それに、支えてあげるとしたら、自分じゃなくて、亜美ちゃん......そんな気持ちだったのかな。直に救えなかった少年を重ねて心配していたけど、直なら大丈夫だと思うよ。
お尻を、最初に触られたときは胸まで差し出し、最後に触られたときは相手をこてんぱんにやっつける......それが千夏さん(江角マキコ)のやり方なんだね。何だかんだ言っても男社会のしくみに安住している俺だから、千夏さんの戦略とか心境の変化って、イマイチわからなかったんだけどね。
早知(稲森いずみ)と祥子(深津絵里)の前で、早知への想いを表明した矢野さん(佐藤浩市)は、どんどん積極的になって、ついに自分から早知をデートに誘った。逆に早知は、今回のデートを最後に、もう矢野さんには逢わない、と決心していた。
彼女がデートで妙にはしゃいでいるときは要注意。逢う前から一方的に「これで最後」と決めている可能性があるので。かく言う俺も経験アリ。(笑) 女の子が何かを決めるとき、そこにはハッキリと理由やきっかけがあるんだけど、説明されても男には理解不能だったりする。悪く言えば「思い込み」が全てを制しているし、突然だと感じることも多い。でも後から考えれば、その残酷な区切りの付け方は「最適解」だったのかなぁ、とも思えたりするんだな。悲しいけどさ。やっぱり、恋愛に関しては、女の子の方がプロなんだよね。
矢野さんは、早知がバツイチ子持ちであっても、水商売をしていても、早知が恐れているほどには見方を変えないと思う。唯川幸のことも、騙していたこと自体には怒ったりしないはず。問題は、早知が冒頭で質問したように、矢野さんが、唯川幸のルックス=早知 と 唯川幸のハート=祥子 のどちらが(より)好きなのか......今はそれらの合わさった唯川幸に惚れているわけで、それらが一つの人格でないと判ったときに、矢野さんがどういう結論を出すのか......そうして悩むお互いの苦しさを想像したから、早知は「これで最後」と決めたのかも知れないね。
須藤さん(米倉涼子)ったら、ついに番組にハガキまで出して、しかも読まれてしまった! 自分が田口くん(矢部浩之)を好きだと気づいてなかったというのも、なんというか、素晴らしいね。(←ボキャ貧だなぁ)
悲しみが増殖していくことが、不可避であるように思えた。
梁平(椎名桔平)に「子供を堕ろせ!」と言われ、ハムスターを窓から捨てられた奈緒子(石田ゆり子)は、そのショックに打ちひしがれて流産してしまった。でももし、奈緒子が流産せずに無事に子供を産んだとしても、そこにはまた別の悲しみが生まれていた気がする。
優希(中谷美紀)の弟は、姉の真実を「死んでも言わない!」と母に言われ、真実にたどり着けない苦しみから、家に火を放ってしまった。でももし、母が真実を話していたとしても、それを知った弟には新たな苦しみが生まれていた気がする。
「そんなの○○すればいいのにねぇ。」と野次馬的にうそぶくことさえできない、見る側の苦しさ......「親と子の問題」について今までほとんど悩まなかった俺には、苦しさにリアリティがないから、まだ楽な方だと思う。自分自身が親子関係で悩んできた人にとっては、登場人物たちの苦しさをまともに感じてしまって、見終わった後、しばらく立ち直れなくなるに違いない。しかも、目を逸らすこともできないという......
罪なドラマだ。
以前から、ドラマで望まない妊娠を巡るエピソードを見るたびに、このドラマ雑記中で「妊娠を望んでいないのならちゃんとコンドームを付けるべきだ」と書いてきた。望まない妊娠で傷つくのは女性で、コンドームを付けないのは男の身勝手だと。
でも、最近飲み屋で他人の話を直接あるいは間接(=盗み聞き(笑))的に聞いていたら、その方がいいと考えてる人ばかりじゃないとわかって、ビックリしたんだよね。特に、「付けない方がいい派(正確に言うと、付けない方がイイ派)」の女性が複数いたことには、カルチャーショックを受けてしまったんだよ。もちろん、話してる女性たちの年齢層が高めであることや、今まで付けないで失敗(=妊娠)したことがないという運の良さや、それはそれで運命として受け入れようという覚悟があるから、そう主張できるんだと思うけど。
最近ちょっと押され気味で、かろうじてまだ「付ける方がいい派(イイ派じゃないけど)」なんだけど(←ホント?)、女性も違いがわかるとか、デメリットもあるとかいう話を聞いてしまうと、なにか感化されてしまいそうで、それでもって自分はまんまと失敗しそうで、怖いな。
とは言え、今回の主役・ちえみ(椎名法子)の彼氏の「身勝手さ」には、俺の主張がそのまま適用可能だと言えよう。ちえみは、彼に嫌われるのが怖くて、彼の身勝手さを受け入れてきたのだから。付けるにせよ、付けないにせよ、ちゃんと合意の上でできないようでは、「そこに愛はあるのかい!?」って感じだよね。
なんか、ドラマの趣旨から外れて、きわどいことを書いてしまったなぁ。
(以下のそれぞれのセリフは、うろ覚えです。)
「死んだリカ(酒井若菜)のことが忘れられないから、アタシは彼女になれないんでしょ!?」......ヒカル(加藤あい)にこう絡まれたマコト(長瀬智也)は、オープニング直前には、「ああぁー! メンドくせー!!」と頭を抱えてた。でもエンディング前には、覚悟を決めてくれたね。
「もうコケシ、要らないっしょ。つーか俺がおまえのコケシになるよ。」
(※注: ヒカルはストーカーを威嚇するため、部屋中になぜか大量のコケシを置いていた。)
「こんなしつこい女はイヤでしょ?」と言うヒカルに、「でもそれがおまえのキャラだから。」と答えるマコト。
「俺、頭悪いからさ、ちゃんと書いとくよ。」と言ってマコトは、コケシの裏にマジックで「ひかるはまことのかのじょ」と書いた。
マコトの真っ直ぐさに、俺はヒカルと同様、目頭が熱くなってしまったよ。惚れちゃうねぇ。
「エッチテーテーピー、2個ポチななめななめ、うぉうぉうぉ...」「マコト、クリィーーック!!」そしてガッツポーズ、というのにも笑ってしまったし、いいよねぇ、いい感じ。
見始める前の情報や、初回の冒頭を見たときには、ちょっと違和感を感じていたんだけど、今では密かにこのドラマが、今シーズン No.1 だと思ってるんだよね。もし最初から毛嫌いして見ていなかったら......食わず嫌いはいけないなーと思ったよ。
まずは、白砂さん(内藤剛志)が死なずに済んで、良かった良かった。ご都合主義な「良かったねー! バンザーイ!」じゃなくて、「あっち(死後の世界)に入れてもらえませんでした。」と白砂さんが感傷に耽っているのも良かったね。
ひき籠もりの娘が公開している「誘拐実況ホームページ」の波紋は、母(岡本麗)に「決意」をさせた。釘抜きで部屋の扉を壊し、灯油をまき、火を付ける母。ところが母は「逃げなさい!」 ところがところが娘は、柔らかな表情になって、その場に留まった......過激な行動とは裏腹に、母と娘の心が初めて繋がった、心温まるシーンだったなぁ。
「ケイゾク」からの予想では意外なくらい、人情味あふれるやり取りが多いよね。カヲルさん(財前直見)と小沢さん(生瀬勝久)も、いつの間にか妙に仲良くなっちゃってるし。
一方、事件の方では、便乗犯の 1人目(徳井優)が初の死者となった。矢が 100本で、刺さったのが 69本で、全部生体反応があったという......でもって真犯人は、2人目の便乗犯を火だるまにしようとしている......ゲームを邪魔だてするヤツらへの制裁。真犯人が誘拐した高野生くん(神木隆之介)を殺さずにいるのは、情けを掛けているんじゃなくて、ゲームを楽しくするためなんだということが、よくわかるね。
便乗犯が真犯人に会ったときに、あぁ、なーんだおまえか、というような表情をしたね。顔見知りってことかな。とにかく、もう 1人の便乗犯も、真犯人も、今まで登場している人たちの中にいるわけで......でも、純粋に謎解きで楽しもうというのは、このドラマには合ってない気がするよ。徳井優さんが便乗犯だったというのも、ヒントはほとんどなかった気がするし......見逃しただけで、実はヒントがあったのかな? 読みの浅い俺にとっては、どっちでも同じなんだけどね。
死んだはずの男が生きていたとか、ヤツはゾンビだとか、なぜか建物の内部だけで起こった地震とか、なんか俺の頭で処理可能な範囲を超えてきた気がするなぁ。
きっと、ゲームやドラマや映画や小説でいくつもの謎解きをこなし、より難しい謎解きを求めている人たちが、このドラマでターゲットとしている視聴者層であって、科学では説明できない現象までを含めた舞台の中で、数% の人にしか解くことのできない、より難易度の高い謎を展開していくことに、作り手は注力しているんだろうね。でも、俺には難しすぎ。ていうか、どこがどう難しいのか、どこが解らないのか、判らない。by さんまさん(笑)
大沢たかお、本上まなみ、室井滋、加藤晴彦、そしてときどき、原田芳雄に江口洋介......好きな役者さんを見たいがために見続けているんだけど......あぁ、リタイア寸前。(←またかい!)
伊瀬谷(大杉漣)と不倫してる看護婦長(高橋ひとみ)は、桐野さん(松雪泰子)が弁当屋で何を買ったかまで知っていたとは......後をつけていたのか、翌日に看護婦を問いただしたのか......場合によっては、あの看護婦を殺しかねないね。しかも自分の手を汚さずに。恐るべしだなぁ。冷静だし。今後の最強の敵だね。
父(尾藤イサオ)が黙って差し出した、母の書いた絵馬。それを受け取った直(滝沢秀明)は、受験勉強を始め、辞めた剣道部にも戻った。剣道部への復帰は、あの年代にとっては本来プライドが許さないこと。俺も体調が悪化して運動部を辞めたことがあるから、気持ちは割とわかる。そこを敢えて、というのが潔いよね。受験勉強は十分にできないかも知れないけど、今や一浪二浪は当たり前だから、気負わずにやってね。(笑)
真崎家で桐野さんは、母の死に関するシビアな説明をした。それがあまりにキツかったので、直は 6歳の妹・瑠奈(井上結奈)に「ごめんな。」と謝ったけど、逆に妹に「きっと、いいことがあるよ。」と慰められた。妹を抱き寄せる直。兄の顔をじっと見つめる妹。思わず涙ぐむ俺......妹役の井上結奈ちゃん、上手いねー。特に目の演技が。将来大女優!
モテない落ちこぼれ社員・藤原(近藤芳正)は、社内恋愛禁止令という制限の中で、佳奈さん(櫻井淳子)に一目惚れしてしまい、禁止令に違反するのもいとわずデートにまで行ってしまった。もちろん「引き抜かれる自分に罰則は関係ないもんねー」という思いもあったんだけど、引き抜きに応じようとしたのも「佳奈さんは重役好き」という噂に応えるためだったわけで......彼が恋愛のために、今までの人生でしたことのない思い切った決断をしたことは、間違いないと思うんだなぁ。恋愛パワーって凄いよね。
恋愛経験の浅さと惚れた者の弱みから来る「佳奈さんは純粋な人だ!」という思い込みや、佳奈さんが重役たちの相手だったことを知ったときのショック、そして、最終的に下した決断......盗撮したフィルムの破棄。佳奈さんへの恋を通して、彼は成長したね。そして将来は重役となることが、リエ(高橋由美子)の占いで保証されているしね。
ありのままの自分の姿を彼に見せようとした佳奈さん......重役たちを手玉に取る様子からは想像できない、彼女の優しさだね。それがまた、男を惹きつけるんだろうな。そして、彼の姿に惹かれた佳奈さんには、男の現状だけでなく将来性まで見抜く力もあるという......その生き様と、生き抜くための力、認めざるを得ないな。
今回、割と感情移入して見れた。
「モテない落ちこぼれ社員」という共通項があったからかな? (笑)(泣)
番組が始まる当時の様子が、祥子(深津絵里)の回想で描かれた。なるほど、確かに当時は、パッと見が地味だったんだー。やっぱり、仕事への自信とか確信とかが、今の洗練された彼女を作ったんだろうね。
そしてついに、須藤さん(米倉涼子)までが、唯川幸の放送に共感を覚え、涙を流してしまった! 祥子の言葉って、いートコ突いてるんだねぇ。
矢野さん(佐藤浩市) & 田口くん(矢部浩之)のスタジオ襲撃は、余計な感じというか「しつこいよ! いつ真実を明かすんだ!」と感じたんだけど、二人が去った後に、早知(稲森いずみ)の姿と自分の姿の差にあらためてショックを受けていた祥子の様子は、印象的だったな。
優希(中谷美紀)の弟だけでなく、梁平(椎名桔平)の先輩刑事に、奈緒子さん(石田ゆり子)にと、隠していた三人の関係が次々に知れていく......三人の秘密は、周りから徐々に崩されていきそうで、それは三人でいくら秘密を守ろうとしても、避けられそうもないね。やはり、再び出会ってしまったとき、すべてが動き始めてしまったのかな......
人々がぶつかりあって激情が高まり、相手の言葉にどう返すのか!? というところで、和やかな(すべてが和やかというわけではないが)過去のシーンに切り替わる、という構成......グワーンと余韻が残って、1時間が終わるとグッタリしてしまって、でも次回も見なければ、と思ってしまうよね。
俺は「原作読まない派」なんだけど、「原作読む派」の人の話では、第1話冒頭で影を神様だと思うところから始まって、ドラマの構成は原作にかなり忠実なんだって。上に述べた場面の切り替わりも、原作がそうなんだろうね。違うのは、優希が子供時代から、髪が短くてボーイッシュだったってことだけらしい。ドラマの作り手は、がんばってるんだね。
南波(松本人志)は街で見かけた子供たちのいじめを止めたりせず、いじめられっ子に「いじめられるってことは、メチャメチャおいしいんやぞ。笑いに変えてまえ。」と言い、その子は見事それを成し遂げた。まずそれを見て、いいなぁと思った。次に南波が、畑山くん(屋良朝幸)に「仕返しするしかないなぁ。」と付け加えたのを意外に感じた。
畑山くんが「笑いに変える」ことについて、「それは笑いの才能がある人にしかできないですよ。」と返したのも、そうだよな、と思ったし、家庭科の時間の彼の行動に、確かに笑いの才能はなさそうだなぁ、と思った。
「いじめは無くならない。」という南波の主張と、それを示す SM を例にした極端な例え。
「みんなで少しずつ不幸になることが、みんなの幸せである。」という南波の主張。
「僕はやっぱり、いじめられる方が向いています。」という畑山くんの言葉。
今回、ナットクさせられてしまうことが多かった俺は、騙されやすい単純なヤツだと思う。
千秋(矢沢心)が出したアリ(ユセフ・ロットフィー)の写真を最初に見たときに感じた違和感は、気持ちのいい彼のひととなりを見て消し飛んだ。それだけ自分に、まだまだ偏見があるってことだけど。
「金八先生」では引きこもりの兼末兄を演じていた彼が、このドラマでは、コンビニでバイトしビクビクしながらマコト(長瀬智也)に商品を横流ししたりする「盗聴マニア」として、なんだかとっても生き生きしている。初回に登場した山井(坂口憲二)は毎回出ているし、前回に登場したサル(妻夫木聡)もサウナでいい感じで絡んでくるし、巡査さんは意外なところで役立つし、登場人物を使い捨てにしていない感じがとてもいいね。
今回、皆が注力したのは、誘拐された子の母・高野舞(森口瑤子)にハサミで刺された白砂さん(内藤剛志)の救出。
時間稼ぎで電車を減速させたために、ノイズの原因であるパンタグラフの火花が発生せず、小沢(生瀬勝久)が救急車の中で「ストーップ!!」と叫ぶ辺りから、時間オーバーを「ポッポッポ」のハトに救われるオチまで、すごく緊迫感を感じたし「やった!」と思ったけど、同時に、こんな誘拐犯逮捕に関係のないことに全力を注がねばならないなんて、という虚しさも感じた。
本命の誘拐犯逮捕どころではなく、それ以前に処理しなければならない問題が次々に起こっていく。主婦たち個人個人の抱える問題も説明され、次回以降も本筋と関係ない問題が続発しそうな感じ。カヲルさん(財前直見)は毎回ヘンになるし......誘拐犯は子供を誘拐しただけだけど(「だけ」ってことはないけど)、それをきっかけに人々の鬱積した問題が爆発して、事件そのものをどんどんやっかいなものにしてるよね。ドラマだから楽しめるんだけど。
ながら見してしまったせいもあるけど、なんか人の名前と謎の数々が錯綜して、訳が分からなくなってしまったなぁ。どっか途中で、画像付きでちゃんと説明してくれないかなぁ。
綿引さん(室井滋)にいいように使われ満身創痍になりながらも、どうも彼女と体の関係もありそうな雰囲気の、若くて気の弱い刑事さん。これにはちょっと、ムフフと思ったな。枝葉末節な話で申し訳ないです。
「それでも君に、逢いたいと思ったんだ......逢いたいって、思ったんだよ。」 by 直(滝沢秀明)
セリフに間が空くとき、次に出るセリフを予想したりして、当たると嬉しかったりするんだよね。直が亜美(優香)に言ったこのセリフも、後半を予想してたんだ。でもそれは全部はずれて、しかもそのセリフをとてもすがすがしく感じた。と同時に、「ガキの使い」で同じことを繰り返し言って浜ちゃんにツッコまれる松ちゃんの姿が、なぜか思い浮かんだ。
同じ言葉を繰り返し言うときの気持ちの抑揚......やられたって感じ。
父が病院関係者だと直が知っていたことに驚いて、凍り付いてしまった亜美の表情が、直の言葉を聞いて氷解し涙に変わっていくのも印象的だったし、その後のキスも、手を繋いで歩いていく様子も良かった。もしかして「二千年の恋」以降、「手を繋ぐ」ってキーワードになってる? なんて、手フェチの俺は感じてたりして。
第一発見者に会いに行こうと、桐野さん(松雪泰子)の原チャリの後ろに乗ろうとしたときに、直の言っていたことって、なんかチグハグで面白かったね。あと、「第一発見者」ってテロップで出たよね。唐突だったけど、この人が最終局面で重要な役割(たぶん証言台に立つこと)を演じてくれることや、今後もいろんな協力者が現れることを予感させてくれて、直を心配する気持ちが少し和らいだな。
毬(小嶺麗奈)の母も事実を明らかにしてくれたし、真実は少しずつ明らかになりつつあるね。最後にどうなるかは「神(作り手)のみぞ知る」だけど、どんな結果になろうと直なら大丈夫だと感じさせてくれるのが、うれしいな。
千夏さん(江角マキコ)のタンカでちょっと「おっ!」と思ったのがあったんだけど、休み明けになったら忘れちゃった。ごめんなさい。
今回主役だった年輩 OL 役の女優さんは、過去の写真に限らず今でも、きちっとメイクすればバリバリ美人だと俺は思っている。だから今回も、彼女の変身ぶりを期待してたんだけど、それはなかったね。すごくがっかりしちゃった。
ショムニーズが社員食堂の OL グループを観察しているときに、「上司の誘いにハマって不倫し易い頃です。」との分析を聞いて、塚原(京野ことみ)が過去を思い出し感慨に耽っていたのが、なんか印象的だった。枝葉末節な話ですいません。
前回、ストーリー的にサスペンス系 2時間ドラマや「はぐれ刑事純情派」を感じてしまったせいで、今回もそういう色眼鏡で見てしまった。そして、発見してしまった。ドラマの基本的なフォーマット(シーンの展開やセリフまわし)までが、サスペンス or「はぐれ」系であることを......
相変わらず羽村(松岡昌宏)の言動には初回のようなパンチが感じられないし、見ていてすごく辛かったんだよね。
ごめんなさい。リタイアします。
キャー! 石投げないでー!
君は見たか!?
矢野さん(佐藤浩市)と早知(稲森いずみ)の激走を!
腕をつかむ手が徐々にズレて、手と手を握りあう状態になったのを!!
俺はテレビの前で大悶絶したね。みなさんお気づきのようにこれは、「二千年の恋」でなぜか女性に大人気だった、金城武と中山美穂の激走シーンのリフレインですな。あの後何組のカップルが、手を繋いで激走したことか。さあみんな、手と手を繋いで走ろう! (笑)
40歳のオジサンの純情さを感じて、彼を騙していることに早知が耐えられなくなってしまったのは、わかる気がしたなぁ。唯川幸の正体が明かされるのも、時間の問題か? それとも、最終回まで引っ張るのか!?
自分に言い訳しながら矢野さんに近づいてしまう祥子(深津絵里)。早知に「矢野さんのこと好き?」と聞かれても、祥子は否定してしまうし......こういう場合、先に気持ちを明かした早知の真っ直ぐさが「正義」なんだけど、しばしば不幸な逆転劇もありうるし......楽しみだなぁ。他人事だから。
もうモロに「引き立て役」と化した田口くん(矢部浩之)ってかわいそうなんだけど、その滑稽さにはどうしても笑ってしまうなぁ。安心して笑えるのも、矢部くん本人が現実にはモテモテだからなんだろうね。
須藤さん(米倉涼子)は「田口くんが好きだから彼を邪魔していた」のだと思っていたけど、矢野さんが唯川幸に興味を持っているのも不満みたいだね。「もっと私に注目して!」ってことかなぁ。
優希(中谷美紀)の弟が、過去を探り始めた。母と姉の間に秘密があることを感じ、それに耐えきれなくなった気持ち、なんとなくわかる。そして不幸にも、優希・笙一郎(渡部篤郎)・梁平(椎名桔平)の居合わせた場所を見て......今回は取り敢えず、不意の急患でウヤムヤになったけど(その急患も問題だったけど)、この出会いがより一層、彼を悩ませるんだろうな。
河原では二人目の犠牲者が......またもや子供を不満のはけ口にしてしまった母親だった。そしてまたもや犯人はぼかされていたのだけど、見ている側は、梁平に十分に動機があることを感じてしまうから、辛いよね。それでも俺は「梁平じゃない!」と信じたいよ。
会社の先輩 O.M.さんが言ってた。「自分を虐待した親を憎んでしまった子供たちは、自分も同じことをする人間であることを一番恐れているんだ。虐待された事実よりも、その気持ちの方が、かわいそうだと思う。」(← 本当はもっと含蓄がありました。きっと文意が変わっているかもしれません。すいません。)......先輩の書くドラマへのコメントも、ぜひ読みたいなぁと思ったね。
※ 2000/4/29(土)以前の放送分は 別ページ です。 ※