ラインナップ(2000/７/１１ 改定): ■リミット もしも我が子が…■花村大介■愛をください■合い言葉は勇気■Summer Snow■フレンズ■フードファイト■催眠■
途中リタイア: ■バスストップ(7/3放送 第1話 まで)■億万長者と結婚する方法(7/5放送 第1話 まで)■20歳の結婚(7/6放送 第1話 まで)■つぐみへ(7/13放送 第2話 まで)■
最初から見ない: ■ナースのお仕事3■21時・22時台以外■時代劇■NHK■
※ 日記をつけ始めた経緯を、「ドラマ雑記(19９８年4月〜)」ページの最後にまとめてあります。※
各話を思い出すのに役立つ!?「キーワード」をつけてみました。タイトル右の「KW: xxx」がそれです。
※ 2000/9/1(金)以降の放送分は 別ページ です。 ※
裁判自体は、一進一退。というより、かなり押され気味。
色々バタバタしてるうちに、仁太郎(役所広司)がニセ弁護士だと信乃さん((鈴木京香)にバレて、信乃さんは仁太郎に「出ていって!」 ところが、信乃さんが自殺するのではと勘違いして仁太郎が止めに行ったら、なぜか二人はいい雰囲気に。なんか「雨降って地固まる」って感じ。
住民票を移したことから、籍を入れることまで、けっこう重大なことなのに、信乃さんはあっさりと「いいんじゃない?」と繰り返して、微笑みながら仁太郎の肩にもたれかかった。なんか「ひょうたんから駒」って感じ。こんなにすんなり行ってしまうと、逆に怖く感じてしまうなぁ、経験上。
二人の成り行きを傍観しているしかなかったのが、大山くん(香取慎吾)。仁太郎のことを信乃さんにバラしたのも大山くんだし、信乃さんが池にいると確信していたのも大山くんだし、そこに仁太郎を連れていったのも大山くん。昔っから信乃さんのことが好きだった大山くんが、なぜか二人のキューピットになって、ピエロになってしまった。笑いつつも涙が出てくるね。
基次郎(江口洋介)の母が語る真実の数々。二人は異母兄妹であり、基次郎は重い病気であり、二人の出会いは偶然ではなく......なんか、キツネにつままれた気分。この真実が李理香(菅野美穂)に与える影響って、どんなかな。
温子(戸田菜穂)に大金を騙し盗られた野沢さん(高橋克実)が、一度は自殺を考えた屋上で、今度は落ち着いて二人の日々を振り返り、花村大介(ユースケ・サンタマリア)に今の気持ちを告げる。
「幸せだったから。彼女と一緒に居たとき。あのときの幸せは、ホントだった。」
うーん、泣けるぜ。
法廷......またもや太陽が旅人の服を脱がせるような優しさで、温子から真実を引き出した花村大介。
「誰かの犠牲の上に、幸せを築くことなんかできないんだよ。」
「できない」って言い切られると、ズッシリくるね。
被害者の母(山本未来)と片野坂(佐藤浩市)には、関係があった。またもや「実は」という突然さ。怪しそうに見せといて、本当に怪しかったワケね。そうすか。はぁ。
泉水(新山千春)は篤志(妻夫木聡)に言っていた。有働公子(安田成美)の想いの強さには勝てない......まるで結末を予想していたかのように。ボニーとクライドを夢見ていた二人は、これで本望だったのかな。
嵯峨(稲垣吾郎)は、なんか憑き物が落ちたように、とてもポジティブな感じで由夏(瀬戸朝香)に接していたなぁ。逆に由夏の方は、なんか瀬戸朝香さんの顔の悪い面が強調された感じで、疲れて老けてしまった感じがしたなぁ。彼女に対する俺の気持ちは冷めつつあったり......ってそれはドラマの展開と関係ないね。(笑) 人間って大きく別けて、無表情が素敵なタイプと笑顔が素敵なタイプがあると思うけど、瀬戸朝香さんは間違いなく後者だねー。
自殺した青年は飛び降りる前に心停止していて、首に蝶のアザがあって、やっぱり真犯人じゃなかったけど、うーん......画面のシーンだけを追っていると、今回犠牲となった狩部先生(宇梶剛士)を最終的におかしくしてしまったのは由夏に見えるけど、うーん......今回は、一希(矢田亜希子)が由夏を恨む理由が「自分の父親を横取りしてこっそり会って、父親がそのとき事故死してしまったため」だとわかったけど、うーん......由夏の記憶には、燃え盛る炎の中で彼女の母を刺し殺す男がいたらしいけど、うーん......そいつが真犯人!? 男でしょ。残ってる男って、刑事の外山さん(塩見三省)と病院の倉石(藤竜也)ぐらいだよね。じゃあもう真犯人は倉石で決まりじゃん! 外山さんだったら怒っちゃうよ! (笑)
朝比奈先生(羽田美智子)が病院そっちのけで救おうとしている女の子の方は、ついに母親が夫に内緒で会わせてくれていたね。このドラマの、数少ない明るい話題だなぁ。
裕太くんの女装、可愛かったねぇ。
挑戦者(羽賀研二)の主張に最初は納得してしまっていた満(草なぎ剛)は、フードファイト会場に現れた裕太の、曇りのない笑顔を見て、「幸せを求め続けること」の意味を問い直す。
その内容はもう覚えてないけど、「ふけー。」って感じだった気がする。
警察の上層部が純(小栗旬)の誤認逮捕を隠蔽しようとするのは、ウンザリしつつも慣らされ気味で諦め気味(←いけないね)だったけど、現場で純を殴った若手刑事(伊藤高史)までがそれに乗っかって開き直っていたのには呆れたね。若い頃からそんなんじゃ、将来も期待できないっていうか。
夏生(堂本剛)たちの座り込みも良かったけど、警察内部で彼らを援護し書類送検を撤回させた片瀬さん(角野卓造)のさりげなさも良かったね。相変わらず、ユキ(広末涼子)と夏生の交際に「反対!」なのは寂しいけど。
梨沙(和久井映見)は順平(浜田雅功)の家を、修(山口達也)はリハビリ通院後の美雪(竹内結子)を、アポなしで直撃。「家に電話しても、ケータイに電話しても、連絡つかないから!」って、そうするのが当然であるかのように。なんか、耳が痛かったなぁ。別に自分が言われたことはないけど。ていうか、俺に何としても連絡つけようとする人なんて居ないんだけどさ。
何かと自分を卑下する八雲(村田雄浩)。レギュラー陣勢揃いの場でも、「自分は居るべきじゃないのかも」とか。こんなヤツいるよねーって俺か。(笑) 彼を「かわいそうなヤツ」と思う人は多いだろうけど、感情移入できる人は珍しいって俺か。(笑)
独りでも平気って人は、本当は独りじゃない。デジタル的には、電話やメールの着信数を比較してみればいい。タクシーの乗車客に嫌がられても話しかけてしまう八雲のようなヤツが、本当に独りなヤツ。なりたくてそうなった訳じゃないんだけど。甘えなんだろうけど。わかってくれとは言わないが。
順平の戦地行きに猛反対の梨沙。その激しい口ぶりに、最初は「他人がそこまで...」と感じたけど、逆に言えば、本人がそうしたがってるからって黙って容認する方が、ぜんぜん罪深いというか、友達甲斐がない気がしてきた。無責任に聞こえるかもしれないけど、他人の意見は意見としてちゃんと言ってあげる方が、やっぱりいいんじゃないかな。本人の気持ちがそんなことではビクともしないとしても、「反対してる人」の存在って、心構えに大切な影響を及ぼす(←なんかカタくてよくわからんね)と思うから。
和解を申し入れに来た仁太郎(役所広司)を、850円攻撃で突っぱねた網干弁護士(津川雅彦)。
もう勝ち目はないからとしょげる仁太郎の肩を「こうなったら最後まで戦おうじゃないか!」とガッシリ捕まえた悌一郎さん(寺尾聰)＠新村長。この二人が、こんなに熱いヤツらだったとはねぇ。
残されたコーヒーカップから、フナムシ社長室にさっきまで引田が居たんだと気づいた仁太郎が、どこかで話を聞いているであろう引田に熱く語りかけるのも、なかなかの名場面だったね。大山くん(香取慎吾)のことを「俺にとって何よりも大切な人」って、最初は信乃さん(鈴木京香)のことかと思ったけど。(笑)
毛野くん(山寺宏一)から借りていた石鹸箱に、フナムシ(←本物の虫)を入れてよこした引田。一緒に入れてあったメモには、何が書いてあったんだろうね。
李理香(菅野美穂)に対する葛井さん(陣内孝則)の距離の置き方って、ホント絶妙な優しさだよね。でもこういうの、優しくされる側にとっては、逆に辛いのかな。
写真週刊誌に「顔」をスッパ抜かれてしまった李理香。それも葛井さんとのツーショット。そのとき二人は「もう逢わない」って話をしていたのに......この、あまりにも不可抗力な出来事に、李理香がどう反応するのかすごく心配だったけど、意外にも彼女は「しょうがないです。覚悟してましたから。」と言い、開き直ってくれた。なんか、ホッとしたなぁ。
李理香は、実の父が大切そうに磨いていた年代物の鳥かごを床に落として粉々にし、実の父の頭にグラスの中身をぶっかけた後にそのグラスも落下させて割り......この、落とすときの思いっきりの良さって、菅野美穂さんらしかったよね。
実の父に「自殺してよ!」って、ホントに自殺しちゃうんじゃないかと心配になったよ。大丈夫かなぁ。
狼少年の宇宙人話を最後まで信じ、ついにはその宇宙人を見つけ出してきた花村大介(ユースケ・サンタマリア)。人を信じるってこういうことだよねって感じで、けっこうジーンと来たね。子役の子の表情も、なかなか良かったと思うな。
被害者の母(山本未来)には、過去にあんな「抜けられない事情」があったんだねぇ。娘の誘拐も、自ら望んでそうなった訳じゃなくて、智永(田中美佐子)たちからの脅迫だった訳ね。この「実は」ってあたりが、野沢尚さんらしいな。
あとは、警察側の内通者が誰なのか、だね。片野坂(佐藤浩市)は、どうも違うっぽい感じがするんだけど......意外に有働公子(安田成美)を弁護し続けてるモロ師岡さんあたり? 被害者の妻と同様、「実は」って事情があったりしてさ。
「自分が紫の蝶連続殺人事件の犯人だ」と言い出した青年は、それを証明するかのように、取調べに関わる人々を次々と催眠の餌食にしていった。でもって挙句の果てに、自殺と来たもんだ。
自殺ねぇ......彼は犯人じゃないね。真犯人に「死ね」と催眠されていたに違いないよ。ドラマ的にも、真犯人が死ぬなんてこと、あり得ないしね。(笑)
外山刑事(塩見三省)は相変わらず由夏(瀬戸朝香)が真犯人だと言って、嵯峨(稲垣吾郎)に殴り倒されたりしてたけど、俺は違うと思いたいな。嵯峨と同様に俺も由夏に、ていうか瀬戸朝香さんに惹かれちゃってるから。(笑) 前にどっかで書いたように、「なんで唇がタラコなんだ!?」「なんで割とフケ顔なんだ!?」とか惑わされてると、いつの間にか逆に惹かれちゃうんだよねー。
無罪放免な狩部先生(宇梶剛士)は、今度は入院中の朝比奈先生(羽田美智子)を催眠の餌食に。自分はダメだ、仕事を辞めたい、という暗示をかけていたり。由夏のときのように脱がせたりしなかったのは、朝比奈先生をオンナとしては見ていても、トラウマな「母」は感じないから? それとも、楽しみはあとに取っておくタイプ? (笑) あー。あのオルゴール踏み潰して大泣きさせてやりてぇ〜。
24時間テレビのため、フードファイトはお休みでした。
ユキ(広末涼子)が夏生(堂本剛)と付き合うことに対して、ユキの父(角野卓造)はあくまでも「反対」の態度。焼肉屋での態度のように「取り付く島なし」状態なのも辛いけど、警察署で話したときのように、夏生に出会ってからユキが生き生きしていることや、お互いが本当に相手を想っていることまで理解を示された上で「でもユキには生きていて欲しいから」と反対の意を示されるのは、もっと辛いよね。
弘人(今井翼)に絡んでくる昔の仲間たち。金を出せ、仲間に戻れ、計画に参加しろ......自分が悪事をはたらくだけでなく、反省してやり直そうとする仲間を許さず再び引きずり込もうとする姿勢。甘美な悪事に毒された彼らの虚ろな表情からは、孤立することへの恐怖、グループ行動で麻痺した判断力、やり直そうとする勇気への妬みが見える。いやもっと、俺の想像なんかじゃ及びもしない凶悪さがあるのかも。
罪を犯した息子が法律的な償いを終えて戻ってきた後に、また悪い仲間、それも地元の権力者の息子を首謀とした仲間に再び取り込まれてしまうのではないか、できれば引っ越して悪い仲間から遠ざけたい......ある親御さんの話を思い出した。
純(小栗旬)は、帰宅後に弘人がいないのがわかるや、前の晩の様子から弘人がパチンコ屋を襲う計画に引き込まれたのではと早合点して、家を飛び出してしまう。後のシーンからわかるように、弘人が警察に自首しに行ったことは家にいた知佳(池脇千鶴)が知っていたわけだから、タイミングが悪かったよね。
純は、パチンコ屋の閉店後、犯行準備のためトイレに駆け込む一団を発見。トイレに乗り込んで行ったがボコボコにされ、補聴器も外れ、気絶してしまう。意識が戻ってトイレを出ると、店内では「捕り物」の真っ最中だったが、音声無しの見通しの悪い状況では、純には何が起きているのかわからなかった。そこに犯人の一人の姿が現れたのを見て、純は「逃がすものか」と追いかけた。でもその姿は、刑事から見ると、逃げる犯人の姿と区別が付かなかった。
前日にも店で殴られ、さっきもトイレで殴られ、最後には血の気の多い刑事(伊藤高史)に馬乗りになられて必要以上に殴られ、しかも犯人の一味として逮捕され......うーん、純くん、運が悪すぎ。
次回予告、純の誤認逮捕について、自分には何もできないと嘆くユキの父、座り込んで純の無実を訴える夏生たち......誤解が解け、関わる全ての人々が成長することを、期待してるよ。
美雪(竹内結子)と修(山口達也)、なんか急にイイ感じになっちゃって、なんなんだろうね。
ていうか、山口達也くんの黒さは、なんなんだろうね。(笑)
お互いの寂しさを紛らすために寝てしまった直哉(宮本浩次)と文緒(鈴木砂羽)。前回の別れ際の、一見サバサバとした様子を見たときには、「ふーん、オトナってそうなんだぁ。」とか思って、ほんのちょっと感心したりもしたんだけど、今回見たら「ぜんぜんダメじゃん!」って展開だったね。また二人きりで会ってたり、結局みんなにバラしてしまったりとか。
特に、周りをさんざん振り回しといて「関係ないでしょ!」「私は手に負えない女」とか言ってる文緒を見てると、あーこういう人よくいるよねって感じ。しかもこういう優柔不断さに、男は余計に惹かれたりするんだよなぁと感じたり。(笑) モテない八雲(村田雄浩)の逆効果な土下座を見て、なんか自分を見てるみたいでヤだなぁと感じたり。(泣)
そう言えば直哉と文緒が寝た晩って、その直前に直哉は梨沙(和久井映見)を訪ねて、抱きついて拒絶されてたんだよね。梨沙はきっとこれに気づいてて、ショックが倍増してるんだろうなぁ。
あーあ、やっぱり順平(浜田雅功)、今までちゃんと検査してなかったんだ。きっと「救命病棟24時」の進藤先生(江口洋介)のような病気かつ放置による病状悪化なんだろうなぁ。頭が気絶するほど痛い人は、ちゃんとすぐ病院に行って、検査してもらおうね。 CT 検査は、別に痛くもなんともないからさ。
なぜかお店のカウンターに居た毛野さん(山寺宏一)は、大山くん(香取慎吾)の顔を見るなり「おっはー」ポーズ。この二人が共演したときから、いつかはこのシーンが来るものと期待していただけに、嬉しかったね。さり気なかったし。それにしても、やっぱり山寺宏一さんの声は耳に心地いいねぇ。
フナムシ社長(國村隼)に差し出された白紙の小切手に「きをつけダルマ」を描いた悌一郎さん(寺尾聰)。「後悔することがないよう、お祈りしていますよ。」という網干弁護士(津川雅彦)の言葉には、ニッコリと笑って「もう後悔してますよ。」......うーん、ムチャムチャカッコイイ! なかなか村長就任を承諾しなかった分、いったんやると決めてからは、頑とした態度をとってる。この人に人望が集まるのも、よくわかるよね。
「自分を必要とする人がいること」の尊さを語る仁太郎(役所広司)。それは、彼がこの村に始めて訪れたときの実感だから、強い説得力があった。しかし......村側の証人になってくれるはずの男は、ラストでフナムシ社長と網干弁護士の前で「ニヤリ」と笑った......うーん、残念だなぁ。せめて、仁太郎に説得される前からそのつもりだったわけではないことを願うけど。
園長からの「あなたの子供たちに対する笑顔はホンモノ」という言葉も、未明(原沙知絵)と初めて交わした心からの「ありがとう」も、保育園を辞めることが決まってから。
李理香(菅野美穂)への純粋な想いが、かつてない珠玉の言葉になっている中也(伊藤英明)。でも彼の「電話に出るな!」という願いは、李理香には届かず......
結局、基次郎(江口洋介)のウソの謎は明かされず。
ラストには、葛井(陣内孝則)の奥さんとの衝突の危険。
次回は、実父に対するひどい仕打ちまで。
何から何まで変化してしまうけど、そのうちの何かがブレークスルーになってくれるだろうと願っている。でも、それが何なのかは、今の俺には予想できないな。
うーん、結局、「親子の問題」ってことで解決したわけなのかな?
で、最終的には、彼女は弁護士を目指すんだっけ?
不安を感じるたびに拳銃を握りしめていた泉水(新山千春)だったけど、遊園地内で有働公子(安田成美)のプレッシャーに耐えきれず(いや、澤松智永(田中美佐子)の指示か?)、ついに発砲! しかし弾は有働公子の前の警官を直撃、警官は即死。泉水はキレて弾を撃ち尽くす。
女のマンションに居る冨家(今井雅之)を訪ねた澤松智永は、最初から冨家を殺す気だった。とっとと撃たずに、まず女を撃って、冨家の命乞いを聞いてから撃って。しかも撃つときは、返り血を浴びないためにクッション越しに、頭を狙って......その冷酷なやり方は、映画などでよく見る殺しのシーンを元に、彼女がイメージトレーニングしていた結果だと思える。綿密に計画を立てていれば冷静に実行できるのが、彼女だ。
有働公子の次の変装は、妊婦さん。探している警察側の人は、有働公子の特徴を無数の人と一人一人照合することなんてできないわけで、無意識のうちに第一のふるいにかけて、対象を絞り込んでしまう。どういう人間がふるい落とされるのかを、有働公子は的確に判断している感じ。さすが心理学の専門家! あと、資料の片隅や何気ない会話の中の細かい固有名詞を、彼女はよく覚えているなぁといつも感じる。それをご都合主義に感じないのは、安田成美さんの醸し出す説得力とか、迫力とか、役柄へのフィット感とかなんだろうなぁ。
最後のシーンには驚いた。被害者が内通者だとは......自分の子供のことを、どう思ってるんだろう。ていうか、誘拐直後の狼狽ぶりはなんだったの!? 内通したのは、最初からじゃなくて途中から!?
そう言えば片野坂(佐藤浩市)の行動も、よくわからないなぁ。
由夏(瀬戸朝香)にウソ発見器なんてぜんぜんオッケーでしょう! と思っていたら、普通の人ならウソをついてなくても多少動揺する部分で、まったく動揺してなかったという分析結果が! でもってそれが「二重人格の可能性」を示唆しているという......なかなか、難しいのね。
狩部先生(宇梶剛士)の催眠イタズラについては、またまた嵯峨(稲垣吾郎)が「由夏に事実を知らせてはいけない」という思いやりから口をつぐんでしまい、事実は闇に葬られてしまった......でも今回、嵯峨がコンビニで由夏と殺された青年を見たことを告白していたし、狩部先生のことも、いずれ言わなきゃならなくなるんじゃないのかなぁ......
でもって最後には、例の青年が嵯峨を刺そうとして、かばった由夏が刺されてしまって。
逮捕された青年は「紫の蝶殺人事件の犯人は自分だ」と言い出して。
ホントかねぇ。
満(草なぎ剛)の前に突然現れた母(浅香光代)......んー、最初からニセモノだってまるわかりの上に、ただでさえ厚かましい感じがするミッチーがお腹丸出しでオナラぶーぶーやっててしかも満曰く「くせえ!」じゃあねぇ。ちょっと(かなり)不快だったなぁ。満が公園で最初に見かけた女性を「お母さんかも!」と願った気持ち、よくわかるよ。(笑) もちろん、あんな役回りをちゃんとやってみせたミッチーの度量は、認めるべきかもしれないんだけどさ。
幼い頃、熱を出した自分の額に当てられた優しい手......それが園長先生(八千草薫)の手だったとわかるくだりは、思わずジーンときてしまったんだけどね。
ユキ(広末涼子)の危うい心臓のことを知った夏生(堂本剛)は、前半ずっとユキを避けて逢わないようにしていた。それがユキの父親(角野卓造)の願いでもあり、長い目で考えればユキの将来のためでもあり......こういう配慮がいいのかどうかって、難しいね。特に、恋愛に関しては。
夏生を失うことで得られるであろう、今よりも安心して過ごせる「身体」そして「時間」......それが本当にユキにとって、夏生を失ってまで得る価値があるものなのか。客観的に見れば、特にユキのように命に関わる状況であれば、それは論を待たずに「価値あり」と判断されてしまうだろう。でもね......得られた「身体」と「時間」の中で、ユキが何を思うのかって考えるとさ......
このドラマの中では、病院内で看護婦たちが「より優先されるべき」と考えていた女の子に、海外での手術を代わってあげる、という「大義名分」があったおかげで、ユキは無理なく「海外に行かない決意」をすることができて、それをきっかけに再び夏生と向き合うことができた。身体のためにはぜんぜんマイナスだけど、心のためにはプラスの、幸せな境遇だったと思えるんだな。もちろんこの境遇は、ドラマの作り手が用意するものなんだけどね。そういう意味だと、難しい問題を優しくぼやかしたよなぁ、とも思える。
もちろんその選択が「良かったのかどうか」なんて、それこそ時間が経ってみないとわからないことだけど、終盤のユキと夏生の笑顔を見ていると思わず「良かったね。」と心から言ってしまうんだよね。
やー、なんかみんな、三十前後なのにわがままで甘えん坊、だよねぇ。(笑)
お節介なぐらいに口出ししてくれる友達がいるのって、羨ましいけどさ。
そういう友達がいたら、自虐的な俺も、わがままで甘えん坊になってるのかもね。
代々の経緯で地位はあるけど人望のない天馬さん(麿赤児)が、網干(津川雅彦)に買収され寝返ってしまったのは、村の体制を整えていくためにはプラスだった!? 誰もあまり気にとめてなさそうなのが、なんか妙に可哀想な感じ。まぁいいんだけどね。
仁太郎(役所広司)も相変わらず、ぜんぜん決意が固まってないよねぇ。「その場主義」もいいとこ。もう全ては信乃さん(鈴木京香)次第かな。(笑) あ、あと毛野くん(山寺宏一)か。どんどんいい脚本書いてねー。
ストーリー的には、大した進展はなかったなぁ。
華々しい CD デビューも、葛井(陣内孝則)の柔らかな態度も、擁護施設時代の仲間の結婚も、全てマイナス方向にしか考えられない李理香(菅野美穂)。今の状況が不幸なんじゃなくて、二十数年間に培ったこの考え方が不幸なんだよな。
未明(原沙知絵)が李理香を裏切った理由は、第2話分のドラマ雑記で予想したのがほぼ当たってたけど、さらに「未明は木場さん(杉本哲太)を好きだった」というのもあったんだね。なるほど、これが付け加わると視聴者にも分かり易いよねー。(笑)
木場の奥さん(黒谷友香)は、スバラシイね。いやホントに。いつ李理香に訴えられても、奥さんに別れると言われても文句の言えないところまで堕落していた木場さんだったけど、これでなんとか救われた感じ。ほっとしたよ。まぁこれからも、このことでいろいろ言い合ったりするのかもしれないけど、でもやっぱ、妻と子を大切にする方がいいよね。
って妻も子供も持ったことがない俺が言っても、何の意味もないけどさ。(泣)
女の性(さが)に揺れる女性を演らせたら、横山めぐみさんの右に出る者はいないね! もームチャクチャ期待通りの行動をとってくれて、真相が明らかになった。
亡くなったダンナさんは、企業の論理の中で実質「殺された」上に、ありもしない不倫まででっち上げられそうになっていた。勇気を出して「でっち上げ不倫」を証言しようとしてくれていた女性は、過去までほじくり返されて、可哀想だったなぁ。正しいことをしようとした人が不幸になるなんて、ホント許せないよね。
脳死患者からの臓器摘出手術での富家(今井雅之)の言葉は、なんか迫力があって、ちょっと滑稽で、妙な説得力があったよね。もちろん彼の関わっている臓器売買は大きな間違いなんだけど、臓器移植の最先端にいる医者としてああいう信念に至ってしまう事情がよく出ていたと思うよ。それなりに理屈も通ってるあたり、始末が悪いよなぁ。
台風のおかげでなんとかまだ港に留まっている少年・少女。監視役の怪しい男(この役者さん、いつも怪しい役だね)が二人に直接的な危害を加えないのは、二人が「商品」だからなんだろうね。
連続誘拐の共通点を追っている有働公子(安田成美)と古賀さん(陣内孝則)は、「ペインレス・チルドレン」HP と富家の存在を掴んで、半歩リードといったところかな。富家でも智永(田中美佐子)でもいいから、早くボロ出してくれー!
狩部先生(宇梶剛士)ってば、ひどいヤツすぎ! 催眠術で由夏(瀬戸朝香)を脱がせて、ちょっとイタズラするぐらいならまだしも(←良くないって!)、「お母さ〜ん」だなんて! これが初めてとは思えないし、病院内で今までまったく気づかれなかったとも思えない! 狩部先生を公衆の面前で殴りまくった嵯峨(稲垣吾郎)は極端に見えるけど、今度だけは彼に同調したね。でもきっと、処分されるのは嵯峨の方だけなんだろうな。うーん、納得行かん!
納得行かんと言えば、狩部先生の無茶な申し出をすんなり受け入れて、朝比奈先生(羽田美智子)を由夏の担当から外した倉石(藤竜也)も納得行かん! 絶対怪しいよ。
一方の桜庭一希(矢田亜希子)は、ネズミお化けの少年のために走り回ったり、少年と同じく施設にいた過去があったりして、視聴者の感情移入を求めるような感じ。笑顔が素敵な矢田亜希子さんだから、俺もちょっと「由夏に対する彼女の行動も、わからなくはないかな」なんて少し思ってしまったり。いかんいかん! でも、少なくとも殺人事件には無関係な気がしてきたかな。
由夏のおかげで朝比奈先生に付きまとわなくなった青年だけど、今度は由夏につきまとっていたり。結局、やってることは同じだという。(苦笑)
外山刑事(塩見三省)は由夏を任意同行させ、ウソ発見機を持ち出してきた。物々しい雰囲気が漂っていたけど、「どんどんやればいいじゃん!」と思ったけどな。犯人が由夏であれ他の人であれ、由夏が本当に記憶がないということだけは絶対に証明されちゃうんだから。捜査だって次の段階に進めるってモンでしょう。
とにかく深田恭子ちゃんが可愛くってさー。きっと男が考えただろう麻奈美の性格がまた、可愛さを加速してるしねー。満(草なぎ剛)にからかわれてドギマギしてる冴香さん(宮沢りえ)ってのも、男が考えそうなことだよねー。
元ボンボン・田辺誠一さんが今後もレギュラーとして登場しそうで嬉しいよ。フードファイトに負けてお金持ちじゃなくなったのに、そんなに気にしてなさそうなのもいいね。天国の父親は泣いてるだろうけどさ。(笑)
現実には、屋台のラーメン屋ってすごく大変だと思う。「とりあえず屋台のラーメン屋でもやろう」といった雰囲気は、ホンモノの屋台のラーメン屋さんに失礼だよね。それともお付きのジイが、ラーメンには一家言ある人だったりして。
「君(←夏生のこと)と居ると、ユキは無理してしまうんだ!」......ユキ(広末涼子)の父さん(角野卓造)の言葉は本当にその通りだから、辛いよね。 「もう会わないでくれ! この通りだ!」......夏生(堂本剛)を人間として認めた上で、夏生のおかげで生き生きしてきたユキの表情を感じた上で言っている言葉だから、胸が痛いよなぁ。
ユキが「ダイビングを続ける!」と決意している一方で、ユキの心臓のことを知った夏生はきっと、海外での手術を受けさせようとするだろうね。交錯する想いが涙を誘いそう。
「関係ないでしょ! ほっといてよ!」......またもや集ったメンバーたちの前で、前回の美雪(竹内結子)と同じことを、今回は文緒(鈴木砂羽)が言ってる。前回はそんな美雪に助言とかしてた文緒なのに......やっぱ自分自身のことになると、違うんだろうね。
あー、俺も「ほっといてよ!」とか言ってみたいもんだ。もし言ったら「あ、そう。」と本当にほっとかれそうで、恐くて言えないもんねー。そういう意味だと、「ほっといてよ!」って言えるなんて、贅沢なことだと思うよ。
順平(浜田雅功)の頭痛はヤバいよなぁ。精密検査とか、ちゃんとしてるのかなぁ。
結局、「A案」を高らかに演じきった仁太郎(役所広司)。絶対、後先考えてないよね。(笑)
「村の人みんなが認めても、私が認めないわ!」......信乃さん(鈴木京香)のこの言葉が効いたのかなぁ。
それにしても毛野さん(山寺宏一)、サイコーだね!
俺はてっきり、葛井さん(陣内孝則)は李理香(菅野美穂)にとってやっかいな存在になると思ってたけど、そうでもないみたいだね。李理香には「人を信じる心」が欠落している、と指摘してみせたり。まるで、もう一人の基次郎(江口洋介)という感じ。動機が脚本家としての好奇心だったり、肉体関係持っちゃったりするあたりは、全然違うけど。
CD デビューの件での中也(伊藤英明)のアドバイスも良かったなぁ。それと、CD デビューを決めた李理香への嫉妬心で落ち込んでるところで、李理香に「一緒にやろう」と言われたときの怒りようは、すごくよくわかるよ。
何だかんだ言って李理香には、見守ってくれてる人がたくさんいるんじゃん。
「実の父と会わない方がいい」という基次郎の手紙に「遅いよ。」と言う李理香。それが手紙というものだよ。
まぁ、いい話なんだけど、ちょっと「予定調和」が強すぎる気がしたかな。
弥生さん(水野美紀)は、花村くん(ユースケ・サンタマリア)がハーレーを本気にしたと聞いてほくそ笑んでたね。「好かれる側の余裕」も少し感じたな。花村くん、振り回されないでねー。
※ 2000/7/31(月)以前の放送分は 別ページ です。 ※