ドラマ雑記[2000年10月〜(1)] 10/5-10/31放送分

ラインナップ(2000/11/8 改定): ■やまとなでしこ■編集王■神様のいたずら■ストレートニュース■渡る世間は鬼ばかり■スタイル!■ラブコンプレックス■真夏のメリークリスマス■オヤジぃ。■
途中リタイア: ■涙をふいて (11/1放送 第4話まで)■
最初から見ない: ■明日を抱きしめて■教習所物語■新宿暴走救急隊■21時・22時台以外■時代劇■NHK■

※ 日記をつけ始めた経緯を、「ドラマ雑記(1998年4月〜)」ページの最後にまとめてあります。※

各話を思い出すのに役立つ!?「キーワード」がつけてあります。タイトル右の「KW: xxx」がそれです。


2000/11/1(水)以降の放送分は 別ページ です。


2000/10/31(火) (11/8 記入)

■編集王■ 10/31放送 (第4話) KW: 恋愛の勝ち負け

ひかる(真中瞳)がナンパ男の車で走り去るのを、チャリで追いかけた環八(原田泰造)。一時は追いつきそうなところまで行ったけど追いつけなくて引き離され、だけど気力でひかるの元へたどり着いたというあたり、なかなか。その迫力にビビッて「ごめん!」とひとり車で逃げるナンパ男の態度も、本当にありそうな感じで、なかなか。

女をとっかえひっかえなカメラマンでも、2年間も続いてる相手は少なかっただろうし、写真誌にスッパ抜かれるという幕切れだったから、ひかるがボロボロになって自分を責めたり叩いたりする様子を予想していたんじゃないかな。「ああ、また俺は罪なことをしちまったよ。ふっ。(笑)」てな感じで自己満足に浸りつつ。でも、ひかるは爽やかな笑顔で「今までありがとう。さようなら。」 へたり込むカメラマン。拍子抜け &「何故だ!?」という気持ちかな。

不純な不倫も、カレが私の前では泣くんだとか、2年間も無事に続いていたこととかを考えると、そういう経験が皆無な俺でも、ちょっとはひかるに感情移入してしまいそう。きっと 2年間は大きいよね。想像だけど。そんなにちゃんと続いた試しがないし。(泣)

「恋愛は勝ち負けじゃないんだ!」という環八の言葉には、けっこう癒されたけど、一方で「惚れたら負け、惚れさせたら勝ち」というのも事実だよねー。恋愛には、相手にとっての自分の価値、自分にとっての相手の価値を冷静に測るという、シビアな側面もあるし、それはけっこう大きくて、いざというときに効いてくるからね。でも思った。俺、負け続けてもいいやって。

桃井環八こと原田泰造くんは「癒し系」だね! 初のドラマ主演でいっぱいいっぱいなのが、逆にいい雰囲気になってる。実はルックスもなかなかいいし、爽やかだし、見ていて気持ちいいよ。

ラストに出てくる原作の桃井環八とは、似ても似つかない感じ。目白さん(京野ことみ)がフジテレビの人と、漫画と異なる人物設定の件でもめていたけど、「編集王」の原作者さんは、どういう気持ちでこのドラマを見ているのかなぁ。原作を知らない俺は、なかなか面白く見れているけどね。

■神様のいたずら■ 10/31放送 (第4話) KW: 制服と雑巾

神谷さん(阿部寛)と初めての一対一の「お見合い」をしにきた葉月(財前直見)は、赤いノースリーブで、二の腕全開。なんか俺、二の腕ばっかり見ていた気が。(笑) 葉月と神谷さんとはいろいろトラブルもあったけど、どうも順調に進みそうな気配だねー。そうなると......

エリ(鈴木杏)も、葉月さんと会えなくなるのを寂しく感じていて、しかも父・賢三(岸谷五朗)の密やかな気持ちにも気づいていた。それを口にしかけて、賢三に大声で怒鳴られるエリ。翌朝、それを反省していた賢三にエリは「ごめんなさい。」と告げ、そそくさと学校へ。俺は賢三と同時に言っていた。「なんでお前が謝るんだよ。」......人の微妙な心を感じ取れるエリ。いい子だよ。

5万円の制服に、明らかに足りない 2万円。しかも、パチンコで増やそうとしてスッてしまった賢三。「俺はダメなヤツだ。」......そんな賢三が雑巾を作ることを思い立ったことは、すごく嬉しかった。その出来は、みんなの想像通りだったけど。(笑) またその不恰好な縫い方が愛情の形でもあり、雑巾としての実用性にはそんなに問題もないわけだから、オッケーでしょう! 「あれなら縫わない方が使いやすいかも」とかは、思っても言わないように。(笑)


2000/10/30(月) (11/6 記入)

■やまとなでしこ■ 10/30放送 (第4話) KW: かけ持ちの達人・桜子

第3話を見逃したわけだけど、状況は......桜子(松嶋菜々子)が貧血で倒れて入院しており、倒れた彼女を病院に運んだり、一晩ずっと付き添って手を握ってたりしていたのは欧介(堤真一)だと。それとは別件で、桜子がカメレオンというブランド?の時計を無くしており、欧介は勘違いしてカメレオンのオモチャを用意して渡しそびれていたが病室に忘れて桜子がそれを見て微笑んでいたと。

そして、これらの欧介の行動を、桜子は東十条さん(東幹久)がしてくれたんだと勘違いして欧介に会う度に辛くあたっていたけど、友達の披露宴のトイレで若葉(矢田亜希子)が「付き添っていたのは欧介さんだ」と話しているのを偶然聞いて、欧介のよくできたスピーチもあったし、今まで憎んでいた分だけ逆に、惹かれる気持ちが強まってしまったと。

帰り道で偶然に欧介を見かけたので謝ろうとしかけたけど、若葉がラブホテルから出てきて、欧介と若葉がラブホテルにいた、すなわち......と。桜子は、欧介が自分に一途であることを当然のように思っていたわけだから、欧介が若葉とヤッちゃったことには「裏切られた」という思いがあっただろうし、それを目の当たりにしてショックを受けている自分がいて、いつも恋愛の主導権を握っているはずの自分が相手に翻弄されていると気づいて、それが若葉の目の前だったからプライドも傷ついて、それで、息を荒げてしまったのかな。

まぁいいでしょう、好きにやってください、って感じ。なんだかんだ言っても欧介は MIT に留学していた秀才で、桜子がダメでも若葉に好かれてたりしてるんだからねー。恵まれてるよ。そういう状況があるから逆に、桜子に責められてもハッキリ言えない優柔不断さとか、本人の前では「もう付きまとわないから」と言いながら、飲み屋で見かけると悪酔いして周りに迷惑をかけていたりとか、そういうのが鼻についてしまって、イマイチ応援する気になれないんだなぁ。それに、俺が気になるのは、最初の頃に書いたように、欧介が桜子を好きになったきっかけが「昔の彼女に似ていたから」だという点なんだよね。だから、今のゴタゴタなんてどうでもいい気がしちゃってさ。

ラブホテルで目を覚まして欧介に「何も無かった訳じゃないけど」と微笑む若葉が、なかなか。嘘もつかないけど、ハッキリ「何も無かった」とも答えずに、ぼかしてみたりするあたりが。

ところで、「酔っ払って覚えていない」って話はよく聞くけど、ホテルに行って本当にしちゃったとして、それも覚えていないなんてことが実際にあるのかなぁ。ドラマではよく見るし、そのすべてが「実は何も無かった」なんだけどね。


2000/10/29(日) (11/6 記入)

■オヤジぃ。■ 10/29放送 (第4話) KW: 小百合の本音

「いい子をやるの、疲れちゃった。」と小百合(水野美紀)......すず(広末涼子)の結婚話は「妬んでた」し、正(岡田准一)の大学不合格は「ざまあみろと思ってた」んだと言う。

人は誰でも聖人じゃなくて、誰でもそういうことは考えているものだよね。で、ほとんどの人はそれを口にすることなく、心の中で正当化しており、下手をするとそんな自分を意識することもなく、毎日を過ごしている。それに比べれば、そういう自分を心の中で責めていた小百合の方が、ぜんぜん聖人に近いと思う。

小百合が突然こんなことを言い出したのには、妊娠のことで独り悩み押しつぶされそうになってキレてしまったというのもあるだろうけど、その一方で、小百合自身がすずに言っていたように、「家族が受け止めてくれる」という確信が心の奥にあったから本音をぶつけることができた、という面もあったんじゃないかな。

本音って、誰にでもぶつけていいものじゃないよね。相手に頼りすぎて本音をさらしてしまったら、見向きもされなくなったりとか......優しくされ慣れていないと、優しくされたときに相手に頼りすぎて、失敗しがち。ちゃんと考えて判断しないといけない。

でも小百合の場合は、家族の優しさ、家族同士の絆の深さ、そして彼女がこれまで家族のためにしてきたことを思えば、本音をぶつける資格があったと思う。これをきっかけに、小百合の苦しみが少しでも癒されればいいなと思うし、家族の絆はより深まるだろうと思うよ。

国東博(及川光博)が何を考えてるのか、今回もハッキリしなかったなぁ。


2000/10/27(金) (11/6 記入)

■真夏のメリークリスマス■ 10/27放送 (第3話) KW: クラゲを売る

後半 30分の録画に失敗。(泣)

それにしても、話が印象に残らないのは何故だろう? 別に、見ていてつまらなかったというわけじゃないのに。うーん、不思議だ。(と言い訳(笑))


2000/10/26(木) (11/6 記入)

■渡る世間は鬼ばかり■ 10/26放送 (第4話) KW: 久光さんの個展、大成功

娘たちが最初は全員乗り気じゃなくて、でもフタを開けてみると全員揃った、というのは、このドラマのパターンだね。

良さん(前田吟)は会社を辞めちゃったんだねぇ。最初からそのつもりだったらしいし。でもまぁ、経済的に苦しくなっても、子供たちは独り立ちしてるし、夫婦の時間は増えるしで、なんとかやっていけるでしょうね。

塾をやめて引きこもり気味の眞(えなりかずき)を、心配しすぎの五月(泉ピン子)。でも、良さんはいいアドバイスをしたね。「今までの教育に自信があれば、今、会話がなくても大丈夫。眞くんはちゃんと考えてる。」「直接的に教育してこなかったとしても、真面目に働いている親の背中から、子供はいろいろと感じている。」......どちらも記憶があいまいで捏造気味だけど。(笑)

久光さん(榎木孝明)の絵は、ほとんど売れちゃったみたいだねぇ。値付けにもよるけど、実際にあの爽やかな絵は、ちょっと居間に飾っておくにはいい感じで欲しくなるかも、と思ったけどね。きっと控えめな、破格の値付けをしていたんじゃないかな。

宗方さん(井上順)に対する太郎(船越栄一郎)の妬みは、筋違いだけど(←本人もわかってるみたいね)、気持ちはよくわかる気がしたなぁ。太郎に宗方さんとのことを言われて、完全には否定しなかった葉子(野村真美)も、なかなか。(笑)

■スタイル!■ 10/26放送 (第3話) KW: 変身して、見返してやる!

実は俺、岩崎ひろみさんも好きなんだよねぇ。(笑) 他で最近騒いでいる相手と言えば、篠原ともえさん、内山理名ちゃん、鈴木杏ちゃん(←おい)......好み的に傾向はあるんだろうか!? 少なくとも共通してるのは、「自分が惹かれる相手からは好かれなさそう」ということかな。「惹かれない相手からは好かれる」という訳ではぜんぜんないんだけど。ってそれは、自分に魅力がないってことだよね。(泣)

栞(竹内結子)は、スケッチブックを盗んだ女の子と向かい合い、その女の子も、ちゃんとけじめをつけた。一応、一段落だね。で、仕事の方はと言うと、「お客様との繋がりがあるから、辞めるわけには行かない」か。尊いことではあるけど、ちょっと複雑な気分になるな。

カオル(本木雅弘)に対する美咲(坂井真紀)の態度って、回を追うごとに、あからさまになってきてない? そのうちバレるね。(笑)

今まで一度も出てきていない響子さん(村上里佳子)って、別に死んでたわけじゃなくて(笑)、海外で仕事してたのね。で、今度戻ってくると。カオルに三人で会おうと持ちかけた玉置さん(佐野史郎)は、カオルに残っている「気持ち」をわかっている感じだね。

■ラブコンプレックス■ 10/26放送 (第3話) KW: 記者会見用原稿を二人で作成

うーん、侮れないぞ、竜崎ゴウ(唐沢寿明)!

前回は謎の指紋解析ルートを持っていたし、今回は完璧な変装ぶりだったし、柊サダ(りょう)を精神的に開放させてしまったし、しかもそれは、けっこういい加減な動機(「タイプだから」と「ヒキガエル」)でやっていたようだしね。今後もこうやって、ひとりひとり落としていくのかなぁ。

アユム(反町隆史)とシズク(木村佳乃)の手柄横取りも、二人の「共通の敵」になるためにやったのだと言うし。理由は後付けかもしれないけど、それにしても大したもんだ。こうなると、彼にも他のメンバーのような「コンプレックス」があれば! とか思ってしまうね。

竜崎ゴウの狙い通り(?)、アユムとシズクには信頼関係が芽生えているね。アユムの母(江波杏子)も、すっかりシズクを気に入っているし。俺の予想だけど、「ママゴン」の話は、アユムの母から聞き出したわけじゃなくて、きっとシズク自身が片親の父のことを「パパゴン」って呼んでいたんじゃないかと思うんだよね。で、そういう細かい部分での偶然の一致が、女性にとっては非常に大きい意味合いを持つ、という訳で。

アユムに対するミヤビ(西田尚美)のアタックは、女性としては十分に直接的なんだけど、アユムにはぜんぜん通じていないのがおかしいね。


2000/10/25(水) (11/6 記入)

■涙をふいて■ 10/25放送 (第3話) KW: 演奏会に母が...

別居中の夫(加勢大周)と直接会うことになった珠美(内田有紀)。しかし夫は、別の女性と一緒に現れた......こんな仕打ちを受けても、珠美の表情は優しいままだった。彼に問いかける様子や、彼の曲がったネクタイを直す様子は、今でも本当に彼のことを好きなんだなぁと感じさせた。その上で、彼のことを想って離婚届を渡すんだから、切ないったらありゃしない。

そばで盗み聞きしていた母・咲子さん(いしだあゆみ)は、彼に怒りをぶつけた。珠美を代弁するようにして......でも、あの場限りの罵倒は、彼の反省を促すと言うよりは、彼の罪の意識を和らげただけかも。そういう意味では、やればやるほど「最後の優しさ」になってしまった訳で。その場を立ち去る咲子さんの心は、娘をないがしろにされた怒りと、そんな相手を結果的に救ってしまった後悔の念がない交ぜだった、というのは邪推のしすぎ!? でも、怒りをぶつけたのにぜんぜんスッキリしていなかったのは確かだね。

勝男(江口洋介)の親切は、ちょっと押し付けがましいところがあってイヤなんだけど、今回のように、兄弟たちのお母さん(岡田奈々)をピアノ演奏会の会場に連れてきてしまうような行動力を見せられると、認めざるを得ないなぁ。悔しいけど。

眞鍋かをりさんが、お約束の「胸キャラ」にされているのが、ちょっと悲しかったかも。以前に見かけたときのレポーターぶりとか見ると、けっこうがんばり屋さんなのにね。とは言っても、巻き戻して見てしまったんだけどさ。(笑) 好みかどうかとは無関係に、こういうところに目を奪われてしまう自分がまた、情けないと言うかなんと言うか。

■ストレートニュース■ 10/25放送 (第3話) KW: 誤認逮捕され自殺した父

現実をありのままに切り取っているだけで、十分に問題提起になってしまうのが、悲しいね。疑わしきは罰しつつ、返り血は極力浴びないようにこっそりと逃げてしまうのが、マスコミであり、世間であり......世間で傍観者として話している場合でも、下手に異論を唱えてしまうと「おまえは犯罪者の味方か!?」「頭がおかしいんじゃないか!?」と言われてしまうし(←けっこう経験あるんです。人と反対のことを言いたがる性格だから)。


2000/10/24(火) (11/6 記入)

■編集王■ 10/24放送 (第3話) KW: 働く父の姿

宮史郎太役の高橋克実さんって、ドラマにおけるキャラがしっかり固まってるよねぇ。おちゃらけて見えるけど、内心ではいろいろと苦悩があって、それでもって、いいひと。

■神様のいたずら■ 10/24放送 (第3話) KW: 父と娘の生活、始まる

これから祖父と祖母が会いに来るという場に、突然現れた柊(板谷由夏)。話をややこしくするのかと思いきや、第三者としてしっかりと話の軌道修正をしていたね。無理にねじ曲げるほどにはでしゃばらずに......込み入った話をするときには、中立的な第三者の存在って、けっこう大事なのかもしれないね。

初回にエリ(鈴木杏)が賢三(岸谷五朗)に逢ったシーン......傍目には「娘は優しい言葉をかけて欲しかったのに、父親はつれなくして、娘は悲しくなって、逢いにきたことを後悔して走り去った」ように見えていたけど、エリの日記には、「叱られると思ったけど、お父さんは叱らなかった。お父さんに会えてよかった。」と書いてあった。このギャップに、俺は泣いた。

エリの日記を読んだ賢三は、エリのもとへ走り、抱きしめて言った。「俺はだらしないし、借金もあるし、仕事も続くかわからない。ギャンブルもタバコもやるし、きっと止められない。それでもいいか。」......このときの賢三の心には、娘のために心を入れ替えてやっていくんだという確固とした思いがあったと思うけど、敢えてこう言ったんだと思うんだな。そして、それに対してエリは「いいよ。」......やっぱり、泣いてしまった。涙腺よわー。

エリと一緒に暮らすようになってから、人が変わったような仕事ぶりの賢三。生きる張り合いって言うのかな。大事だよね。いいよね。

エリの着替えを見繕ってきて、賢三に渡してくれた葉月(財前直見)。賢三は葉月のことを、今まではどちらかと言うと煙たく感じていたんだけど、このときをきっかけに彼女の優しさと気の細やかさに気づき、同時に自分の中で彼女の存在が大きくなっていることに気づいたわけだ。そこに、結婚相談所の顧客たる神谷(阿部寛)からの「葉月さんに会いたい」という電話。複雑な表情の賢三......さて、どうなっていくんでしょうね。阿部寛さんが好きなこともあって、彼が演じる神谷さんでも間違いなく葉月を幸せにできると感じているから、今後の成り行きが、すごーく楽しみ!


2000/10/23(月) (10/31 記入)

■やまとなでしこ■ 10/23放送 (第3話) KW: ???

録画失敗した......(泣) TV 誌ではハッキリしていなかった日本シリーズの放送があって、それがすごく延長されたせいで。日本シリーズの最終結果は嬉しかったんだけど。

まぁ、1回ぐらい見逃しても、あまり影響がなさそうな気はするけどね。


2000/10/22(日) (10/31 記入)

■オヤジぃ。■ 10/22放送 (第3話) KW: 何か隠している国東

式場に大遅刻で現れた国東(及川光博)の言い訳は、完全に嘘だった。

完一(田村正和)がすず(広末涼子)とバージンロードを歩いていくということは、大切なすずを国東に渡すということ。完一は立ち止まり、そしてすずの手を引いて、式場を飛び出した。衝動的にではなく、確信を持って。俺は拍手を送った。

結婚式当日ともなると、どんなにわだかまりがあっても、もうタイムアウトで、誰もが段取りに従うしかない状況にある。逆に、段取りに従う言い訳が十分にあるとも言える。そんな中で下した決断。ダメなものはダメ。素晴らしい!

式のドタキャンとかを賞賛しているわけではないので注意。ああいうのはただの優柔不断であり、結論を先延ばしにしていただけであり、衝動的行為であると思うので。反論もあるかもしれないけど、そういうチャンスも一切ない俺が勝手に言ってるんだから、おおめに見てちょうだいね。

小百合(水野美紀)の方はと言うと、彼氏に妊娠のことを切り出せず、結論を先延ばしに......まぁ来週には明らかになってしまうみたいだけど。しっかり者の小百合が無頓着だったとは思えないから、妊娠してしまったのって、嫌われたくない一心で、彼氏のわがままを受け入れていたからだと思う。ずーーーっと言ってるけど、みんな避妊はちゃんとしようよ。うやむやにしないで、ちゃんと計画的に行こうよ。雰囲気が壊れるからとか、今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫だなんて言わないでさ......

「独り者のオマエには他人事だろ! 余計なお世話だ!」って言われそうだけど。確かにその通りです。(泣)


2000/10/20(金) (10/31 記入)

■真夏のメリークリスマス■ 10/20放送 (第2話) KW: サザンクロス開店、即閉店

真面目にラーメン屋で働こうとしていた涼(竹野内豊)を、手下を使って邪魔した大橋(大杉漣)には、まっとうにやろうとしていた涼に対する嫉妬心があったと思う。涼も自分と同じように落ちぶれるはずであり、そうなることが、今の自分自身を立証することでもあるから。そんな自分の想いや誘いをはぐらかして「殴られ屋なんていいねぇ!」と涼が言うと、大橋は早速、実行に移した。

どんなに殴られても立ち上がり、どんなに挑発されても一度も手を上げたかった涼。その場は完全に、大橋が根負け。でも大橋は言った。相手を殴らずには生きていけないだろうと。負け惜しみにしか聞こえなかったこの予言は、すぐに的中することとなった。屋台が壊されるのを止めようとした波流(中谷美紀)がチンピラに突き飛ばされた瞬間、涼が自分にかけていたストッパーは、簡単に外れたのだ。

自分がどんなひどい目に遭っても平然とかわせるのに、自分の仲間が少しでもひどい目に遭うことは一切許せない。それは、涼がどんなに落ちぶれていても、心が昔のまま真っ直ぐだったから。真っ直ぐだから大橋の思い通りになってしまうというのは、なんとも皮肉なこと。

涼は、踏みとどまることができるのだろうか......


2000/10/19(木) (10/31 記入)

■渡る世間は鬼ばかり■ 10/19放送 (第3話) KW: 娘たちに速達が届く

大吉(藤岡琢也)は英作(植草克秀)のためにお金を用意した。前回、常子(京唄子)が「英作が後輩に先を越されたのは、病院のお偉いさんに付け届けをしてなかったからだ」と言ったのを受けてのこと。100万円という金額が、なんともリアル。

でも英作は、そのお金を謹んで大吉にお返しした。前回のドラマ雑記で書いたような長子(藤田朋子)とのやりとりがあり、今週はさらに状況を冷静に見つめて、研究や論文ですばらしい成果を出している後輩の方が昇進にふさわしいと認め、でも自分は手術では誰にも負けない、患者を救うのは手術だと、自分の誇りも取り戻していたのだった。

お金は返したものの、その気持ちはありがたかったという英作の言葉は本心だと感じたし、明るく「これからは余計な口出しはしません!」と言う大吉には、英作を自分の息子のように想っている気持ちを感じた。二人でする晩酌を、大吉も英作も、いつも楽しみにしているんだと思う。そこには妻・長子ととは違った絆がある。こういう義父との関係って、ちょっと羨ましい。

タキさん(野村昭子)の息子・久光(榎木孝明)がインドで放浪の 1年を過ごし帰国、その間描いていた絵を持ってきた。タキさんはその絵を「無条件に全部買う」という形で息子をサポートしていくつもりだったが、長子の発案で、おかくらで個展を開催することに。なかなかいい案かも。

理屈はともかくその絵を「いいねぇ。わたしゃ好きですねぇ。」と評価する大吉とは対照的に、絵の評判も聞こうとせずに「大吉さんはタキさんに丸め込まれてるんだよ」と決め付けるキミ(赤木春恵)@幸楽や、絵を目の前にしてるのに「作者は誰?」と聞いて有名画家でないと知るやコケにしまくる常子を見ると、偏見って怖いなぁと感じた。と同時に、タキさんが言っていたように、画家といえども、成功するためには画商に取り入ったり駆け引きしたりする努力が不可欠なんだなぁと思った。

俺自身ももしかしたら、実はすんごいシステムを作ってるのかもしれないけど、そういう自分を売り込む努力ができていないから、結果的に冴えないことになっているのかもしれない。しかもそういう状態を「まぁ、いいんじゃない?」と思っているから、始末が悪いというかなんというか。

■スタイル!■ 10/19放送 (第2話) KW: 初めてのお客様に丈の短いスカートを

完全無欠でモテまくりなカオル(本木雅弘)だけど、心の中には、信頼する上司・玉置(佐野史郎)の妻となった響子さん(村上里佳子)への想いが、まだくすぶっているんだねぇ。普段モテすぎるからこそ、本当に好きな人とは結ばれなかったことが、心から消えにくいのかな。イイ男にはイイ男なりの苦悩があるってか!? で、響子さんってぜんぜん登場しないけど、まだ生きてるの?

表面では平静を装っている美咲(坂井真紀)が、またいいね。カオルと気の置けない感じになっている栞(竹内結子)のことがすごく気になって食事に誘ってみたり、栞に指摘されたように、カオルに対して小夜子(戸田恵子)以上に厳しい視線を向けていたり。

きっぱりとしなかった別れの後、2年後に再開。カオルには誰からも認められる男になって欲しいと思いつつも、それでいろんな女性から熱い視線を浴びていることには複雑な思いがあり、内心は「また自分のほうを向いて欲しい!」と願っている。なんか、いいねぇ。

パーソナル・ショッパーの初客・宮部朝子さん(岡まゆみ)は、電話で言ったそうだ。カオルが見立てた服を着たとき、「自分の中に新しい風が吹くのを感じた」と。それに驚き、気恥ずかしくて、堂々とする勇気もなくて、最初は NG を出したけど、「やっぱり」......その場で「これにします!」と決めるのではなくて「あとで」というあたりが、なんかとってもいい衝撃。変身するってそういうことだよね、という感じで。

■ラブコンプレックス■ 10/19放送 (第2話) KW: 裏切り者が一人

オープニング映像初公開。白バックに黒の男 2人と赤の女 7人の、印象的な色彩。なんか、オープニングは第2話からっていうのが、最近の傾向かも。

それぞれが抱えるコンプレックス。一見奇異に感じる仕事ぶり。シズク(木村佳乃)のカウンセリングの情景がまんま教会になっていたり、脈絡なくアユム(反町隆史)の胸から怪物が飛び出してきたのに「気のせいか。」だったり。でもこれが、切り取り方として正解かも。

我々は日常の経験を、頭の中でノーマライズ(普通の出来事にすり替え(意訳))している気がする。でも現実って、もっと異常だと思う。それをまともに見てしまうと頭がパニくるから、無意識に記憶を操作しているのかも。

ドラマを見ていても、普通すぎるほど普通のやりとりが中心でちょっとした刺激(異常さ)が散りばめられている方が「リアル」だと感じることが多い。でも、この全編異常なドラマが面白いのも、やっぱり「リアル」だからだと思う。やっぱり、単に奇をてらっているだけではないな、と感じる。目を逸らしていた現実の異常さが、ちゃんと切り取られている気がする。

竜崎ゴウ役の唐沢寿明さんのアッケラカンとした感じが、なんか一服の清涼剤のようで、すごく気持ちいい。彼も他のメンバーと同様に異常なんだけど、今のところ唯一、コンプレックスを見せていない人だから、清涼剤になり得ているのかもしれない。

ところで、そこはかとなく絶対運命黙示録な感じを受けているのは、俺だけかな?

今回のラストで、シズクが「(裏切り者が誰か)あたりは付けてあるわ」と言った後、ミヤビ(西田尚美)がリリ(伊東美咲)に愛撫されながらアユムのことを思い出しているシーンがあって静かに終わる幕切れの余韻。不条理なシーンの応酬。まさにアレをモチーフにしてる気が。無表情に喋り受身的に相談に乗りつつ周囲を牛耳っているシズク自身は、薔薇の花嫁をほうふつとさせるし。

「踊る大捜査線」もエヴァを刺激にしつつまったく新しいドラマを作り出していたし、このドラマもまたアニメの手法をうまく取り入れて、何か新しい金字塔を打ち立てるのかも! と期待してしまうなぁ。


2000/10/18(水) (10/23 記入)

■涙をふいて■ 10/18放送 (第2話) KW: 俺は他人じゃないぞ!

勝男(江口洋介)が病院に来たとき、意識が戻らない母の元で、普段は表に出さない気持ちを吐露して、ケータイに残る母のメッセージを読んでいた健太(二宮和也)。いいシーンだけど、ちょっとタイミング的にわざとらしい感じがしてしまった。ああいうことは、もっと前にやっていそうに思えるから、あそこで始めてというのも変だし、同じことをもう一回やっているのも変だし。

ちょっと俺の中では、バランス的に微妙になりつつあるかも。

■ストレートニュース■ 10/18放送 (第2話) KW: エステはやっぱり不正していた

エステの不正を投稿してきた女性が、クレーマー行為で逮捕。それを聞いた俺も即、「あー嘘を言ってたのかぁ。」と短絡してしまったから、「エステの件もクレーマー行為かどうかはわからない」という矢島(三上博史)の言葉にはハッとさせられた。

その直後、ストレートニュースの誤報を報じる他局の放送を見て「これでもまだ違うというのか!?」と矢島に迫ったスタッフに対して、「この人、本質を見てない(あるいは見ようとしてない)。」と思えたことは、ちょっと嬉しかった。

事実を明らかにしたあとで、謝るべきことを謝った白石紀子(原田知世)。ちゃんと謝るのって大事。でも、以前にも書いたけど「不利になるから謝ってはいけない」場面が世の中にはたくさんあって、すごく寂しいよ。謝ることも計算づくでやらなくてはいけないなんて......って俺の甘さだけどさ。

今回は、割と分かり易いストーリーだったね。示談の場に乗り込んで、弁護士に向かって叫ぶ矢島とか。

矢島が言う「ケリをつけなければならないこと」って、何だろうね。


2000/10/17(火) (10/23 記入)

■編集王■ 10/17放送 (第2話) KW: 長いものにはマカロニ

わーい、内山理名ちゃんだぁ! もうそれだけでオッケーって感じ。(笑)

編集長・疎井(蟹江敬三)は、なにかと言うと「責任とって辞めてもらうぞ!」 まぁ、漫画家も編集者もなりたい人がたくさんいて、そういう買い手市場にあぐらをかいてるんだろうねぇ。

目白通代(京野ことみ)が担当した漫画家が、実は既に何回も失敗していて、通代がそれをずっとフォローし続けていたっていうのは、けっこう説得力があったね。

今回はちゃんと、内山理名ちゃんを他誌でデビューさせたっていう結論があったね。結局先週の、爆弾のこと・連載落ちのことは、ほっぽらかしかぁ。ちょっとガッカリ。

■神様のいたずら■ 10/17放送 (第2話) KW: 一緒に暮らさないか!

ホームで電車を待つ賢三(岸谷五朗)の元へ、息せき切って走ってきたエリ(鈴木杏)。その後のやりとり、「一緒に暮らさないか!」、そして電車に飛び乗るところまで、ずっとウルウルしっぱなしだったけど、涙腺が解放したのは、ハァハァいっているエリの表情が見えた瞬間だった。

顔が映るまで、もっと切なそうな表情を予想していたんだけど、映った表情には、鬼気迫るものがあったんだよね。それを見て、「あっ! そうだよ! こういう気持ちになるよ!」と感じて、それで涙がワーッと出てしまったんだ。杏ちゃんってすごい女優だなぁ、と思ったよ。

あと、迂闊(うかつ)にも俺は、エリが駅に来るとは思っていなくて、驚いたというのもある。後から考えれば、ありそうな展開だったんだけどね。

ジョッキをカパカパあけて酒癖も悪い葉月さん(財前直見)。実は財前直見さん自身がそれに近いらしいから、なんかちょっと痛々しいものを感じたり。(笑) でも思うけど、財前直見さんみたいな人には、幸せな妻の座に納まったりしないで、是非とも一生独身でいて欲しいなぁ。(笑) そうすると、なんか勇気づけられる気がするよ。なんでかわからないけど。


2000/10/16(月) (10/23 記入)

■やまとなでしこ■ 10/16放送 (第2話) KW: ボートから落ちてズブ濡れでキス

桜子のことを話す欧介(堤真一)に「なになに?」と興味津々でアドバイスしまくりな、学生時代の元カノ・真理子さん(森口瑤子)。もちろんもう 10年以上も昔の話だから、わだかまりも皆無なんだろうけど、なんか切ない感じがするなぁ。

しっかしバレたねぇ、嘘が。でもそれで終わりにならないのが確実なところが、安心というか、つまらないというか。(笑) 金が一番大事なはずの桜子(松嶋菜々子)が、欧介を男として好きになってしまって、そういう自分に戸惑って、いろいろバタバタするんだろうね。

スチュワーデス仲間の若葉(矢田亜希子)は、欧介(堤真一)に一目惚れの模様。矢田亜希子さんなのに、いつもの横恋慕とか復讐とかじゃなくて純粋に「好きっ!」って感じなのが新鮮。一方で、同じくスチュワーデス仲間の なみ(須藤理彩)は、本命の礼二(押尾学)に逢えないからと、紳一郎(筧利夫)を呼び出して弄んでいたり。主役の桜子よりも、こっちの二人の動きの方が楽しみかも。


2000/10/15(日) (10/23 記入)

■オヤジぃ。■ 10/15放送 (第2話) KW: 完一、すみかを救出(博を盾にして)

国東博くん(及川光博)、なんか隠してるっぽいよねぇ。なんだろ? で、次回予告を見ると、博くんは結婚式をドタキャンするらしい!? まあその方が、すず(広末涼子)のためになる気はするけどね。

コギャルなすみか(矢沢心)は、さっそく神崎家の一家団らんに感激! 涙で化粧が崩れた時には、洗面後の素顔が見れるかも! と期待したけど、しっかり化粧直ししてたね。ちょっとガッカリ。(笑)

真知子さん(石田ゆり子)は完一(田村正和)に恋愛相談。ずっと年上で医者で妻子がいる人って、完一は「自分のことだ」と思っちゃっただろうけど、どうなのかな? 女はコワイからねぇ。

小百合(水野美紀)が妊娠!? でもそうだよねー。一番カタブツそうな子が、突拍子もなくこんなことになるのって、よく聞くからなぁ。さて、父の反応は......


2000/10/13(金) (10/23 記入)

■真夏のメリークリスマス■ 10/13放送 (第1話) KW: 波流が上京

ずっと、中谷美紀さんと竹野内豊くんを鑑賞していた。実は、見てからずいぶん経つんだけど、どういう流れのドラマだったのか思い出せない。(笑) 登場人物たちが小さい頃、同じ施設にいて、沖縄で雪(←ニセの)を降らせてみせた涼(竹野内豊)がいて、それに感激した波流(中谷美紀)がいて、波流が東京に出てきて、それでどうだったっけ!?

まあきっと、何か最終目的のあるストーリーではなさそうな気がするけど。この前の「フレンズ」もそうだったから。


2000/10/12(木) (10/23 記入)

■渡る世間は鬼ばかり■ 10/12放送 (第2話) KW: 英作が浮気!?

夜勤のはずの英作(植草克秀)が病院にいなかったと聞いて、「浮気だ!」と決めつける常子(京唄子)と長子(藤田朋子)。タキさん(野村昭子)に至っては「浮気は男の甲斐性!」とまで言い出す始末。ちょっと短絡的すぎ。(笑) でも、翌日に突然帰ってきた英作が、クラブのママと一緒なのを見れば、確信が深まってしまって長子が「別れる!」と言い出すのも仕方ないのかも。

それにしても、真面目に毎日夜勤していても、たった一度夜勤していなかっただけで、それまでの夜勤も全て嘘で浮気だったと思われちゃうんだから、人の信頼を得るのって難しいことだよね。

実のところ英作は、妹夫婦が本間医院を継ぐことに疎外感を感じて、岡倉家にも居づらくなって、仕事に没頭することで気持ちをごまかしていたんだよね。でもその仕事でも、後輩が先に出世してしまい、やりきれない気持ちになって、夜勤のはずがフラフラと飲みに行ってしまっていたという......英作が正直に話してくれれば、素直に受け止めてあげるのが長子のいいところ。出世のことについても、英作が目指していた脳外科医の姿、すなわち、患者さんのために力を尽くして喜ばれることにやりがいを見出す姿を思い起こさせ、癒しを与えていた。いいよね。

■スタイル!■ 10/12放送 (第1話) KW: 食えない女たち

仕事も恋愛もバリバリこなし、信頼も厚く、非の打ち所のない主人公・都筑カオル(本木雅弘)。本木雅弘くん自身も非の打ち所がないから、非の打ち所ありまくりの俺が感情移入するのは難しいかと思った。

でも終盤には、一筋縄ではいかない女性たちに囲まれ、3ヶ月というタイムリミットまで与えられ、これから先が思いやられる状況となった。こうなれば、感情移入のしようも出てくるんだよねー。(笑)

軽快なテンポで進みそうだから、気楽に見れそうだよ。

■ラブコンプレックス■ 10/12放送 (第1話) KW: 秘書室に就任

「スタイル!」と同様の軽快さもあるけど、ちょっと違うね。重さもあるし、とっつきにくさ違和感もある。だいたい導入部が意表をつきまくり。いきなりアユム(反町隆史)が高層ビルから落下してるし、なにやらト書きみたいにつぶやきながら行動してるし、合間に変なアイキャッチが出るし。こういう奇抜さを狙った展開には、それが破綻する心配もあるんだけど、最後まで破綻せずに乗り切りつつ、だんだんと分かり易い感じになっていって、とりあえずホッとした。スタッフロールを見ると「踊る大捜査線」の君塚良一さんの名前が! なるほどね。

それにしても、まともなヤツが一人もいないねぇ。母(江波杏子)にがんじがらめにされて性格がひん曲がってるアユムが、一番まともに見えるぐらい。こうもヘンさが徹底してると、逆に気持ちいいから不思議。女をヤル相手としか見ていないゴウ(唐沢寿明)はひどいヤツのはずなのに、なんかすがすがしいものを感じてしまう。唐沢寿明さんの味が出てるよね。

さて、どういう展開を見せてくれるんでしょうねぇ。
例によって予備知識ゼロだから、すごく楽しみ。


2000/10/11(水) (10/17 記入)

■涙をふいて■ 10/11放送 (第1話) KW: まとめて面倒見ます!

男の子たちの声が、みんな高くて澄んでいて、なんか新鮮だった。

番宣からして「人生は勝つことだ!」と主張していた勝男(江口洋介)に、感情移入できるか心配だったけど、なんとか大丈夫だったみたい。なんと言っても江口洋介さんだから、大勢でワイワイやってる様子は「ひとつ屋根の下」を彷彿とさせたし、植物状態のお母さん(岡田奈々)にも声は届くんだというあたりは「救命病棟24時」を彷彿とさせたし、期待は高まるよ。

とりあえず、早くお母さんが良くなるといいね。

■ストレートニュース■ 10/11放送 (第1話) KW: メインキャスター交代

ニュースの映像にリアリティがないなぁと感じたけど、一方で、矢島俊介(三上博史)が言うように、映像のリアリティって視聴者の思い込みにすぎないというか、作る側に踊らされてるだけかも、とも感じてみたり。

三上博史さんって、喋り方がハキハキしすぎていて、ちょっと気になった。
とりあえず、次回も見てみるけど。


2000/10/10(火) (10/17 記入)

■編集王■ 10/10放送 (第1話) KW: 爆弾は? 原稿は?

パワーで押していくタイプの役の場合、少しでもスキが見えると見ている側が不安になってしまって辛いけど、桃井環八役の原田泰造くんの場合には、全くスキを感じなかった。相変わらずセリフはカミカミっぽかったけど、このパワーがあれば安心して見れそうだよ。

漫画家の師匠・八代亜希......超可愛い声で誰かと思ったら、大竹しのぶさんじゃないの! うーん、俺、この声で落ちるなぁ、きっと。(笑)

爆弾はどうなった? 落ちかかっていてゴーストライターに依頼されていた原稿はどうなった? 次回に持ち越しなのかなぁ。

■神様のいたずら■ 10/10放送 (第1話) KW: 俺には父親の資格がない

葉月(財前直見)経由でエリ(鈴木杏)から渡されたオルゴールを、賢三(岸谷五朗)は「決別」と受け取っていた。だけど葉月は叫んだ。それは「忘れないで」という意味だと。俺もハッとさせられた。過去の過ちへの後悔から封印していた気持ちが、解き放たれた瞬間。

エリが乗ったバスの出発に間に合わなかった賢三。全速力でバスを追いかけながら、心から叫んだ声は、エリには届かなかった。切なかったねぇ。また逢ったとしても、きっと同じことは、なかなか言えないんだろうし。


2000/10/9(月) (10/17 記入)

■やまとなでしこ■ 10/9放送 (第1話) KW: 男と出逢いたいからスチュワーデス

男は金よ地位よ名誉よとまくし立てる神野桜子(松嶋菜々子)。あそこまで徹底してると、逆に気持ちいいね。桜子のような主張でも、ルックス重視という主張でも、どーせ俺的には圏外の話で他人事だしなー。(泣)

過去の恋人に似ている人に恋をする。昼ドラでもあったなぁ。正直者の欧介(堤真一)が柄にもなく嘘をつきとうそうとしてしまうほど、強烈に心を動かされる出逢いなんだろうね。でも相手にとっては、なかなか難しい話。嘘の問題がクリアされても、そうすんなりは行きそうもなさそう。

友達の嫁さん(森口瑤子)が昔の彼女ってのも、キュンとくるものがあるね。


2000/10/8(日) (10/17 記入)

■オヤジぃ。■ 10/8放送 (第1話) KW: 家族揃って食事が基本

ガンコおやじで押しまくる神崎完一(田村正和)と、そんな夫に文句一つ言わない(でもコントロールしてる風の)妻・美矢子さん(黒木瞳)の取り合わせが、なんともいい雰囲気。

小百合(水野美紀)がお見合い相手を断ったのが、父のせいなのか、自分自身がイヤだったのか、イマイチ不明だった気が。奥手らしいことは間違いないが。

すず(広末涼子)の国東さん(及川光博)との結婚話がなんとも急でビックリ。神崎家訪問後の別れ際、キスを期待したすずと、そんなことは念頭にもなく爽やかに「じゃ!」と言った国東さんの対比がなんとも。うーん、こんな風にヒロスエをじらしたりしてみたいものだ。

正(岡田准一)の優しいハンカチがきっかけで正につきまとうガングロ女子高生が、ベテラン脇役の矢沢心さんだと気づけば、登場シーンの増加が見込めるし、今後の二人の展開には期待大。父・完一は当然ガングロを否定するだろうから、彼女の素顔が見れる日も近いだろうしね。

完一がガンコを押し通して、若者にボコボコにされるシーンが。ガンコは身勝手ではなく、相当の覚悟が必要なんだ、と言いたかった?

なぜかクラブのおねいさん(石田ゆり子)に心が動いた完一。今後どう絡むのか不明だけど。とりあえず、石田ゆり子さんの逞しい肩幅が見れて幸せな俺であった。


2000/10/5(木) (10/16 記入)

■渡る世間は鬼ばかり■ 10/5放送 (第1話) KW: みんな相変わらずです

一年前の最終回の時は、さすがにもう続編はないだろうと思ったんだけど、また始まっちゃいましたねぇ。また一年間なのかな? ふぅ。見る方も大変だけど、やる方もよくやるよね。

幸楽の聖子(中島唱子)は、もはや完全な悪役だね。キミさん役の赤木春恵さん、かなりのお歳でイジワルパワーも弱まっているから、新キャラ・聖子でテコ入れって感じかな? 彼女の悪さを認識していないのは、キミさんだけだしね。周ちゃん(岡本信人)も「俺が惚れちゃったんだから...」と諦め顔。不憫すぎる。(泣)

野々下さん(大和田獏)が一緒に暮らしたがっていた加津(宇野なおみ)のこと......前のシリーズでも、邦子(東てる美)自身はずっと「渋々だけどオッケー」だったんだけど、当の加津が邦子を嫌っているのと、邦子の連れ子・隆(田中恭兵)とミカ(小此木麻里)が加津を嫌っているのがネックになっていたね。今回は......と言うと、なんと野々下さんが財力に任せてマンションの隣の部屋を買い取り、嫌っている同士が顔を合わせずに、すぐそばで暮らすことが可能となっていた! やるな野々下さん!

でもちょっと今回は、タイミングが悪かったみたい。引っ越す理由が聖子のせいだというのもみんな納得行かないだろうし、加津は今、学芸会での大役を楽しみにしていたところだったからね。俺も親の仕事の関係で小学校は 4つ行ったけど、できればやっぱり、6年間同じ学校に通いたかったからね。転校するにしても、せめて学年の切れ目の方がいいし。

ということで今すぐは無理だけど、でもいつか、加津には父と母の元で暮らして欲しい、と思うよ。加津には早く、父の努力や邦子の譲歩ぶりをひねくれずに受け入れられるようになって欲しいしね。まぁ、それができるようになっても、加津には「幸楽で聖子を止められるのは自分しかいない!」という責任感が芽生えているから、幸楽を離れようとしないかもね。(笑)

子供の産み場所の件で姑・満枝(木ノ実ナナ)と意見が合わず、離婚覚悟で実家に戻ってきたあかり(山辺有紀)。彼女を迎えた両親は......父・良(前田吟)は全面的にあかりの味方となり、母・弥生(長山藍子)は姑の気持ちを考えた客観的な意見を述べた。そして、「決めるのはあなたよ。」......うーん、バランスがいいよね。両親が自分の心の中の葛藤を客観的に見せてくれるから、あかりは冷静になって考えることができたと思う。

突然殴り込んできた良の同僚と良の会話も良かった。同僚は、言ってもどうにもならないとわかっていながら、良に怒りをぶつけ、良はそれを黙って受け止めていた。そして同僚は、最後に「ありがとう。」......同僚が去ったあと、あかりも弥生も姑のハナさんも、良のやったことは会社の命令で仕方がない、文句を言ってくる方がおかしいと言っていたけど、良はちゃんと、同僚の気持ちがわかっていた。泣かせるね。

これがきっかけとなって、あかりは秋葉家に戻ることを決意。と、そこへ、あかりを気遣う満枝からの電話。さらには、あかりが野田家で子供を産んでもいいと言う......それを聞いたあかりは、秋葉家で子供を産むことを決意した。お互いを思いやる気持ちが、お互いの心を動かした瞬間......いいよね。

葉子(野村真美)と政子(草笛光子)とムナカタさん(井上順)の奇妙な関係。仕事に生きる葉子に積極的な結婚願望がなく奥手になってるのもあるけど、政子さんと同居のままじゃ、結婚どころか関係の進展さえも望めない。息子夫婦から現実逃避している政子さんは、自分が二人のキューピットになってやろうとやる気満々なんだろうけど、そういうのって逆に、気持ちが冷めちゃうよね。

文子(中田喜子)は資格試験に向け家事をほっぽらかして勉強中。息子・望(冨田真之介)は、そんな母の食事の世話までしていた。ハワイから戻ってそれを知った亨(三田村邦彦)は、最初はひとしきり文句を言っていたけど、考えてみれば、以前から文子に口うるさく言っていた「息子をほっとけ!」が実現しているわけで、複雑な顔をしながらも、状況を認めた様子。母を毛嫌いしていた息子の変わり様を見ると、押してもダメなら引いてみなって本当だと思ったね。

英作(植草克秀)ってば複雑。ていうかやっぱ、登場人物の中で一番の甘えん坊、かつマザコン!? 母・常子(京唄子)が攻めてくれば嫌がるくせに、全く頼られなければいじけてしまうんだから......母の溺愛を受けられなくなっても、しっかりチャッカリ者の長子(藤田朋子)が自分を立ててくれて、さらにはその父・大吉さん(藤岡琢也)からも実の息子のように気遣われて、実はすごい幸せ者なんだぞー。わかってる?

いざこざが基本のドラマだけに、自分のことで手一杯の昨今は、他人の心配してる余裕もないし嫌だなーと思っていたんだけど、見始めてしまうとやっぱり面白くて、いやぁ、困った。(笑)

大吉父さん役の藤岡琢也さんは、リハも含め現場では一切台本を見ないんだってね! 台本は全部、自宅で声を出して読んで覚えるそうで、練習が始まると奥さんが「あ。岡倉大吉さんになっちゃった。」って言うんだって。大吉父さんのセリフはいつも、おかしみがありつつも心に響いて、軽妙な中に厚みを感じているんだけど、こういう影の努力があるんだねぇ。


2000/9/20(水)以前の放送分は 別ページ です。



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