ラインナップ(2001/２/６ 改定): ■HERO■2001年のおとこ運■ロケット・ボーイ■FACE 〜見知らぬ恋人〜■渡る世間は鬼ばかり■お前の諭吉が泣いている■カバチタレ!■ストロベリー・オンザ・ショートケーキ■白い影■
途中リタイア: ■別れさせ屋(1/29放送 第4話まで)■女子アナ。(1/9放送 第1話まで)■ビッグウイング(1/12放送 第1話まで)■向井荒太の動物日記 愛犬ロシナンテの災難(2/3放送 第4話まで)■
最初から見ない: ■21時・22時台以外■時代劇■NHK■
※ 日記をつけ始めた経緯を、「ドラマ雑記(19９８年4月〜)」ページの最後にまとめてあります。※
各話を思い出すのに役立つ!?「キーワード」がつけてあります。タイトル右の「KW: xxx」がそれです。
※ 2001/2/1(木)以降の放送分は 別ページ です。 ※
前回は、択己(高橋克典)の二重人格の原因は母親だと書いたけど、今回を見ると、あの冷酷な父親こそが最大の原因だったようだね。
さらには何か、出生にまつわる秘密もありそうな気配で。父親も秘書(田中美奈子)も妹・真理子(畑野浩子)もお手伝いさんも、その秘密を知っているらしく。そしてそして、択己は知らないけど亮(高橋克典)は知っているらしく。「行かないで!」と言う真理子は択己に何かを言いかけたけど、きっと例によって「実は血が繋がってない」とかじゃないかな?
今回の亮は、前回までとは違って「択己のフリをする」という賢さをみせた。秘書の入れ知恵もあって、攻め方を変えてきたのかな。それにしても、第2話のときにも書いたけど、亮は択己の持っている知識を利用できるんだね。択己が産み出した亮だけど、利用できるのは亮の側だし、相手に成りすますことができるのも亮の側。ちょうど、派生クラスから親クラスのプロパティやメソッドを利用できたり、親クラス型の変数に派生クラスのインスタンスが代入できたりする感じかな。(←なんじゃそりゃ) どちらも逆はできないから、二人の関係に似てるよね。(って何人が同意するんだ!?)
択己と早紀(仲間由紀恵)が一緒に飲んでいたバーで、ピアノを聞いてしまってから、実は亮が目を覚ましていた。いつもならすぐに見破る早紀だけど、択己の部屋で亮に初めて抱かれても、幸せを感じこそすれ、ぜんぜん気づく様子はなかった。かなり酔ってたんだねぇ。(笑)
自分が抱かれた相手は、択己じゃなくて亮。この気持ちって、わかりにくいよなぁ。双子のもう一人と、というのとも違って、肉体はまるで同じなんだから。まさにその肉体が、自分の肉体を通して、快楽をもたらしてくれたわけで。たった一度の肉体の感覚が、頭で懸命に考えていた理屈を、いとも簡単に凌駕してしまうこともあるし......頭こんがらがっちゃう感じかも。おまけに早紀は、前回まで完全な敵として捉えていた亮の「悲痛な叫び」を聞いてから、亮にかなり感情移入してしまっているしねー。亮と女(柴咲コウ)が抱き合い愛撫しあう様子なんて、見ていて堪らなかっただろうねぇ。
それだけでも十分混乱しているのに、相変わらず早紀の母はウザいし。
落ちぶれた岡田(山口祐一郎)も、「女たらし」の腕を見込まれて復活してきそうだし。
大変だねー。どうなっちゃうんだろ。
仕事で大活躍してるけど実は寂しくて、それでシングルマザーを目指している真野洋子(山本未来)。種馬吟味の結果、カヲル(押尾学)に狙いを定めて、誘惑して見事にタネを奪い取ったまでは良かったが、逆に心を奪い取られてしまったご様子。でも、男とのしがらみには懲りているから、自分の気持ちを否定して、カヲルを避けるようになった。でも、避けるってことは、良いにつけ悪いにつけ意識してるってことだし、逆にその意識が強まったりすることもあるわけで。やっぱカヲルには、それだけ彼女を惹き付けるモノがあるわけで。そうじゃない俺なんて、もう避けられもしないからねー。
真野洋子が見ていたノート PC 上の「相沢カヲル データ」と「シングルマザー化スケジュール」画面のタイトルバーは確か「男データ(スケ付)」とかなんとか。「スケ付」ってのが、なんかとってもソレっぽい感じで、なかなか。そんな専用ソフトあるんだぁ。(笑) シングルマザーの HP で配布してたりしたのかもね。
銭湯で壁越しに、真野洋子に向かって「何があっても信じてますから!」と叫ぶカヲル。「若いっていいねぇ!」と頷きあう伊倉(吹越満)と天羽(田辺誠一)と俺だった。(笑) 周りから見れば意外かもしれないけど、俺自身も「何があっても信じてる系」だからね。「鈍感」とか「バカ」とも言うけど。
真野洋子のことで思い悩み「忘れるべきかも」と揺れていたカヲルだけど、彼女の捨てたメモを発見したり、彼女のちょっとした笑顔を見たりしたときに、思わず笑顔がこぼれ、「やっぱり」と思い直していそうな感じを見せていたのにも、なかなかグッと来たかも。
なんか さくら(片瀬那奈)って、回を追うごとにどんどんあたる(菅野美穂)と姉妹らしくなって、言動まで似てきている気がしない? 初回なんて、「え? 姉妹に見えないよ?」と感じていたのに。きっと撮影現場で、菅野美穂さんと仲良くなって、お互いにどんどん感化されちゃってるんじゃないかな。カヲル役の押尾学くんともきっとそうで、カヲルが さくらの頭を小突いたりする様子が、とっても幼なじみっぽい親愛なる雰囲気でいい。もちろんどちらも、脚本や演出の上手さとか、視聴者の慣れ、というのもあるんだろうけど。あと、「ウオ!」とか「ギョエ!」とか「ゲッ!」とかの擬音な叫び声が絶妙な感じで使われているのも、なかなか気に入ってたりして。人によってはイタく感じて、拒絶反応があったりするかもしれないけど。
とにかく、登場人物たちと自分の年齢ギャップや日常寄りなストーリーからすれば、いつもはすぐ「リタイア」となるはずなのに、意外なほど楽しく見れているのは確かで。けっこう驚いてるんだな。
あたる関係については、フラれ人生な俺の場合ちょっと感情移入しすぎのため、ノーコメントということで。(笑)
あー俺も「試しにハグハグ」してみてぇ〜。でもそんなことされたら、誰でもすぐ好きになってしまいそうで怖いけど。(笑)
久利生公平(木村拓哉)は脱走した容疑者の写真を見て「この Gジャンはビンテージ物で 100万円。返り血を浴びるのにこんなの着て行くわけないでしょ。」と言った。最後にこの分析はハッタリだとわかったんだけど、もしこの分析がなくて、拠り所が「江上くん(勝村政信)の勘」だけだとしたら、レギュラー陣の行動も、ドラマを見る側の気持ちも、かなり違っていたんじゃないかな。この分析があったから、事務所のメンバー全員が一丸となって江上検事を救うために行動できたのだし、視聴者は最後まで「真犯人は別に居る」と信じ感情移入して見れたんだよね。うーん、なかなか。
真犯人は、焼肉屋のバイトの男だった。食い逃げ容疑者が真犯人か? と思っていたから意外。彼の言っていた「トイレに先客が居た」は嘘じゃなかったんだね。にしても、数千円しか所持してなくてあの大食いぶりだと、やっぱり怪しいんだけどさ。(笑)
またもやピカリンさん登場。やっぱインパクトあるわ。未だに「ピカリン」呼ばわりなのって、ご本人はどう思っているんだろ? (笑) 最後には久利生くんと打ち解けるあたりも、なんとも彼らしいキャラ。
さらには TV 通販仲間で、当たり外れを楽しんでいる点でも意気投合していたり。俺もけっこう TV 通販は利用するけど、運動器具類では「アブもの(腹筋鍛える系を勝手にこう呼んでます)」の奇抜な新製品をチェックして笑ったり、吹き替えの声優さんが誰か考えたりして楽しむだけで、実際にはあまり買わないけどね。「あまり」ね。(笑)
1年間付き合っていた純一(大沢樹生)に「他の人と結婚するから」と言われてフラれた加南子(菊池麻衣子)。純一の結婚する相手は、バツイチの香織(五十嵐いづみ)。
せっかく舞台を結婚式の披露宴会場に限定したのに、そこで起こる様々な出来事を、ぜんぜん整理しきれていない感じ。どこに重点を置きたいのか不明瞭。出来事のひとつひとつは、それなりに面白いのに。
ケーキ入刀時、加南子がカバンを抱えて二人に迫り、「刺すのか!?」とヒヤッとさせ。
でも取り出したのは、純一とのツーショット写真をラベルにしたワインボトルで。
続いて加南子がマイクを奪い取って、二人の過去を暴露。ピンチ!
しかしそのあと、女性陣に配ったメッセージカードでそれを「余興」に仕立て上げ。
さらには留吉(内藤剛志)が加南子の「女優魂」までくすぐって。
二人の生い立ち紹介コーナーの中での心理作戦があり。
そこで留吉は、少々計画から脱線しつつ。
納得がいかない美郷(村上里佳子)は加南子と話し、例によって正体をバラしかけて。
でも加南子はビデオカメラの前で「おめでとう」と言えて。
でもでも美郷は加南子に、純一と直接話すことを強要し。
新郎新婦控え室に行った加南子は、純一が香織に「彼女とは遊びだった。陥れられたんだ!」と言っているのを聞いてしまい。
それを聞いた美郷が、例によって本格的な暴走を開始!
千春(奥菜恵)と香織を部屋に閉じ込めて。
ポケットマネーで加南子に白いウエディングドレスを着せて。
偽のキャンドルサービスの中、「この結婚は打算だ」と言って欲しいという加南子に、純一は応えられず。
閉じ込められた部屋の中で、香織の気持ちが語られ。
千春と香織が、なぜだか部屋を脱出できて。
香織の話を聞いた千春も暴走しかけて。
白いドレスの加南子と青いドレスの香織が、階上と階下でアイコンタクトして入れ替わり。
それぞれの親御さんたちには、それぞれの事情があり、それぞれの想いで二人を祝福し。
加南子は納得した顔で式場を去り。
その間、亮一(中村俊介)は、次回の話への布石のためにちょくちょくと割り込んで......
なんか頭がこんがらがって、美郷の行動の部分とか間違ってるかも。ていうか、それぐらいいろいろとありすぎた。
太字のところに求心力を持ってこられるように、もっとうまく取捨選択できるはずだと思うんだけど、どうなんでしょう? 求心力をどこに感じたかと言えば、計画にちょっと揺さぶりをかけて、何かあっても何とかなるでしょうと、終始仕事を楽しんでいた留吉の存在感に、だね。主役じゃないのに。
とにかく、詰め込みすぎだよ。グッタリした。リタイアします。
石倉さん(いかりや長介)が倫子(竹内結子)に「聞きたいことが...」と言ったときは、ちょっとドキッとしたね。石倉さんの体の件ではなくて、ホッとしたけど。竹内結子ちゃんのホッペって、けっこうプックリしてるんだね。言われて初めて気づいたよ。
男に刺されたという女優さん(吉本多香美)の件は、「つづく」な訳ね。病院には、噂好きな看護婦たちだけじゃなくて、暇を持て余し刺激を求めている患者さんたちもいるから、機密を保つのは難しそうだなぁとは思っていたけど、小橋先生(上川隆也)に心を入れ替えるようなことを言っていた戸田次郎(吉沢悠)が女優さん入院の情報を売ったのには、ガックリ来たな。やっぱダメなヤツかも。
学生たちに突然、牛たちの世話を申し付けたり、牛の肛門に手を入れさせたり、世話をして情が移った牛・花子の健体解剖をやらせたりする浦島教授(根津甚八)。彼の言う「それをやる意義」は、後付けの理屈ではあるものの、どれももっともな内容。だけど......どれもが突然であることと、やっぱり私利私欲がきっかけであることが、どうも気に入らん。人間相手じゃなくて動物相手だから、きっと締め付けも弱くて、勝手気ままにやってる感じがする。そりゃあ立派な教授かもしれないけどさ。ちょっと信用ならない人だなぁ。
保健室の村井春さん(樹木希林)は、荒太(堂本剛)のことを、結局どうしたいのよ!? (笑)
哲也(窪塚洋介)に対する唯(深田恭子)の行動は、天性のものに満ちている感じ。哲也の部屋で、自分から服を脱ごうとして哲也を驚かせた直後に「あ! ゴハン作んなきゃ!」と走って部屋を出て行ったり。哲也はそんな彼女に手を振っていた自分に「あらら」と驚いているし。哲也がズバリと唯の行動心理を分析してみせても、唯は自分なりの言葉で応えていたし。
自分の好きな相手が他の人を好きだと知ったら、自分の気持ちを消せるか......「消せないよ。」と言う唯。「消せるね。」と言っておいて「超ウソ!」とおどける哲也。冷静に「俺は諦めるよ。」と言った まなと(滝沢秀明)には、まだ実体験が伴っていない。だけど、もう既に......
チェリー問題(笑)で悩む まなとは、哲也にも相談。まなとが話の中で無意識に登場させた女の子は、なぜか唯だったり。まなとの相手が遙(内山理名)だと知っている哲也が「もう経験のある女の子」を遙だと勘違いして驚いているのが、微笑ましい感じ。
まなとの腕モデルも 2日目。言われた通り、左手で参考書を持って読んでいるのがグー。(笑) 無事終了、絵も完成。そして例の問題にも、既に哲也が根回し済みだった。服を脱いで事も無げに「来なさいよ。」と言う美大の女性。「(チェリーは)ちょっとヤかな。」という唯の言葉も後押ししている。
まなとが昨晩セックスして朝帰りしたらしいことを、唯から聞いていた遙。彼を呼び出した遙は、昨晩部屋の明かりが点かなかった理由を まなとに聞いてカマをかけたけど、すぐ「ホントは知ってるんだ。」と白状し、白状したそばから自己嫌悪に陥っていたり。
昨晩のことと、なぜそうしたのかを、正直に告白する まなと。そういう男の行動を許すかブチ切れるかは、人それぞれかも。遙は許した。複雑な気持ちだけど、ちょっとした嬉しさもあって。自分のことを想ってくれるが故だという彼の気持ちを、素直に受け入れられたから。彼がもう遙とのセックスのことを考えてくれているんだとわかったから。そういう男の子の不安(未経験だと相手に嫌がられるかもしれない)はよくわからないけど、友達や周囲や TV から得た知識で「そうなんだろうな」と納得できるから。「本気ならヤだけど、浮気なら許す!」というのも、母の受け売りだったし。
まなとは*ほぼ*正直に告白したけど、「相手はプロの人?」と聞いた遙に「うん、プロの人。」と答えたのだけは、ちょっとした嘘だった。これって、ポイント高いよね。
真理子(石田ゆり子)は、自分にアプローチ中の男性と、結婚までを考えていた。哲也のことももう話したと言う。「生徒と付き合っていたことが*あった*」......この過去形が、哲也の胸を締め付ける。なぜ自分じゃダメなの!? 踏ん切りがつかず苦しい気持ちにバッサリとケリをつけて打算に走ろうとしている真理子の気持ちが、自分には痛いほどわかるのに。わかりすぎるから!?
唯の母・百合江さん役の岡田奈々さん、前シーズンの「涙をふいて」に引き続き、病弱な感じが似合いすぎです。(笑)
アトリエ改装の仕事が終わり、最近 久光さん(榎木孝明)に会えなくなって寂しかった葉子(野村真美)は、柄にもなく久光さんに直接 Tel.攻撃! 会話の内容は、仕事にかこつけてだったけどね。(笑) そこで思い切って食事に誘ってみたら、久光さんはすんなりオッケー! 小躍りして喜ぶ葉子。なんだかなぁ。(笑)
腕の骨折でドラマの仕事ができなくなった加津(宇野なおみ)は、もう傷が完治してもドラマをやる気は無いみたいだね。ま、いいや。「渡る世間」で見れるから。(笑)
由紀(小林綾子)の夫＠婿養子が おかくらにやってきて、すったもんだしたけど結局、常子(京唄子)は本間病院に帰ることに。ホッとしたよ。決め手は英作(植草克秀)が、母・常子ではなく由紀夫婦の方に加勢したことだね。それで、意地を張っていた常子がシュンとしてしまった。こういうときにズバッと言えるところは長男らしいと思ったな。
良さん(前田吟)と平行線だった弥生さん(長山藍子)は、家出してフラッと秋葉家へ。姑・満枝(木ノ実ナナ)と話し、水耕栽培の仕事中のあかり(山辺有紀)夫婦に会い、仕事場に一緒に連れて来ている孫の顔を見ているうちに、カド張っていた気持ちが嘘のように落ち着いたみたい。こういうの、理屈じゃないんだろうね。自分の家に戻るなり、「飯炊き商売に自分も協力する」発言。良さん、驚いただろうね。ま、良かった良かった。
割と「一件落着」基調だった今回だけど、それで済む「渡る世間」であるはずもなく。最後には幸楽に、眞くん(えなりかずき)が例の HP で知り合った女の子を連れてきて、その女の子が、五月(泉ピン子)が二人の初対面の場にいたことを暴露! せっかく最近落ち着いていた眞くんだったのに......五月は息子の信頼を失うのか!?
「定員の 3倍の受験生を確保」が、とりあえずの表(おもて)の命題だったけど、それは達成できず。それどころか最終的な受験生はたった 1名......でも、これで先週に引き続きまた一人、本気でこの学校に居たいと願う生徒が増えた。アタフタしてるだけだった大平くん(国分太一)＠理事長も、この学校らしいオリジナル受験問題を産み出すという成果を密かにあげていたし、受験の形式自体も、年齢制限ナシで 3月末まで随時受付になった。こういう細かい積み重ねが、最終的には対処療法以上の「奇跡」を産むのかもしれないね。
こういう積み重ねを「承」とすれば、結城碧志(東山紀之)の双子の片割れかつ性格正反対男の登場は「転」ってところかな。まー楽しみだね。
ところで、鳩貝教頭こと長塚京三さんとの絡みが見れて嬉しかった、桂先生こと松下由樹さんだけど、冬の着膨れを差し引いても、太って見えすぎでは!? ちょっと悲しかったよ。食堂の西園寺さんこと森下愛子さんのオバサンぶりも......(泣) 昔、何かとお世話になった身としては、妙に悲しくて。(笑)
パッと見は線が細くてキレイな雄太くん(山口智久)と、彼が想いを告白した目の強い肉感的な女の子は、なんかお似合いだよねー。
千春(深津絵里)を「依頼者は誰だ!?」と叱咤していた長谷川(岡田浩暉)は、依頼者たちの父が意識を取り戻したと知って、なんか「実はそこまで予想済み〜」みたいな顔をしていたよね。なんかちょっと、ムカッと来た。(笑)
「私が好きになった人が、私を好きになってくれる確率は、メチャメチャ低い気がする」という千春の発言には、共感を禁じ得なかったよ。(泣)
最後のオジサンは、唐突すぎ。というか、よく引き受けたよなって感じ。
択己(高橋克典)の母は息子依存症で、息子だけが生き甲斐の人だった。まるで「渡る世間」の母・文子(中田喜子)と息子・望くん(冨田真之介)みたいな関係。(←この比較、何人の人がわかるんだ!?(笑)) ただ、依存されるのがイヤだと母にハッキリ言えた望くんと違って、択己はずっと我慢し続け、母の願いに応え続けて生きてきた。それで人格が分裂してしまったんだし、母のピアノの音色が「イヤでも耳に入ってくる」という点で逃れられない依存とダブり、トラウマになってしまったんだろうね。
由花(渡辺満里奈)の知り合いで学会から追放された医者が登場したりしてたけど、ストーリー的には、うーん......あまり進んでない感じだね。ちょっと焦(じ)れてきたかも。
気持ちよく見れてるんだけど、コメントが浮かばないなぁ。と言うより、浮かんだコメントは恥ずかしくて書けない、と言った方が正しいかな? なんか、最初の予想通りかも。
さくら(片瀬那奈)はなんだかんだと言い訳しながら伊倉(吹越満)と離れられず。
カヲル(押尾学)はついに真野洋子(山本未来)とエッチ。
ひとりぼっちの あたる(菅野美穂)は、なぜか天羽(田辺誠一)と一緒に朝を迎え。
ひとりぼっちの俺は、なぜかビデオのリモコンと一緒に朝を迎え。
「なぜか」じゃないだろう。
てな感じかな。(笑)
珍しい! 独りで一方的に盛り上がっていただけの男の側に立った話なんて。しかも、久利生公平こと木村拓哉くんが味方になって、感情移入してくれて怒りを抑えられなくなるという。すっごく貴重。
「気持ちが冷めた」って、伝家の宝刀だよね。で、これを言うのって女性。男は、気持ちが冷めたとしても体で繋がっていられちゃう単純な生き物だから、こういう理由で別れようとはしない。別れようとする理由は「他に好きな人ができた(もう既成事実アリ(笑))」とかかな。
どっちもどっちだけどさ。
「人の気持ちって不思議」とか「恋愛は何が起こるかわからない」とか「最初はそんなつもりじゃなかった」とか。「自分の気持ちの変化が自分でも悲しい」とか「もう自分の気持ちに嘘はつけない」とか。恋愛の「勝ち組(←あーヤな言葉)」だという意識を相手に気取られないようにと、いろいろと言葉を並べる女性。静かに微笑んでるけど本当は何を考えてるのかわからない女性の役に、森口瑤子さんはピッタリだよね。
「負け組」たる相手の男(雨上がりの宮迫さん)は、結婚詐欺で 100万円盗られたにもかかわらず、泣き寝入りするしかなかった。負けた方がバカ。負けてもがいて、逆に悪者にされて。それが法的・社会的には当然の報いで。つまり、恋愛の罪は、治外法権なわけで。
雨宮舞子(松たか子)が言った。「終始冷静だった貴女(森口瑤子)より、冷静さを失っていた久利生検事の方が、人間らしく思えました。」(←うろ覚えっす)......結局、そういうことだと思うな。って「そういうこと」って何なのよ!? (笑)
女 「あのとき、○○だよって言ってくれたじゃない!?」
男 「あんときは、あんときやー!!」(と言って女の頭を掴んで投げる)
明石家さんまさんが、昔よく言っていた話。けっこう好きだった。一回言ってみてぇ〜。
録画失敗。放送時間が 30分遅れになっていたため、前半 24分しか録れす。
この枠はときどきコレがあるんだった。(泣)
潮時かなぁ。
相変わらず「別れさせ屋」のルールを守れない美郷(村上里佳子)に、ちょっとイライラ来てるし。リタイアしちゃおっかなぁ。
石倉さんの嘘手術について......小橋先生(上川隆也)の言うことが正論だし、嘘手術自体にも保険の問題とか法的な問題があって、バレれば行田病院自体が危なくなる。でも......ドラマだけど......直江先生(中居正弘)の主張って一理あるなぁ、と思わされた。
「すべての嘘が、不幸だとは限らない。」
嘘も方便、その嘘がバレても......なかなか、深いよね。昨今は「自分の気持ちに素直に!」が正義になっているけど、これはその対極。もちろん、配慮しすぎた嘘は「余計なお世話」にもなるし、ある親愛なる婦人曰く「思い上がり」でもあるけど......「本人も奥さんも、ガンの告知を受け止めきれない」という直江先生の判断は、適切だと思えるな。そして......
「石倉さんも、いつか嘘に気づく。でも、嘘はつき通すんだ。」
嘘に気づいた石倉さんが、自分の死を静かに受け止めていく。小橋先生はそれを否定的に受け止め、きっと恨むだろうと言ったけど、直江先生はそうではないと言った。自分自身の実感として......
川べりの土手で、季節はずれのタンポポを探し出す倫子(竹内結子)。
嘘をつき通す中で、石倉さんにしてあげられること。
こういう気持ちを保ち続けられるなら、嘘もアリかな、と思えたよ。
ガミガミおばさん(泉ピン子)の飼っていたオウムは、猫にやられて死んじゃったのね......でも、気持ち良さそうに羽ばたいて、「ガミガミババア! アイシテル! アイシテル!」と言い残したと。
春菜ちゃん(安倍なつみ)も立ち直ったみたいだね。工藤くん(秋山純)がチャッピーに似ている犬を彼女に差し出したときには、「ああ、またズケズケと神経を逆撫でして!」と思ったけど、最後に彼女は、その犬を飼うことにしたし。
「ペットロス」ねぇ。昔、妹の飼っていたインコが死んだとき、妹の落ち込み方は凄かったよなぁ。
だらしない両親と頼れる姉を、一歩退いた目で分析してみせる遙(内山理名)の弟。「お母さんはご飯を作ってくれないんだ。でもお姉ちゃんの料理の方がおいしいから別にいいけどね。お姉ちゃん、いいお嫁さんになるよ。」 小さい男の子が大人の語彙を使っているあたり、すっごくリアルだと感じた。とは言え、弟は口ほどには割り切れていないと思うし、立派に母親代わりをやっている姉・遙も、それとは別に年齢なりの悩みを抱えているんだけどね。
何を考えてるかわからない突拍子も無い行動・言動、その反面で母の喘ぎ声を聞いて嬉し涙を流すような一面も見せる唯(深田恭子)。深田恭子ちゃんの可愛らしさ・演技力との相乗効果で、まなと(滝沢秀明)のみならず多くの人々の心を惹きつける魅力があるよね。相変わらずドタドタ走ってて、クマのぬいぐるみみたいだし。(笑)
でも一方の遙にも、というか内山理名ちゃんにも、かなり惹かれるものを感じてるんだよなぁ。前からなんとなく好きだったけど、前にも増して。ビデオで CM を早送りしてても、彼女の CM があると巻き戻して再生してしまったり。さすがに写真集を買うまでは行かないんだけど。(笑) うーん、なんでだろ? 決して美人と言うわけじゃなくて、どちらかと言えば面白い顔立ち。滝沢くんや深田恭子ちゃんに比べれば演技力はまだまだで、俺の感覚で言えば、表情は一種類しかないし。ナイスバディでもなければ色気とかがあるわけでもないし。うーん。
前にもちょっと書いたかもだけど、「なんで○○なんだ!?」と「!?」マークを多発させられると、いつの間にか強く惹かれている、というのはあるなぁ。「なんで顔が割と横に広いんだ!?」とか「なんで眉毛がそんなにビックリしてるんだ!?」とか「なんで目も口も楕円形でイラストにし易そうなんだ!?」とか「陸上選手っぽい劇走ぶりなのになんで意外に足が細いんだ!?」とかね。
逆に、誰が見ても美人だとか可愛いとかいう人には、素敵だなと感じてもそんなに強く惹きつけられたりしないんだよなぁ。自分の認識や想像から逸脱している部分に惹かれてしまう傾向があるのかな。だから、好きな人にぜんぜん好かれなかったり、逆に振り回されちゃったりするし、「好みのタイプは?」という質問にハッキリと答えられなかったりするし。好みを語るような、というか恋愛のことを語るような資格はないんだけどさ。
唯のラッキーカラーはピンク・赤系。遙はブルー系が好き。うーん、イメージにピッタリだよね。
幼なじみの間柄が「恋愛」を意識すると、ぎこちなくなり、言葉が少なくなり、あれこれと思い悩んでしまい......そうだよねぇ。似たような経験あるからわかるよ。と言っても小学校低学年ぐらいでだけど。(苦笑)
ファーストキス......既に描き尽くされた感があったし、自分自身にとっても「今更ねえ」と思っていたけど、あらためてキレイな若者たちと野島脚本で見せられると、やっぱり顔が赤らむものを感じ、情けないことに「戻りたいなぁ(一瞬だけ)」なんて思ったよ。
哲也(窪塚洋介)が真理子(石田ゆり子)に避けられてる。「癒してくれるのは貴方じゃないのよ。」とか言われて。堪んないよね。真理子の立場や抱え込んでいる想いを、哲也は十分すぎるほどに意識して、可哀想なほどに自分を抑えて、彼女と関わってきたというのに......
その一方で、哲也と唯がいい感じになっていたり。まなとがそれを知ったら、どう思うのか。きっと口では「別に」って言うだろうけど。
聖子(中島唱子)の事情。周ちゃん(岡本信人)の過去......いずれもちょっと、後から取って付けたような感じだったけど(笑)、でもまぁ、わからなくはないよね。とりあえず、お互いにホレ直したみたいで、良かった良かった。もちろんしばらく経てば、また以前のような横柄な態度とか、行き違いのケンカとかがあるんだろうけどね。(笑)
弥生さん(長山藍子)と良さん(前田吟)は、いよいよ険悪に。想いが平行線なときって、どうしようもないんだろうなぁ。また離婚だ何だってなるんだろうなぁ。
ドラマの主役をやれなくなったことを、超前向きに受け止めている加津(宇野なおみ)。クラスメートからの同情票までを予測済みで......なんともはや、参った。アンタは橋田壽賀子さんの生まれ変わりだよ。(笑) たぶん、オーディションに落ちたミカ(小此木麻里)に対してもプラスに働く、ということまで、既に考えているんだろうねー。
超迷惑な常子(京唄子)。しかも自覚ナシ。むしろ、こんなに役立ってるんだから感謝してちょうだいってな勢いで、独りで充実した毎日を送ってる。言ってもわからないようだし、ホント呆れるねぇ。ラストで突然おかくらにやってきた婿養子も、どうも常子を連れ戻しに着たのではないらしいし......まったく、どうなるんだろうね。
結果だけ見れば、今回の中心だった女子生徒は、鳩貝教頭(長塚京三)のせいでカバンをぶちまけて一万円を飛ばされ、周り回ったその一万円を、鳩貝教頭の手から受け取っただけなんだけど。
でもそのおかげで、秘めた気持ちを他人に話せて落ち着けたり、その話を聞いて一万円を渡し、生徒の笑顔を見て幸せな気持ちになったりという、心の交感が生まれた訳で。回り道だったけど、決して無駄ではなかった。
こんなことになるってことを、予想してたような、してないような......潔癖さんこと結城碧志(東山紀之)は、なかなか魅力的かも。今回はヒガシらしいマイケルなステップも見れたしね。(笑) オレもあの部分の振りは覚えてるけど、あんなキレ味抜群にはできないなぁ。
今回のダンサー志望の女の子は、ずる賢い男が痴漢したくせに代書屋・千春(深津絵里)を使ってきたことで、賠償金 30万円を払わされてしまった。そしてそれは、最後まで逆転されることはなかった......凄いよね。普通のドラマなら、最後にはその男を「ギャフン」と言わせてチャンチャン、ってトコなんだけど。「代書屋は、鉄人28号のリモコン」だってのを、さらに痛感させられた感じ。千春(深津絵里)の天敵たる婦人警官(篠原涼子)も、あくまで違反切符を切ってたしなぁ。
「筆箱じゃけん。」「キャー!!」......女子たちに囲まれチヤホヤされる雄太(山口智久)を妬んで、雄太をイジメる不良男子たち。そこに「雄太可愛いや」な不良女子たちが現れた! やれやれこれでイジメは解消......と思っていたら、雄太はさらに一段上だった。「日本男児を可愛いとは何事だ。カバチタレてんじゃねぇぞコラ!」......ちょっと驚いたね。でも不良女子たちはきっと、こんな雄太を以前にも増して「可愛いぃ〜!! (はあと)」と感じて、メロメロになったことでしょう。(笑) 10歳以上離れた弟・雄太の「オトコの部分」の成長ぶりを見た希美(常盤貴子)のリアクションも、なかなか面白かったね。
田中くん(市川染五郎)が飛び降り自殺したかもしれなくて、そんで「しばらくお休み」かぁ......なかなか、焦れるものがあるね。会社を辞めて今は一児の母なある同期の女の子は、織田裕二くんの体調が気になって感情移入できそうもないからと、リタイアするんだって。はぁ。織田くんには、無理せずにしっかりリハビリして欲しいと思うけど。でも無理しちゃうのかもなぁ。
次回は「踊る」の特番だそうだけど、実は、休日出勤した 1/20(土)、湾岸署こと我が社のビル前が妙にザワザワしてるなぁと思ったら、「ユースケ・サンタマリアと市川染五郎が来ていたらしい」と先輩が言っていた。先輩も彼らの姿は見えなかったらしいけど、ユースケくんのデカい声ですぐわかったんだって。(笑)
択己(高橋克典)をクビに追い込んだ告発メール......てっきり岡田(山口祐一郎)がやったものだと思ったけど、実は亮(高橋克典)が送信していたんだねぇ。択己の存在がわかっている亮は、択己のパソコン知識までも利用できる訳だ。
実家の妹・真理子(畑野浩子)とお手伝いさん、そして父親は、択己の秘密を知っているようだね。知らぬは母親ばかりナリ......
ストーリーは、まぁ何とも言えない状態なんだけど、各人のセリフ回しがけっこう自然で、割と気に入ってるんだよねー。
真野洋子(山本未来)をケチョンケチョンに言う あたる(菅野美穂)と さくら(片瀬那奈)には思わずウンウンと頷いてしまったし、その真野洋子のカヲル(押尾学)への迫り方もなかなかだったし。割と細かく見どころがある感じなので、一応、次回も見ることに。(笑)
うんうん、久利生公平(木村拓哉)を始めとする検事たちの言う通りだ! 事務所の全員の気持ちがひとつになって、牛丸さん(角野卓造)までがキッパリ言っちゃったりして、なんかとってもスッキリしすぎ。ただ、久利生公平の暴走で、事務所全員のプライベートがズタズタに。(笑) 禍根残るぞぉ。ドラマだから別にいいけど。
「別れさせ屋」のルールを破っちゃいかんよー美郷さん(村上里佳子)! ちょっとガッカリ。
三人目の不倫相手(藤田朋子)の最後の求愛......「子供を産ませて欲しい」を、今にも殺されそうだというのにキッパリと断った男(高知)。ちょっと、グッと来たね。そして最後、妻と一緒の無味乾燥な家の中でタバコを吸おうとしかけた夫を、妻はやっぱり「外で」と制止した。きっと「吸っていいよ」と言うだろう、と思っていたから、逆に切ない気持ちがこみ上げて来たよ。
志村倫子(竹内結子)の視点でストーリーが展開しつつ、ナレーションは直江先生(中居正弘)なんだね。直江先生は体悪そう。ドラマの世界では、体が悪いと許されることがいっぱいあるからねぇ。どうなるんでしょ。
行田病院の院長(津川雅彦)の娘・三樹子(原沙知絵)との婚約が噂され、看護婦たちにも大人気な小橋先生(上川隆也)。新人の倫子に高いワインを送る様子を見て、やきもちを焼いたり冷やかしたりする看護婦たちからは、「いいオトコは売れちゃってるのよねぇ。」というため息が聞こえてきそう。でも、看護婦の一人・高木亜紀子(小西真奈美)は、まだ諦めていない感じ。これから彼女のアタックとかが見れるのかな?
一方、看護婦たちから「触らぬ神にタタリ無し」と避けられてる直江先生の方は、密かに三樹子や製薬会社の MR (営業)・二関小夜子(菊川怜)とも付き合ってるらしい。もちろんそーゆー秘密は、看護婦たちが全て把握済み。(笑)
救急で運ばれてきたのに暴れて治療できない戸田次郎(吉沢悠)を、直江先生は「トイレに閉じ込めろ」と指示。確かにちょっと現実離れした処置だけど、割と理にかなっているのかも。暴れるのなら麻酔とか鎮静剤を使えば良さそうだけど、麻酔を使うと縫った傷が塞がりにくいって言うからね。ウチの父も、転んで自分の歯で唇を中からザックリ切って救急病院に行ったときに「麻酔ナシで縫われた」って言ってたし。
倫子が前の病院を辞める原因となった戸田次郎は、今後どんな動きを見せるのか。またもや倫子を悩ませるんだろうけど......一方、ガンを告知されていない石倉さん(いかりや長介)には、直江先生提案の「嘘の手術」が予定されている。直江先生の主張を聞いていると、素人考えで「もっとも」と感じてしまったけど、問題なく済むのかなぁ。
まだストーリーについてどうこう言える段階じゃないんだけど、おっとりしてて体も弱いが他人を憎む気持ちが一切無いという荒太(堂本剛)には惹かれるものを感じるし、脇役には個性ある人たちが揃ってる。水野真紀さんが「キレイなお姉さん」*じゃない*ところなんかも面白いし、怪しい樹木希林さんも久しぶり。
ロシナンテ(マック)を引き取ったことでアパートを追い出された荒太の行き先が「女子寮」だっていうのも、惹かれるものを感じる。(笑)
「荒太が奇跡を起こす」とか言ってるのも楽しみだし、とりあえず次回も見てみます。
「スチュワーデス物語」を彷彿とさせる設定で予想されたように、やはり大映系の大味ドラマだった。(笑) 内田有紀ちゃんは可愛くていいんだけど、ドジでのろまっていうのがあまりにもベタでねー。
これはこれで笑って楽しめるのかもしれないけど、この後に続く「ストロベリー...」の繊細さを味わうのに悪影響がありそうなので、申し訳ないけど、このドラマはパスしたいな。両方ビデオに録ってあった今回も、悪影響が無いように、「愛犬ロシナンテの災難」を先に見て口直ししてから「ストロベリー...」を見たしね。(笑)
と言うわけで、リタイアさせていただきます。
主要メンバーが みんなキレイ! しかもその美しさは、各人で違った味わいを見せている。それだけでも満足できるのに、さらに野島伸二脚本と来たもんだ! これは見ないわけには行かないでしょう!
まなと(滝沢秀明)と遙(内山理名)が幼なじみで家が隣で、まなとの父(永島敏行)の再婚相手(岡田奈々)の連れ子が唯(深田恭子)なのね。で、まなとと唯は血の繋がっていない兄弟になると。
佐伯哲也こと窪塚洋介くんは、同じ野島伸二脚本の「リップスティック」と同様な「孤高の美しさ」を継承しつつ、セリフの言い回しには「池袋ウェストゲートパーク」の雰囲気が混じってたりしてて、なかなかいい感じ。先生(石田ゆり子)を愛するあまり留年を続けているらしいけど、実のところ体も悪いんだろうなぁ。野島さんだからね。(笑)
通販で買ったというナイフを、イジメるヤツらに突きつける まなと。その落ち着きぶりが、逆に怖い。でもきっと、まなとが自分で刺すのをやめたら、またヤツらはつけあがっていたと思う。やっぱり、本気で刺さないと......哲也が止めてくれて、本当に良かった。つけあがりまくったヤツらって、このぐらいしないと効果がないのかもなぁ。悲しいけど。
子供のために親が自分を犠牲にするんじゃなくて、親も自分の人生をちゃんと生きましょうってのが最近の風潮みたいだけど、でもなー。
父の再婚に対して実は複雑な心境の まなとが、父の話をはぐらかすのはもっともなのに、父はエゴ丸出しで「ちゃんと話を聞け」とか「うまくやってくれよな」とか言ったり、三人での話を切り上げてそそくさと部屋に戻る まなとに文句を言ったり、まなとが居るのにイチャついていたり。息子はもう 18歳で立派な大人だから聞き分けるのは当然、みたいな感じがして、ちょっとイヤだったなぁ。
遙の両親の行動ぶりも、子供たちの気持ちを考えていない感じ。悪いのは両親なのに、幼い弟に「ごめんね。」と謝って泣きながら料理をする遙。不憫すぎる。(泣) 遙の唯一の心の拠り所は まなとで、下駄箱手紙での思い切った告白までは辿り着いたんだけど、あと少しの思い切りができず、気持ちは結局まなとに伝わらず......待ち合わせをすっぽかされて帰ってきた まなとが、犬を連れて家から出てきた遙に手紙のことを言いかけたのに、遙がつい知らんぷりをしてしまったり、電話で遙が「実は」と言いかけたのに、まなとが電話を切ってしまったりと、微妙にすれ違ってしまったのが切なかったね。唯が現れたことで、二人の関係もどうなることやら......
久光さん(榎木孝明)を想う葉子(野村真美)は、おかくらでの新年会でも甲斐甲斐しく久光さんに料理を持ってきてあげたりしてた。「仕事や食事で世話になってるから」と理由をつけて......葉子らしいアプローチ。(笑) 長子(藤田朋子)はいつもの無意識な鋭さで「葉子ねえちゃんは、久光さんのことが好きなんじゃないのぉ。」なんてズバリ言ってたけど、大吉さん(藤岡琢也)は笑ってたし、タキさん(野村昭子)も「まさかぁ。(笑)」という反応だった。でもいつかはバレるね。まずそれに気づくのは、やっぱり大吉さんかな。
腕を骨折した加津(宇野なおみ)は、「もうドラマの主役はやれない」とわかってるみたいだね。それなのにみんなの前では、まだそれに気づいてないふりをして......健気すぎ。(泣) 発作的に幸楽の金を持ち逃げしてしまった聖子(中島唱子)が、行き場が無くて幸楽の周りをうろつきメチャメチャ弱まっているのを発見しても、加津は優しい言葉をかけていた。「おばあちゃん(赤木春恵)には、聖子しかいないんだよ!」って......強いものには厳しく、弱いものには優しい。よくできた子だよ。
家出して行方不明だった常子(京唄子)が、いよいよ おかくらに登場! しかも本人は おかくらに住み込もうって勢いだから、始末が悪すぎ。確かに今の常子の立場は可哀想だけど、店まで手伝おうとしてるのは、いい迷惑だよねぇ。「いい迷惑だ!」なんて言ったら、また拗(す)ねて騒ぎそうだしなぁ。まったく、どう扱っていいものやら。
新理事長・大平太郎こと国分太一くん、なんかいっつもこんな感じの、おどおどした役だねー。こんな感じの一方では、俺の愛聴する aiko と付き合ってたりするんだから、ニクいヤツだよ。
それにしても、なんか豪華な顔ぶれだねぇ。ナースでお馴染みの長塚京三さん・松下由樹さん、ガングロでお馴染みの名脇役・矢沢心さん、いつも通りに艶っぽい小雪さんもいれば、いつもらしからぬ引っ込み思案な役どころの野波麻帆さんもいる。あの森下愛子さんが脇役の脇役だし、実は体のキレがいい石ちゃんこと石塚英彦さんは、本人とは違って動きのニブい役どころ。以前の悪評にもかかわらず再び果敢にドラマに挑むヒロミさん(笑)や、細かいところで頑張ってるなぁという感じの伊藤高史くんは別としても、安定感のある羽場裕一さんや、大抜擢な浜崎貴司までいる。なかなか贅沢なキャスティングかも。
主役の結城碧志こと東山紀之さんは、これまでと違って、非常に本人らしい無表情な役どころ。金勘定ばかりしているようで、実は金という視点から本質を見抜いていて、飛び降り自殺しそうだった生徒を立ち直らせていたり。
ちょっと見てみようかな。展開がまどろっこしかったら、つまり、なかなか学校経営が改善しないようなら、すぐにやめるけどね。
オーソドックスだねぇ。(←誉め言葉)
ツボをしっかりついてくる、小気味よくきめ細かい展開だよ。安心して見ていられる。
人を信じすぎる希美(常盤貴子)が、人を信じない千春(深津絵里)の確固たる信念を、少しずつ狂わせて行く。千春は希美に感化され、共感し、人間らしく(?)なっていきそう。希美も千春に影響されて、何かが変わるかもしれない。今回は千春が希美を救ってばかりだったけど、きっと今後は希美が千春を救う場面も出てくるだろうし。うーん、期待が膨らむよ。
俺自身の性格は、希美だなぁ。まぁ、さすがに長年生きてきて多少の自衛力はついたと思うけど、それでもまだ、人を無条件に信じてしまいがちだし、その結果バカを見ても仕方ないや、と思ってるし。実際に失敗すると、けっこう辛いんだけどね。(笑)
千春が希美の弟・雄太(山口智久)を見て、奥に引っ込んで「可愛いじゃなぁい!(はあと)」と、女として色めき立ってたのには笑ったよねぇ。コンタクトにしてきて良かっただなんて、アンタもやっぱり女の子なのね。(笑) でも、たぶん 10歳ぐらい違うのに......あ、すごい年下の男の子に惹かれるなんて、もしかしたらオバサンの証拠かもね。(笑)
内容証明付きの郵便ねぇ。昔に一度だけ、もらったことがあるなぁ。
なかなかいいんじゃない?
小林(織田裕二)は超優柔不断な上に鈍感で、未だに子供っぽい夢を持っている情けない男だけど、本来は逆に男臭い織田裕二さんが演ってるから、うまくバランスがとれていて、安心して見れるよね。でもまあそれは、俺自身も優柔不断で鈍感で子供っぽいことと、俺も同じ男であるからかもしれない。女の子から見たら、彼の優柔不断さがムズ痒くて堪らないかもね。そういった意味では、これは男の子向けのドラマかも。
同棲して 8年にもなる彼女に逃げられたのに気づかず、1週間経って彼女からのバイク便が届き、やっとその事実に気づいた鈍感な小林。でもまぁ、8年も続いたんだからいいんじゃない? あ、逆に 8年も続いてた方がショックが大きいかな? まぁとにかく、そんな鈍感だけど純粋な小林を陰ながら思い続けていた君江(京野ことみ)が現れたりと、まだ幸せだよね。
小林は、見合いをすっぽかしたのに家の前で待っていた君江が彼のことを「昔のまま」だと喜ぶのを聞いて、実は夢にだらしなくしがみついてるだけで仕事もろくに出来ない自分を情けなく思い、「昔とは違う。もう大人なんだ。」なんて強がっていたけど、ファミレスを出て星空を見上げる彼を見た君江には、それが嘘だとわかっただろうね。
小林には逃げた彼女と君江が、鈴木(ユースケ・サンタマリア)には球場の初デートでフラれた爆乳の女の子とラーメン屋の娘・光子(須藤理彩)がいたけど、田中(市川染五郎)は仕事の話ばかりで、女性の影が無かったね。これから現れるんだろうか。それとも、三人でナンパしてたときに相手の女の子たちに「帰ってよし!」なんて言ってたから、いつもモテモテで特定の彼女は作らないヤツなのかもね。
そう言えば球場で鈴木といた女の子が爆乳だったなんて、俺はぜんぜん気付かなかったなぁ。普段はトロい小林だけど、そういう眼力だけは、なぜかしっかり養われているんだねぇ。(笑)
水野択己(高橋克典)は、ルックスは高橋克典だし(笑)、料理は作ってくれるし、早紀(仲間由紀恵)を気遣って買い物してくれるし、早紀の話を聞いて涙を流してくれるし、不倫相手の岡田(山口祐一郎)のところに乗り込んでくれるしと、相手をとことん思いやる優しさがあって、しかもそれが迷惑にならないようにと気遣う奥ゆかしさもあってと、女の子にとってはメチャメチャ理想的な男なんじゃない?
まぁ、そういう過剰なほどの優しさで自分の衝動を抑え込みすぎて、その反動が、もう一つの人格・亮を産んでしまったのかもしれないけどね。もちろん、メチャメチャ危険な香りのする亮も、女の子にとっては一つの理想だろうけど。一粒で二度美味しいってか!? (笑)
早紀の不倫相手・岡田のやり口はずる賢くて、早紀は彼にいいように遊ばれてると気付いてるのに、寂しさに耐えられなくて求めに応え続けていたんだね。山口祐一郎さんって、こういう役が多い気が。(笑) 早紀が択己に惹かれていると気づいてからも、陰湿な手で早紀を取り戻そうとしていた岡田だったけど、2回も亮にヤラれちゃって、少しは反省したのかと思ったら、次回予告ではまだ懲りずに、また「水野の秘密をばらすぞ!」とか言って早紀に迫ってるみたいだね。岡田にはもっと、亮に痛めつけてもらう必要がありそうだな。(笑)
択己は、記憶の無いときの自分を知らないけど、亮の方は、自分が択己の裏の人格だと気づいているようだね。「択己を消してオマエ(早紀)をモノにする!」とか言ってたし。高橋克典さんのファンの皆さんは、ぜひとも両方見たいだろうから、「二人とも頑張って!」って言いそう。もちろんその願いは、作り手の皆さんが百も承知だろうけどね。(笑)
早紀の唯一の理解者・由花こと渡辺満里奈さん、けっこう好き。肩幅広いし。(笑) 彼女自身、男にも女にも好かれる、頼れるお姉さんだよね。亮の女こと柴咲コウさんは、最近ずっとヒールな感じ。固定的な地位を確立したね。本人はもっと明るく弾けた役もやりたいみたいだけど。
失敗ばかりしてたのに、そのおかげで逆に人気が出てしまった大月真琴(水野美紀)。こういうのは、天性のものなのかもね。
幼なじみの雪(国分佐智子)を相手に仕事の失敗を嘆く真琴だけど、雪は「高倍率を突破して皆が羨む女子アナになった真琴の『自慢』にしか聞こえない」と言った。言ったと言うより、ちゃんとハッキリ言ってくれた、という感じだよね。いい友達だと思うよ。
真琴は、付き合ってるカレ・龍二(高杉瑞穂)に対しても同様で、久しぶりに逢えたのに自分の仕事の悩みばかり話していた。龍二は疎外感を感じてたけど、それを仄(ほの)めかすだけで、ハッキリとは言わなかったね。生活時間が合わなくてなかなか逢えなくなってるし、きっともうダメだね。とっとと別れて、俺みたく仕事一筋になっちゃいなさい。(笑)
これから、華やかに見える女子アナの裏側の苦悩と成長ぶりが描かれていくんだろうね。女子アナを目指す女の子には、けっこう参考になるのかも。でも俺には参考にならないなー。本物の女子アナさんたちの、表側の奮闘ぶりだけを見てる方が楽しいかも。
ってことで、リタイアしまーす。
体全体で首を傾けてみたり振り返ったり、体でリズムをつけながら話したりブーたれたりと、菅野美穂さん独特の「しぐさ」が炸裂していたね。
2000年のクリスマスイブの夜、同棲 1周年記念でもあるその日に、同棲相手に逃げられてしまった柚木あたる(菅野美穂)。記念日っぽい日に別れようとする人って、意外に多いんだよね。きっとフル側にとっては、そういう区切りの日にけじめをつける方が気持ち的に楽なんだろうけど、フラれる側にとっては、寝耳に水、天国から地獄って感じだよねー。
でもまぁ、1年も続いたんだからいいんじゃない? あ、逆に 1年も続いてた方がショックが大きいかな? まぁとにかく、やり場の無い気持ちを紛らわしてくれる相手・カヲル(押尾学)がすぐそばに居るんだから、まだ幸せだよ。そのカヲルは几帳面な性格だけど、ルックスが良くて優しくて料理ができてと、女の子にとってはなかなか理想的な男なんじゃないかな。もちろん女の子はその一方で刺激も求めるから、「何か物足りない!」とか言われちゃいそうだけど。
あたるとカヲルは昔付き合ってて別れちゃったみたいだけど、未だにアポなしでお互いの家に乗り込んだり、カヲルの母とも仲良く話せたり、フラれて落ち込んでたら慰めてくれたりと、お互いにかけがえの無い関係になっているよね。カヲルの母が言うように「また付き合っちゃえば?」とも思うけど、お互いに空気のようになっちゃってるし、付き合うことによって今の関係が崩れかねないし、別れた原因をまた意識しちゃうしで、その気があってもなかなか踏み切れないだろうね。
あたるの妹・さくら(片瀬那奈)の方は、不倫と来たもんだ。うーん、不倫については前シーズンでも何度か触れたけど、やっぱり経験ないから、ボクわかんないや。(笑)
で、肝心の見続けるかどうかなんだけど、うーん、ちょっと微妙かな。あたるやカヲルの気持ちはよくわかるんだけど、何かコメントしようとすると、共感や同情だけでなく、羨望・嫉妬・皮肉といったものが「ない交ぜ」の状態になりそうで、ちょっとカッコ悪いんだよね。(苦笑) 次回もドラマ雑記を書くかどうかは、次回を見てから決めようかな。
起承転結はオーソドックス(←誉め言葉)だし、木村くんはやっぱり木村くん(←誉め言葉か?)だね。久利生公平(木村拓哉)の目の付けどころ......ビデオの手動録画のこと、自転車放置のこと、船上での写真のこと......も、過去の事例に囚われず当事者に感情移入して考えられれば、割と気付けそうだ(と感じさせていた)から、そんなにムリヤリに感じなかったし。上層部の鍋島(児玉清)が既に久利生公平の能力を認めていて、その能力を知らないのはレギュラー陣だけだというのも、いい感じかな。誰もが認めていない男がいきなり能力を発揮していく、というのでは不自然だからね。
芝山(阿部寛)と美鈴さん(大塚寧々)は不倫みたいだけど、シーンをパターン化してサラッと流していたね。この辺は真剣に掘り下げようとはしてないみたい。見てる方にとっても、その方がいいかも。一方で、雨宮舞子(松たか子)と付き合っていたと勘違いしていた江上(勝村政信)のアタフタぶりは、ちょっと見るに堪えない感じだったかな。
きっと久利生公平の人物像作りの半分は、木村くんの意見だろうね。木村くんはいつもそうで、与えられた役になり切るんじゃなくて、与えられた役と「木村拓哉」を融合してしまうんだよなぁ。事前の番宣での「よろしこ」の連発を聞いて、すごく拒絶反応を感じたんだけど、こういうのも木村くんが言うと流行っちゃったりするんだろうねぇ。(苦笑)
角野卓造さんは、「渡る世間」との掛け持ち ご苦労さまです。(笑)
中盤まで何が何やらよくわからなかったけど、最終的には「過去に三宅(石黒賢)に騙され売り飛ばされた女性の依頼」で、なんだかんだ言って結果的に美郷(村上里佳子)は「別れさせられて良かった」んだよね。そういう風に別れさせ屋が、人を破滅させるのではなく人を救うための仕事をやっていたのだということもわかって、なんか安堵感があったなぁ。
それにしても、依頼した女性の目的は、自分を騙して貶(おとし)めた三宅を「もう一度自分に振り向かせるため」だというのだから......恋にハマるのって、怖いよねぇ。
ドラマの予備知識が全然なかったものだから、別れさせられる側の美郷が主役らしいのを見て、最初は「この人を別れさせるのに 1クール使うのかなぁ」と思ってしまったよ。そうじゃなくて、次回からは美郷も「別れさせ屋」になる訳ね。
村上里佳子さんにはとっつきにくいイメージがあったけど、付き合ってる男に問題があっても許してしまうという情に流されやすい面と、その反面でアタッシュケースで相手の気持ちを試すという狡猾で疑り深い面を併せ持っているという美郷の設定は、村上里佳子さんの逞しい感じとの相乗効果もあり、意外に感情移入し易くて驚いたよ。いつも粘っこく甘ったるい喋りが気になってしまう水沢千春こと奥菜恵ちゃんも、今回はなんとか許容範囲みたいだし。
こういう感じなら、なんとか続けて見れそうだよ。
次回予告が第4話分まであったのにも驚いたねぇ。こんなの初めてなんじゃない?
※ 2000/12/28(木)以前の放送分は 別ページ です。 ※